まるぞうさんの備忘録より
太古のウイルスの目が覚める。
Newsweek 2019年7月11日
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南極で1600年前のコケが再生した
2014年3月には、英国南極研究所(BAS)の研究チームが、
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シベリアで 3万年前から 4万年前の線虫も活動を再開
環境破壊や地球温暖化によって、多くの生物が絶滅の危機に
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/4-79.php
グレタさんは地球温暖化を止めるために飛行機を使わないで
移動するそうです。
ご苦労さまなことです。
彼女の乗る飛行機を動かさないどころか、世界中の化石燃料を
全て止めて、産業革命以前の生活に人類が戻ったとしても、
これから30年で上昇する0.1℃が上がらなくなるレベルです。
しかし地球は内部から温度を上げている。
それは人類が二酸化炭素を増やしていることとは直接的には
関係ありません。
ただし間接的には関係があります。
人類の活動が地球上のバランスを崩している。
というのが 「 今回の地球温暖化 」 の引き金だからです。
というのが私の空想小説です。
地球の森林面積が減少してきている。
多くの生物種が絶滅している。
これらの変化が地球に 「 温暖化 」 という現象を起こさせている。
私達の身体もウイルスに感染して風邪を引くと体温が上がって
ウイルスを退治するように。
西洋物質文明は 「 二酸化炭素増加=大気温度上昇 」
と、地球の活動を単純化して考える傾向があるのでしょう。
地球もまた大きな一つの生き物である。
それは私達日本人が古来から受け継いでいる感覚です。
日本人は自然を一つの生命として畏れ大切にして来ました。
しかし私達人類は、そのような畏れを忘れてしまう文明に
自らを感染させました。
ウイルスが暴走し始めているので、
地球が 「 もうそろそろ、そのぐらいでいいだろう 」
と内部から身震いして発熱しているのかもしれません。
人類もまた地球という生命に繋がっている。
アフリカのサハラ砂漠南部地域以外では人類の人口が急速に
減り始めていることと連動しています。
人類もまた地球という大きな生命の一部であります。
人類は地球のバランスを崩しているウイルスの張本人でありながら、
同時に地球のバランスを取っている主役であります。
人類の種の人口が多くの地域で減り始めていることも、私達の
深い意識のところでは地球と繋がっている。という空想小説です。
地球が人類の淘汰のために発熱を始めた。
永久凍土に封じ込められていた未知のウイルスを大気に放出させる。
海水面を上げて、海岸沿いの多くの人類の主要都市を水没させる。
寒暖のバランスを極端に振ることで厳しい気象現象で人類が作った
ものを祓い落とす。
それは人類にとっては厳しい時代ではありますが、この時期を
経験することにより、自然も大いなる生命であること。
感謝と畏れをもってお付き合いさせて頂くこと。
を再び思い出す文明へと変わっていくことでしょう。
人類の想念は地球生命の重要な役割。
人類の意識とは地球という生命の主人公でもあります。
本来は日本人が
① 災害を想定すること
② 災害に備える行動をすること
③ それでもダメなら仕方ないと腹を括ること
大きな災厄を小難にして割り勘にすることを学び始めている
ことと関係があります。
地球生命さんからすると、人類の想念が主人公なんだから、
もういい加減そろそろ目を覚ましてくんないかなあ。
という感じでしょうか。
そして現在ではそれは
「 日本列島に住んでいる人々 」 から始まっている。
厳しい気象災害であっても長い眼では塞翁が馬である。
古代の我々が忘れてしまった大切なことを思い出す洗礼
のように思います。
これから地球は更に暖まるのか、逆に寒冷化するのか、
あるいは温暖の差がどんどん厳しくなっていくのか。
それは単純に化石燃料を控えればいいのだという問題ではなく。
私達が地球という生命のいち部分だったということを思い出せる
かどうか。
舵取りは人類一人ひとりの想いにかかっている。
その開始は日本列島に住んでいる人たちから。
というお話でした。
「 そこまで言って委員会 」で、竹田恒泰さんが グレタさんを
「 このお嬢ちゃまが船で渡米するために、何人もの大人が
飛行機で3回くらい往復した。 ヨットの船長はもう飛行機で
帰国したとか。 ならヨットなど使わず、お嬢ちゃま一人で
飛行機で渡米したほうが、よほど環境負荷が小さかった 」
と評し、その行動に疑問を呈した。
何事にもすべて表と裏があるし、完璧な理想社会はない。
このまま彼女はあの眉間にしわを寄せて、彼女の思う
理不尽な社会と戦っていくのだろうか。