めずらしく次男からLine通話。

 

大事な話が二つあるという。

 

ひとつは,前に買ったPCのこと。

 

夏休みに宿題を提出するためだと,あわてて買ったPC。その後,すぐに,学校指定があるかもしれないから不要になるかもしれないといっていたPC。

 

「ワーストシナリオは,学校指定品に買い直さないと行けないことなので,早いうちに売りさばいてしまいなさい。安くても,そのプロセスがいい体験になるから。例えば,メルカリで,売ってみな」

 

と,プッシュしていたのですが,その後,ずっと放置されていたPCの話。

 

結局,学校からはその後も何のアナウンスもなく,そして,週に三回くらいは,今でも使っているので,このまま持ち続ける…,といった内容でした。

 

完全に間の抜けた話ですが,中学三年生だとこの程度かとも思い,Yesで,次の話に。

 

オーストラリア15日間の滞在プログラムに申し込みたいという。しかも,今日が締め切り。

 

「A案,B案,C案,3案もってきたら,考えてもいいよ。まずは,今日の締め切りを,なんとかネゴして延ばしてみることから,はじめてみて。まだ,ワンチャンスあるわけだから,応援するよ。」

 

すぐにOKすることもできたのだけれど,考え抜いて,親を説得するくらいの準備と心構えが大切だと判断し,壁になりました。

 

「そもそも,オーストラリアに何し行くの?」

 

「いやぁ,現地の学校通ったり…」

 

「先輩とか,プログラムに参加した人の話,聞いたの?」

 

「いやぁ,聞いてない」

 

「オーストラリアのどこ?」

 

「ゴールドコーストの近く…」

 

「そっか。お父さんね,はじめて海外に行ったのは,大学3年生の頃。一ヶ月くらい。その時,おばあちゃんがお金,助けてくれたから,お父さんも君たちを応援するよ。それはかまわないんだけど,準備とか,大切だと思うよ。いろいろ考えて,ほかにもお金と時間の使い方,あるでしょ。自分で,現地の学校に問い合わせてサマースクールに申し込むとか,知り合いを伝って誰か紹介してもらうとか。ツテがあるんだから,君ならできるでしょ。今は,Uberがあるから,車での移動もできるよ。海外が怖いんだったら,国内からはじめてみれば?日本の最北端や最南端に行ってみるとか。自転車で15週間走り続けて,行けるところまで行ってみるとか。安全に守られた世界から,一歩,自力で外にでてみなよ。冒険,応援するから。」

 

実際には,この三倍くらい,余計なことまで話しすぎたかと,反省。

 

父は,普段,コーチやカウンセラーとして傾聴に努めているのですよ。

 

君たちのことになると,つい,力みすぎていかんです。ごめん。