自宅でのお灸が難しいのは、
すえる場所が解らない、
効果が感じられない。
というのがあると思います。

鍼灸院での治療と治療の間を繋ぐ養生であれば
手足のツボだけでいいのですが、

そうでなければやっぱり、

つらい症状にアプローチしないと

ピンとこないんですよね。

なので、一番効果が感じやすい、
肩こりのお灸をまず紹介します。

 

まず覚えてほしいのはお灸のルール。

お灸は上から下、体幹から末端。

肩こりなら《首→肩→腕》

の順にすえていきます。


このルールはとても大切なので、

忘れないで下さい。

 

下から上にすると、

もともと陽気の多い頭に

熱が追いやられてしまう。

 

首肩腕を一気にやるのは問題ないのですが、

下から上には絶対やらない。

特に高血圧の方は注意が必要です。

 

「頭寒足熱」の身体を作るイメージで。

 

あと、熱かったら我慢せず取る。

ツンとしなくても十分効くし、

この場合むしろ、

水彩絵の具を重ねていくように、

弱い刺激を重ねていく方がいいのです。

 

それからまずは、

半身ずつやってみてほしいです。

 

 

例えば右首、右肩、右腕をすえた段階で、

左側との感覚の違いを感じてみましょう。


肩こりや腰痛ははツボより、
自分の感覚が大切です。

軽く押してみて痛い所、
気持ちいい所、
イタ気持ちいい所。
 

 


↑こういう所がコリやすい。
量もこれくらいが目安。

 

ツボでいうとー

天柱、風池、肩井、

肩外兪、膏肓とかに当たりますが、
ツボを探す必要はなくて、

あくまで自分の感覚を大切に。

 

私はお灸の扱いに慣れているので、
全身自分ですえられるんですけど、
慣れないと背中など難しいかも。
家族でお互いやるのもいいと思います。

 

腕のツボも2〜3箇所、

必ず取るように。

 

 

私たちは「腕に引く」

という云い方をしますが、
こうすることで、局所の首肩に

気血が集まりすぎないようにするのです。

 

腕も触って反応がある場所でもいいし、
ツボ図を参考に、

自分の症状に合わせたツボを選んでも。

 

手三里、合谷、内関あたりは、

症状に関わらず養生で使えるツボなので、
どこにやっていいか解らない時はここを。
 

コリの反応に合わせて、
同じ場所に3壮まではすえてもいいのですが、
高血圧やその他基礎疾患がある方や、
体力に自信がない方は、
物足りなくてもしばらくは、
1壮で様子をみて下さい。

今はこんな状況だから
通院も勧めづらいけど、
何か症状がある方は本当は一度、
鍼灸師の指導を受けられるといいですね。

あとこれは、慢性的な肩こりに対するお灸。
寝違いやスポーツで痛めた時など、
急性の痛みには当てはまりません。

色々書きましたが、
自分で“ここ!”と思う感覚を信じて、
やってみて下さいねビックリマーク
 

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