今日の朝刊にオーストリアのピアニスト、イェルク・デムスさんの死亡記事が載っていました。4月18日死亡。享年90歳でした。
日本大好きなデムスさんはたびたび訪日され、ドイツ音楽の演奏では定評がありました。
<朝日新聞,2019年4月19日朝刊>
デムスさんは、特にドイツ歌曲(リート)の伴奏では叙情あふれる響きを披露されました。
ドイツ歌曲(リート)の好きな私はデムスさんの伴奏に乗せて歌うバリトン歌手の故ディートリヒ・フィッシャーディスカウさんの「美しき水車小屋の娘」や「冬の旅」に魅せられました。
手許には1966年にフィッシャーディスカウさんが2回目の来日をされ、デムスさんの伴奏で歌われた「冬の旅」(ヴィルヘルム・ミュラーの詩にフランツ・シューベルトが作曲)全曲をNHKラジオ第二放送からオープンリールテープに録音したものがあります。
<「冬の旅」が録音されたオープンリールテープ>
今日、改めて聴き、「あの頃」が蘇りました。
<Sony テープレコーダー Model 262>
ご冥福をお祈りします。
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