8月15日 | 呑気じじいのひとり言

呑気じじいのひとり言

不思議な時代になっちゃった!

大阪でアメリカ機の空襲を受け、
町内全体が焼け野原。


家を焼かれ、
母の田舎で迎えた山陰のあの日は、
晴天で雲ひとつなかった。


蝉の声が余計暑さを感じさせた。


中学(高校制度はその頃まだなかった)は、
夏休みで、誰が云ったのか
「今日ラジオで重大放送があるげな」


ラジオのある家の前に5、6人 集まっていた。


放送が始まったが、
何かガア、ガア、雑音でよく聞こえない。


後で考えると、
(あれは誰かこの放送に反対する連中が妨害したのかも)


ボクが聞こえて、理解出来たのは、


『タエガタキオタエ、シノビガタキオシノビ~~~~モッテ~~~』

ここだけ。


あれ天皇陛下のお声だって、と誰かが。


「何ていったの?」


みな、よく分からない。


「なんでも戦争が終わったげな」

「 負けたのけ勝ったのけ?」

「ピカドン(原爆)が落ちて、降参だろうが」


広島で
ピカッと光って、ドーンと爆発したので、
その頃、原爆をそう言っていた。


その時、何かやけに空の青さが目にしみ、
回りが静止した様に感じられた。
蝉の声も 一瞬静かに。


ついこの間の出来事の様に思い出す。


突然開放されたみたいな、
ほっとして肩の荷がおりたような。


もう志願して軍人になる事もないし、
学生動員で働く事もないのかと。


洗脳されていたのか、
ボクも特攻隊志願だった。


兄は潜水艦で海底に。
ボクは空の上と。


天皇は当事、生き神様で、
そのお声をラジオで聞けるなんて…。
“玉音放送”と言われた。


あれから70年以上、平和が続いて、
時は流れ、少年を爺にしてしまった。


日本は戦争に負けたが、誇れる。


それを認める東南アジアの国々。
独立出来たのは、日本が戦ってくれたからだと。


軍事基地、軍隊相手のみを攻撃。


アメリカ軍みたいに、
人家を無差別に、民間人も子供も女性も関係なしに殺戮し焼き払い、
反撃されないと知るや、
面白半分に学生達の列に機銃掃射をしてくる。
戦闘機二機のパイロット(体験した事実)。


戦争を1つの大きな試合だと考えると、
それは、当然勝ち負けはある。
しかし反則はナシか。


卑怯な事をして勝つより、堂々と負けた方が、立派だと思いませんか。


観客(世界の国々)は認めだした。
なかには変な観客もいるが、
アメリカ人でさえ(ケント・ギル バ-ト氏他)
アメリカの間違いを指摘。


誇り高き武士道は日本軍。


この日が来る度に思い出し、
そしてこの日ばかりは、
あの頃のアメリカ人をさげすみたい気になる。


昨日(きのう)の敵は今日の友、と云うが、


ラグビーでのノーサイドの気になれない日である。




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