病める天使の戯言【※厨二表現注意※】 | *。☆えとわーる*あんじぇ☆。*育児と趣味のブログ

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4歳の女の子You(ゆぅ)ちゃんと1歳の女の子May(めぃ)ちゃんと0歳の女の子Me(みぃ)ちゃんの3姉妹ママブログ。育児のこと、趣味のハンドメイドや夢実現など、簡単に綴っています。




わたしは汚れたこの世界で生まれた。








天使(わたし)は神の使い。


しかし、神からの使命は


選ばれたものにしか与えられない。








わたしは、神から見放された。













なぜわたしは生まれてきたの?


こんな幸せとは到底思えない泥沼の世界で、


なぜわたしは生きなければいけないの?











悪魔の子よ、わたしと契約しない?





わたしの魂をあなたにあげるから、


わたしを幸せにしてちょうだい。






もう、疲れたの。


もう、生きる気力なんてないの。


ほら、この乾いた花のように。













いつから、心から笑えなくなったのかしら?


ねぇ、どうしてこの心は潤わないのかしら?





悪魔の子よ、あなたならわかるかしら?


わたしは知りたい。納得したい。


この殺伐とした世界で、生きる意味を。













天使の子よ、


ワタシたちが生きる理由?


アナタが生きてる理由?


そんなこと、愚問だわ。


なぜなら、


ワタシたちは生きるために生まれてきたのだから。





なぜ生きなければいけないのか?


それは、ワタシたちには使命があるからよ。




使命とは何か?


アナタは覚えていないの?


この地へ降り立つ前にした、


神との約束を。











ワタシの使命は、ヒトの心を自由にさせること。


ワタシはヒトの【欲】を解放する役目がある。


ヒトがどうなるかは、ワタシには関係ないこと。


ただワタシは、


束縛され苦しむヒトの心を


『救う』役目がある。




天使の子よ、


ワタシはアナタの使命を知らないわ。




だって、


ワタシはアナタの使命のことを


神から教えてもらってないから。


アナタの使命を知る者は、アナタのみ。


それに気づかないうちは、


あなたはただのヒトカタよ。









 




それならば、わたしはヒトカタのままでいい。


空っぽな、ヒトカタのわたし。


どうしようもなく愚かなわたしの心を


どうか、救ってくれませんか?





  







さぁ、この首を締めて下さい。

その冷たく柔らかな指先で。




ねぇ、ひと思いに突き刺して下さい。

その鈍く輝く硝子のような爪で。





嗚呼、この気持ちは誰にも分からないでしょう。

いいえ、誰にも知られたくないわ。

この快感は、私だけのものだから。





苦しみからの解放。

罪を犯した私への罰。

汚れた私の鮮血が、

白く巻いた皮膚を染めていく。












嗚呼、私は嬉しいわ。

だって、やっと自由になれるのですもの。



背中についたモノでは、

本当の自由なんて手に入らないから。




わたしは、天使という名のヒトカタ。




貴女がわたしの『欲』を解放してくれるのなら、

貴女はわたしにとっての

【希望の光】となるの。






この暗く汚れた世界にある、

たった1つの【光】










天使の子よ...


汝は自らを傷つけ、


この世界を踠き、


その哀れさを嘆き、苦しんでいるのか。





悪魔の子よ...

汝は自らの使命を担い、

人々を掬い、

その心を救い、生きているのか。




どんな考え方をしていても、

どんな心の持ちようでも、構わない。




天使の子よ...    悪魔の子よ... 



汝らは全て、私の可愛い我が子であること。



これは永遠に変わらないことである。




汝らの『使命』とは、


【生きること】


それ以外には、無い。




喜怒哀楽し、欲に溺れ、

憎しみや恨み、苦しみや悲しみを知り、

嬉しさや愛しさ、楽しさや慈しみを知り、

その命尽きるまで、最期まで生きること。



これが、私が汝らに与えたものである。




愛しい我が子らよ、

いつでもかえっておいで。



私はいつも、汝らのそばにおるのだから...






どこかで懐かしい声がした。

あまり覚えていないけれど

確かに聞いた、遥かな存在の声...



わたしの使命は『生きること』...?



生きることは、苦しく...悲しく...ツライ...





その中でも、わたしにとっての【幸せ】を





感じることが出来るのかしら...?







未来はわからない

過去は暗闇でできている

わたしには『いま』しか存在しない。



『いま』という狭間の中で

 わたしは何ができるのだろうか...









神よ...

あなたがわたしを創造した理由はわからない

それでも

ほんの少しでも

生きている意味が   生きている意義が

わたしの中で芽生えたのならば

わたしはあなたの役に立てたと思い

心の中に光が満ち溢れるのでしょうか...




この汚れて息苦しいこの世界の中で

ほんの少しの喜びを

見出せるのでしょうか...





神よ...

あなたはまだ

わたしを見放してはいないのですね...




その事実こそ

わたしにとっての【本当の光】となるのです。













神よ、

全ての魂にあなたの光を授けたまえ



苦しくツライこの世界の中で

懸命に生きる全ての生命に




一筋の光を...




-END-


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Photo by 菫

Model by 望月まりも&茉莉花

Place in 明治村


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