「夏といえば怪談」
夜にそんなものを見聞きしたら寝られないほどビビリな私である・・・
ネコを呼んで「いっしょに寝てや」と、至近距離に居てくれることを
願う・・・
一方で「さほど怖くない怪談」もある・・・
年じゅう水辺に立っていた「釣り人」の私には1冊の本が書けるほど
不可解な経験がある・・・
夜のおぞろおぞろしい場面でユウレイを見たことはないんだけどね・・・
それとは別に「体験」いう範疇で、いろんなことがありました・・・
さて・・・「怖くない怪談・・・」
我が家には「茨木童子」がやってくる・・・
夜のとばりがおりたら営業がはじまる「東山釣具店」(*^_^*)
おもちゃも多く売っている・・・
あるじの私が寝静まった頃に部屋の中を走り回っているんだ・・・
朝、起きると「ミニ四駆」や「プラレール」がひっくり返っていたり・・・
アンパンマンのレジにおもちゃのお金が置いてあって何かひとつ売れている
七福神のえべっさんが連れてくるようだ・・・
最近は暑いからかあまり来ていない・・・
もしくは私が寝相悪く、爆睡で気付いていないだけか・・・
ビジネスマンの頃は他府県の取引先へ出張の際、ほぼ決まった宿に
泊まっていた・・・
夜の盛り場へ出かけるようなことはしないから部屋で「翌日の帰りに使う」
釣具の手入れをしていたり、ご当地で買ったルアーなどを眺めていたり・・・
宿で「竿作りの工作」をしたこともある
今だったらミニ四駆も触っている可能性大・・・(*^_^*)
つまりは宿泊先でも「おもちゃ」を枕元に置いているもんだからやっぱり
遊びに来るのは童子(わらじ)ということになるんだろう・・・
パタパタと軽い足音で寝ている私の周りを走って、枕につまづいてコケる
「アタマを踏まれちまった・・・」
ねむけ眼で目を覚ますとお菓子がいくつかなくなっているというぐらいで
姿ははっきりと見たことがない・・・
私は翌朝アタマに出来たタンコブを触って顔を洗う
必ず走り回っているというのが伝説であり、自分の体験もそれに相当する
見ていないから特に「幸せなこと」が起きたことがない・・・
そして今に至る・・・
我が家に来る「茨木童子」はオニの子供で、私には心眼で見える・・・
大人やオッサンには見えない・・・
やさしい女性には見えるようだ・・・
ただし、オニのツノがあるためか、やはり「座敷わらし伝説」のように
見たからといって「特にいいこと」が起きる気配はまったくない・・・
どうやら友達と思われているようだ・・・
私がミニ四駆の部品を買いに行くと必ずついてきて同じモノを買う
小遣い銭はおばあちゃんにもらっているようだ・・・
えべっさんは台所の涼しい場所で酒を呑んでいるようなので時々お供えをする
そして私もそのお神酒をちょっともらう・・・
だいたいそのような繰り返しである
今日も仕事帰り、オモチャをひとつ買うてきた・・・
もしかすると「わんぱく小僧の魂」は私に宿っているのかもしれない(*^_^*)
酒も1パック買ってきた・・・
眠気を誘うのに一口呑んで、あとはえべっさんにお供えすることにした・・・