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在留邦人数が急増するベトナム。馴染める日本人、馴染めない日本人の弁とは?

2020年06月02日 | 海外移住で地獄に堕ちたはなし
在留邦人数が急増するベトナム。馴染める日本人、馴染めない日本人の弁とは?

6/2(火) 15:32配信
HARBOR BUSINESS Online
東南アジアで急速に注目を集めつつあるベトナム

ハノイの旧市街は、日本人が想像するベトナムらしい街並みで、何度歩いても楽しめる

 これまで東南アジア諸国で人気国と言えばタイが筆頭だった。観光名所もたくさんあり、ビジネスエリアとしても注目される。実際、日本の外務省が発表する在留邦人者数はタイは2018年10月1日時点において75,647人で、アメリカ、中国、オーストラリアに続いて4番目に、日本以外で日本人が多い国になる。

 しかし、この人気が今、陰りを見せている。外務省の同じ統計内で前年比が出ているが、タイの増加率が4%に対し、ベトナムが28.1%増となっている。これは在留邦人が多い上位25ヶ国で最も増加率が高い。2.2万人規模なので2000年代初頭あるいは1990年代後半のタイと同じくらいとはいえ、今、ベトナム人気が高まりつつある。

 元々タイが人気になったのは、2000年代に入ってからも何度か起こっている中国の対日感情が悪化がカントリーリスクと捉えられ、日系企業が中国一極集中をやめ、次の拠点を探し始めたことがきっかけでもある。そのときに白羽の矢が立ったのがタイだった。そして、2010年前後に急激に日系企業が増え、それに合わせて在住日本人も増加した。

 しかし、中国の教訓から日系企業はタイ一極集中も怖れ、タイプラスワンというリスクマネジメントを検討。そのときに候補に挙がったのがベトナム、カンボジア、インドネシア、ミャンマーだ。とはいえ、インフラや法令など諸々の事情がタイは抜群に優れていて、なかなか次の行き先がみつからない状態が続いていた。

 ところが、2019年くらいからタイ市場が頭打ちだと考える日系企業が増えた。そこで再度注目され始めているのがベトナムなのだ。2019年に開催された東南アジア最大の製造業者展示会「メタレックス」では、日系企業だけでなく、自治体の中小企業振興公社までもがベトナムを次の候補として具体的に挙げ始めている。以前は社会主義国ゆえに会社設立などに不透明な部分が多かったが、日本人、そして日系企業が増えてきたことでその辺りがわかりやすくなってきているのも要因だろう。

 ただ、ベトナムに移住した日本人たちに話を訊くと、多くが「ベトナムはよくない」、「タイの方がいい」などと口にする。このギャップはなんなのだろうか。


ベトナムと「肌が合わない」日本人の弁

 筆者はタイ在住だがベトナムが好きだ。食事もおいしく、ビールがちゃんとしたレストランでも大瓶で100円程度なので天国と感じる。なにより、タイと同じようにベトナム人が気さくで、滞在中はいつも楽しくて仕方がない。
  しかし、そのベトナム人を完全否定する日本人がいて、筆者の気持ちと真っ向から対峙する。住めば都とは言うが、実際にはそうでもないとようなのだ。30代前半に2年弱、首都ハノイに暮らした日本人Gさんが言った。

「とにかくいろいろなことにルーズなんです。約束は守られない。時間通りに来ないし、イライラすることばかり」

 いい加減な性格というのは東南アジア全体に共通するし、先進国でもすべてにきっちりしているわけではない。日本人が逆にルーズに対して厳しいのではないか。とはいえ、約束が守られないことは確かに感じる。「守られない」というよりも、そもそも「約束」の概念が違うのかもしれない。

 先日筆者はハノイに滞在していた(参照記事)。ベトナムは新型コロナウィルスに対して強い警戒心と強硬な対策を取っている。同じく強硬手段を実施するタイでさえ「明日明後日に始めます」といったアナウンスがあるが、ベトナムは突然変わってしまう。「今日の常識が明日の非常識」が普通なのだ。社会主義国ならそういったことはよくあることで、国民性もそうなっていくのかもしれない。

 一方で地域性もあると在住10年ほどのHさんが言う。かつてタイでも生活したことがある人物だ。

「ベトナムは人々の性格などに地域性があるんです。代表的なところで言えばハノイ出身者は冷たく、ホーチミンはおおらか。つき合い方は出身地を聞いてから考えないといけませんよ」

 これは多くの人――ベトナム人も在住日本人もみんな言うことだ。ハノイは北部であり首都でもあるので、隣人関係がドライなのだとか。ホーチミンは南国らしい気質を持つ。実際にハノイ在住で南部出身のベトナム人と結婚されている日本人が「市場で妻が南部出身とバレた途端、食べものを売ってくれなくなりました」とも言っていた。ベトナムの場合、1975年に終結したベトナム戦争で南北に分断されていたことも関係しているかもしれない。

 それから、ベトナム語の問題も大きいと話す日本人もいた。日系企業駐在員として暮らすFさんだ。

「ベトナム語はアルファベットに声調記号がつくので一見話しやすそうですが、発音がとても難しい。しかも、ベトナム人と同じ発音をしないと通じないので、私は早々にベトナム語習得はあきらめました」

 たとえば外国人がカタコトで話しかけてきても、日本語ならカタカナに変換してなんとか理解できる。ところがベトナム語は脳内変換できる文字がほかにないので、理解されにくい。これはタイでも起こることだが、Fさんは「タイ人はなんだかんだ理解する努力をするが、ベトナム人にそれはない」と切り捨てた。

 確かに言葉ができないと理解し合えない。また、滞在する外国人もベトナムの本質を知ることができないので、心の底からわかり合うことが困難だ。

現地の人と結婚しそのまま居着く人も

 一方で、すべての人がベトナムを嫌うわけではない。

 ベトナムでは外国の言語を習得することは、そのまま収入に直結する。英語が話せると何ドルくらい、日本語だと何ドルくらいの給料がもらえると、大学生などはみんな相場を把握している。ちなみに、ベトナムの通貨ドンは桁数が大きいので、給料や家賃、高額商品はドル建てで提示される。

 長期滞在だけでなく観光で訪れても、そういった語学堪能なベトナム人と出会うことができる。彼らの多くは海外渡航経験すらなく、ベトナム国内で英語や日本語を習得している。そして、実践で使いたい彼らは外国人に積極的に話しかけてくる。ただ、先の地域性もあって、ハノイでは飲食店(特にバーなど)で隣の人が話しかけてくることはほぼ皆無だが、ホーチミンはどんどん声をかけてきてくれる。

 日系企業駐在員の中にはベトナム人と結婚する人も少なくない。在住者曰く「ベトナムで結婚する人は多くが社内恋愛」なのだとか。ベトナム語は難しくてできないが、当のベトナム人が英語か日本語ができる。そうなれば社内でも話す時間が増え、自然、恋愛関係になっていく。

 そして、ベトナム人と結婚した人の多くが、そのままベトナムに居着くようだ。結婚相手だけでなくベトナムにも愛着が出てきて、帰任命令が出たらそのまま退職して日本に帰らない。こういう例は近年だけでも結構な数に上ると在住日本人が話してくれた。

 また、先の地域性の話に戻るが、ハノイに暮らして20年近くになるというPさんは、ハノイ人は冷たい性格ではないと否定する。

「確かにホーチミンの人たちよりはドライなところはあります。でも、つき合いが長くなって、彼らの懐に飛び込むことができたら、とても家族思いだし、友人や隣人を大切にする人たちですよ」

 Pさんによれば「上辺のつき合いで知らないだけ。実際にはハノイ人だって優しい」と断言する。筆者自身もハノイの滞在で市井の人たちが冷たかったという印象がない。

 とはいえ、筆者もタイ在住が20年近くになるので、在住者の言い分も理解できる部分はある。たとえばタイはタクシーの乗車拒否や時間にルーズなどが頻繁にある。旅行の場合、そういったいい加減さも土産話のひとつにもなるだろう。しかし、住んでいて、毎日それをやられると正直ストレスが溜まってくる。おそらくベトナムが嫌いだという在住者もそういった気持ちがあるのかもしれない。

 確かに住めば都とは海外ではなかなか簡単には言えない部分がある。とはいえ、いろいろとベトナム嫌いのニュアンスで話してくれた彼らも、なんだかんだ言って、いまだベトナムに住んでいるか、仕事でベトナムに絡めた仕事をしている。やはり、ベトナムはタイ同様、日本人を離さない魅力があるのだ。

<取材・文・撮影/高田胤臣>

【高田胤臣】
(Twitter ID:@NatureNENEAM)
たかだたねおみ●タイ在住のライター。最新刊に『亜細亜熱帯怪談』(高田胤臣著・丸山ゴンザレス監修・晶文社)がある。他に『バンコクアソビ』(イースト・プレス)など



>ハノイは北部であり首都でもあるので、隣人関係がドライなのだとか。ホーチミンは南国らしい気質を持つ。

これ逆じゃないのか?、、、北がホーチミン。北爆が有ったじゃないか。






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