今日,7月5日は日曜日,そして,満月。
なので,ヨガの練習はお休みです。
私がここ2年ほど続けているアシュタンガヨガでは,週に一度,そして,新月と満月のMoon Dayには,休息をとることがすすめられています。
昨日,一日,グダグダに過ごしてしまったのも,きっと,月の影響。これに,低気圧が加わった「満月×低気圧」のダブルパンチによるダメージは大きいです。
体の芯に重さを感じたり,皮膚の表面がシビれたり,とにかく甘いものが欲しくなり,惰眠とともにむさぼってしまいます。
そんなときは,普段,ストイックに過ごしている分,思いっきり怠惰に浸ることもOK。それが,昨日の過ごし方でした。
今朝も,一旦は4時に目を覚ましたものの,そこから二度寝。もうこれ以上眠られないとなるまで粘りました。
人間の脳は3層構造になっていて,感情をつかさどる辺縁系という層が真ん中にあります。
辺縁系のなかには,さらに,扁桃体と言われるアーモンド状の部位があり,喜怒哀楽にさらされると,ここがブルブル震えるのです。
そうすると,最上部にある前頭葉が機能しなくなります。
前頭葉は理性脳ともいわれ論理をつかさどるのですが,ここが感情に負けてしまうのです。
「扁桃体にジャックされた」状態です。
怠惰に浸りきるのは,このブルブル震える扁桃体を思いきり解放しているようなもので,これはこれで【情動発散】として大切なのです。
適度に発散させないと,一番下層にある脳幹の機能が押し込められ,それが行きすぎると,脳幹脳きのうである生命・身体維持機能がうまく働かなくなってしまうのです。
ストレスによる神経性疾患をもたらします。
情動発散には,大きく2つあります。激しい運動をしたり,歌を歌ったり,誰かと話をしたり…,これらが動的情動発散と呼ばれるのに対し,静かな音楽を聴いたり,ひとり自然の中をあるいたり,瞑想したりすることを性的情動発散といいます。
今は,こうして,自分の感情や体に生じた現象を言語化しています。
これは,「感情にラベルを貼る」ラベリングと呼ばれるのですが,今の自分の気持ちにラベルを貼る,たとえば,「今,自分は怒ってるんだな」とか「悲しんでいるんだな」と,実況中継でもするように心の状態を解説することで,前頭葉が動き出し,ブルブル震える扁桃体が落ち着いてくるのです。
泣いている子供は,呼吸が短くなっています。
そんな子供をあやすときには,「痛いねぇ」「悲しいねぇ」と不快や不安に寄り添い,そして,一度,フーッと息を大きく吐いて,細くて長い呼吸に導きます。
扁桃体は,いわば,自分の中にいる子供。
大人になれば,自分で自分の感情に気づき,適切に導くことが大切なのですね。
(1113文字)
朝_|木_|陽_|司|時空を超える🐣@AsakiYojihttps://t.co/iGRjxYqP9z
2020年07月05日 22:17