秋晴れの午後。休みなくほぼワンオペの育児。いっぱいいっぱいになるけど、このちいさな手もいつか私より大きくなって、手なんか繋げなくなるんだよなぁと思うと、眠ったあとも離すのが惜しくなる。いつかこの子たちが巣立ったら自分が生きる意味が薄れそうで怖くなる。妻でも嫁でも母でもなかったあの頃の、"わたし"を掘り起こさなくては。生きぬく術を思い出さなくては。そんな秋晴れの午後。