古い建物のあちこちの不具合は人と同じで、年を取った当然の
現象だと思っている。
大きな地震にも、大雨洪水にも、何とか持ちこたえてくれている、
今現在、住まわせてもらっている、古い建物名を時々口にして
「 〇〇ありがとう 」 と、お礼を言うようになった。
たまたまなのか、何なのか、頻繁だった家鳴りがしなくなった。
お盆の今、ご先祖や縁ある諸霊が帰って来ておられる筈だが、
建物とも話をしているかも知れない。
以前、ベッドの部屋の天井の軋みが、眠れないほど気になって
いたがふと 「 ○○、もう少し我慢しようね 」 と言ったら、途端に
音がかすかになったので、それ以来お礼をいうようになった。
現在はまったく家鳴りはしない。