大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

仁和寺 観音堂特別公開

2019年11月16日 | 史跡
11月14日、高大歴考仲間で仁和寺へ。
阪急梅田駅に集合の7名(内相棒を含む女性3名)、例によって集合時間前に出発。
観音堂の平成大修理(平成24年から6年をかけ半解体修理)完遂を記念して、再建当時の美しいお堂が甦り厳粛な修行の場所として普段非公開の内部を初めて特別拝観。

仁和寺
真言宗御室派の総本山。
平安時代、第58代光孝天皇が西山御願寺として着工され、仁和4年(888年)に宇多天皇が仁和寺を完成。
以来、明治維新まで皇子皇孫が門跡を務められ、御室御所と呼ばれ親しまれてきた。

二王門や五重塔(何れも重文)などは江戸時代に建立され、 同時期に植えられた御室桜は4月中旬に見頃を迎える。
仁和寺創建当時の本尊、阿弥陀三尊像(国宝)をはじめ、愛染明王坐像(重文)・増長天立像 (重文)・悉達太子坐像(重文)など多くの国指定文化財を有し、世界遺産。

観音堂
延長6年(928年)造営。現在の建物は江戸時代初期1640年頃再建(重文)。

本尊千手観音菩薩立像、その両脇の不動明王・降三世明王像、その眷属の二十八部衆立像、風神・雷神像の33体を祀る須弥壇(写真上)、それらを囲むように描かれた障壁画(木村徳応ら絵仏師画・写真下)には32観音像や補陀落浄土図・六道図等が彩色鮮やかに描かれている。

御殿では宸殿や黒・白書院や庭園を、また霊宝館では阿弥陀如来坐像(国宝)や徳川家光像(応仁の乱後再興)・織田信長安堵状・等を拝観しました。
今回は、仁和寺の歴史や遺物に触れられましたが、中でも観音堂内の33体の諸仏像や障壁画を間近で観賞することができ、その威厳と迫力に満ちた姿は圧巻でした。

昼食後、折角来たので紅葉見物に行こうと衆議一決、高尾方面へ。
バスで栂ノ尾下車、高山寺・西明寺・神護寺へ。
高山寺では、久しぶりに鳥獣人物戯画にも会えました。

神護寺へは、私一人階段約350段を上って参拝。
全山紅葉には少し早かったようですが、紅葉の進んだカエデが青空に映える光景に満足し帰宅。
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