小学校における一年間の裸足実践における効果 | 裸足 教育効果 研究         松浦弘泰

裸足 教育効果 研究         松浦弘泰

「裸足」と聞いて昔ながらの裸足教育を思い起こすと思います。ここで述べる裸足は「古くて新しいもの」、裸足によって身につく 体の使い方を明らかにし、効果を検証します。

 1年ぶりぐらいのブログ更新になるでしょうか。ちょっとサボりすぎですね。

 

年間70回の講習をこなし、気持ち的にはブログを更新する余裕が無かったというところが正直なところでしょうか。

 

この1年間で色々なところで講習をしました。講習後、裸足の実践を継続してくれた小学校の実践結果が届いているのでご紹介します。

 

 

1年間、体育館の体育授業で裸足を実践してくれた小学校5年生における体力テストのデータです。

男子のデータ【Tスコア】

女子のデータ【Tスコア】

上記のデータを見てもらえば分かりますが、北海道は全国平均を下回る値を示していますが、この小学校は全国平均を大幅に超えています。

裸足の体の使い方の影響が大きく出る【反復横跳び】や【20mシャトルラン】は顕著です

 

もう1つこの小学校の体力テストにおける興味深いデータをお示しします。それは総合評価の分布の帯グラフです

【男子総合評価】

【女子総合評価】

上の帯グラフは、体力合計の総合評価のA判定~E判定の分布を表しています。

 

男女ともE判定が0%です。つまり、この小学校の5年生には、最下位層のE判定の児童はいないということになります。

6年間以上、裸足を実践し、講習に出かけて感じていたことを、データとして示したことになります。

※「運動ができない子は運動神経が悪いのではなく、

       体の使い方が分からなかっただけだということ」

※「裸足で身につく体の使い方を身につけると、

            下位層の子の伸びが大きいということ」

※「下位層の底上げが大きいことから、

                平均値は大幅に伸びを示すこと」

 

これは、データを送ってくれた、どこの学校も同じような傾向です。

裸足で運動することにより、動物として本来の人間の体の使い方が身につくのではないでしょうか!

 

この学校、長座体前屈の値があまり良くありませんが、トントンとある体の部分を使えたら一発改善です。私の講習を受けたことがある人なら分かりますね!

 

子どもの体力が低い・・・・・・・。それは体の使い方が悪いだけです。でも、靴を履いていたら靴に頼ってしまうので動物としての人間本来の動きを身につけるのはなかなか難しいのです・・・・・・・・。だから「むしろ いま はだし」なんですね!