朝(というか,2:30だったので夜中かな),目覚めてから,

オンライン・ラーニングコミュニティのコメント替えし
コーヒーをハンドドリップで淹れて
読書は,読みかけの「フォーカス」(ダニエル・ゴールマン著)

 

 

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あいだに,廃刊となったBig Tomorrowの最終号をパラパラめくっていたら,

 

 

そこで紹介されていた「私はどうして販売外交に成功したか」(フランク・ベドガー著)が読みたくなり,本棚を探して取り出した。

 

 


朝のヨガスタジオに向かう電車のなかで読み始め,以前に一読したときには気づかなかったこと,最近の心理学での学びと結びつけながら読み進めている。

たとえば,ベドガーは最初に所属していた大リーグチームから解雇されたのだけれど,その理由は「のろま」だから。辛辣な批判を浴びたのだ。そうして,次のチームに移籍したときには,態度を180度変えた。心配性で慎重派だった自分を駆り立てて,きびきびダイナミックに情熱を解き放ったのだった。大活躍だった。

ここで大切なのは,マインドセットと行動だ。ネガティブなフィードバックを受け入れ,そして,以前の自分を知らない環境に身をおいて,勇気をもってチャレンジしたこと。

ひとのマインドセットには,大きく分けて二つの傾向がある。
ひとつは,証明型。ひとの能力は天性のものと硬直的に考え,機会が与えられたときには,自分の能力が試されているととらまえてしまう。

もうひとつは,成長型。機会によって,自分が成長すると捕まえることができる。

 

 


ベドガーのストーリーは,マインセットを変えられることを表している。証明型から成長型へ変わることができたのは,

・解雇という厳しい現実に直面したこと
・フィードバックを受け入れ,現実を直視したこと
・変わりたいと思ったこと
・環境,つきあう人をかえたこと
・行動したこと

しかし,ここでベドガーの物語は終わらない。
さらなる試練,肩を壊し野球が続けられなくなってしまったのだ。自分の強み,経験から培ってきたスキルや知識が活かせなくなってしまう。

キャリアショック
そこから,ベドガーのセールスマンとしてのキャリアがはじまった。
この本には,未経験からセールスを成功させる秘訣がつまっている。

ダニエル・ピンクが,今後すべてのビジネスマンがセールスになると説いた。それまでも「フリーエージェント時代の到来」「ハイコンセプト」「モチベーション3.0」と,世の中の流れを鋭く観察し,そして,その流れが日本にも遅れて押し寄せてきた。

 

 

 


「人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!」で語られているあらすじは,こんな感じ。

昔々,ほんの一部の人々しかセールスに関わっていなかった。その人達は毎日モノを売り,ほかの人達は別のことをして,誰もが幸せに暮らしていた。ある日のこと,世界が変化しはじめた。大企業は,ビジネスの変動期においては職務機能の細分化があまりうまくいかないことに気づいた。そんなわけで,職務の境界が広がるにつれ,変化に適応できる幅広いスキルが求められるようになり,そのなかにセールスの要素も含まれるようになったのである。

キャリアショック
「自分だけは大丈夫」と楽観視していないだろうか?
平均寿命がのび,定年延長となり,変化の激しい中で同じ事業,業態が続かないビジネス環境において,誰しもが直面する危機である。

他部署との調整を「雑用」として毛嫌いしていないだろうか?
エンジニアとしての職務・職責に誇りをもつことは,それはそれでプロフェッショナルとして大切なことではある。しかし,相手を説得し,納得してもらって動いてもらうと言うこと,つまり,“セールス“活動は,誰もが必要となる。その雑用こそが,将来かならず直面する危機を乗り越える筋力となる。

キャリアショックを乗り越えるのに,もっとも難しいのが,キャリアアイデンティティを書き換えることだ。
「セールスなんて」と侮蔑していた職務を担うのだ。その偏見を乗り越えることができた人だけが,新たな世界に羽ばたくことができる。

キャリアアイデンティティを書き換えるのに,3年はかかる。
実際にすこしずつ試しながら,新たにであう人達にもまれながら,だんだんと心に馴染んでくる。



朝練の後,今,こうしてスタバでタイピングしている。
ヨガクラスでは,油断していたら新しいアサナをいただき「プジャ・ピダーサナ」,これが,さっぱり決まらない。
まぁ,でも,焦らない。ここまで来るのに1年4ヶ月かかっているのだから。そう,ハーフプライマリーを克服するのに,いや,たったひとつのアサナ,マリーチアサーナDが貫通するのにずいぶんと月日を要したのだった。
「青虫は一度溶けて蝶になる」

 

 

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