ストラクによる驚異的な「力」を得た【サイバース族】その動き方について
ストラクチャーデッキ「マスター・リンク」により、爆発的な火力と安定性を手に入れたコードトーカー。
そんなコードトーカーを軸とした新たな【サイバース族】だが、
「でもどんな動き?コードトーカーで制圧?」
「チューナーぶち込んだハリ展開やろなぁ」
「サモソウォールからのトロイメアやろなぁ」
その知名度、あまりにも低い
なので
・「サイバースという奇怪な存在を理解したい人」
・「実際組んでるけど回し方に悩んでいる人」
・「全く興味はないけれど折角だし見てやるかという人(この層が個人的に嬉しい。ありがとうございます🙏)」
等の方々に向けて、
・基本的な動き
・各デッキタイプへの立ち回り
・意識しておくこと
などを大まかに解説していく。
しかし、考え方など千差万別。
「何を言っているんだコイツは。デコードとパワーコードは入らない? 主人公デッキなら全部入れてこそだろうに・・・」
などといった意見も当然存在する。
しかし、だからこそ、本記事を通して「如何にデコード&パワーコードが弱い&不必要か」を猛烈に理解して頂きたい。
また、本記事はあくまでもサイバース族とかいうマイナーな種族を用いた希少価値極まりないデッキの解説であって、主人公デッキ(ファンデッキ)の解説ではない。
現在の【剛鬼】に、サンダーオーガだのグレートオーガだのが採用されないのと同義。
サモンソーサレスやトロイメアなど、あらゆる手段を用いた上で最も強い構築を目指しているに他ならない。
故に、それを前提とした上で、再度だが
・基本的な動き
・各デッキタイプへの立ち回り
・意識しておくこと
を解説していく。
コードトーカーの、圧倒的なパワーを見よ────
基本的な動き
ストラクチャーデッキ「マスター・リンク」の全貌については、こちらをご覧頂けると幸いである
先行ではEXリンク、とにかくEXリンクを狙う。犯罪者予備軍。
初動においては幾つかパターンがあるが、行き着く先は
①ファイアウォールのバウンスを使ってリソース回復
②エクスコードを出し、コーデックで「ガベージコレクター」をサーチしてFWDで吐き出す
③ガベージで「RAMクラウダー」をリクルートし、FWDを未使用状態に戻す
④残ったガベージで「トークバックランサー」を出し、リンク2を蘇生してトライゲートウィザードを作る
⑤FWDの上にリンクディサイプルなどを立ててEXリンク
ここに到達することが目標。
そして、それに辿り着くルートが
①コーデック+「コード・トーカー」を出せるサイバース
②デバッガー+ ss可能なサイバース2体
③コーダー+リンク2になれるサイバース+ ss可能なサイバース
④オプティマイズ+デバッガー+ ss可能なサイバース
⑤オプティマイズ+コーダー+リンク2になれるサイバース
これだけある。
ちなみに②と③は、途中のFWDの特殊召喚をチェーン1にするために、使わないがモンスター1体を別に握っておく必要がある
⚫コーダーには繋がるが展開できない時
コーデックやオプティマイズをサーチできる状況だが、展開札が足りずトランスコードしか立たない・・・
という場面では、素直にコンフリクトをサーチしてターンを返すのが基本。
「トランスコード+エクスコードやトランスコード×2にすれば、固いし簡単には突破されないだろう」
などと舐めきってコンフリクトはおろか実質ノーガードでターンを返してしまえば
ヴァレルロードが、ヴァレルソードが、3枚ジャミングウェーブが、襲いくる。
トランスコードとエクスコードの効果を確認するも
「対象にならない。そして効果で破壊されない。他は・・・あっw 終わりすかw」
と嘲笑したのち、赤子の手を捻るように盤面を突破してくる。
「いや後続がないと死ぬ。たかが1妨害を作るなら、後続としてコーデックをサーチする方が良いに決まってる。盤面を返された後でも強いし」
という意見もある。
しかし、仮に相手が閃刀姫だったとして、盤面が突破されてから召喚する「ガジェット」や「スケーパー」に下されるのは
ウィドウアンカー
ウィドウアンカーである。
①ガジェットを召喚
②ウィドウアンカーを打たれる
③ターンエンド
黄金比ともいえる、美しい流れ。
この循環に陥らないためにも、最大展開が出来ない状況ではコンフリクトをサーチしておき、エンゲージをしっかり止めることが大切。
各デッキタイプへの立ち回り
ここからは様々なデッキへの立ち回り方を説明する。数戦ほど対戦しただけの小規模すぎる経験を元にした情報なので、
「は?今の○○はこんな動き(構築)じゃないんやが。にわかかな?」
となっては顔面からアフターバーナーなので、間違いがあればコメントやツイッターのリプライなどでご指摘頂きたい。
⚫閃刀姫
・先攻1ターン目
先攻では、前述したように「最大展開が出来る」ならした方が良い。
が、剛鬼などぶん回し系と違って手札誘発たっぷりなので、ソルチャや指名者や灰流うららなど誘発ケア札が無ければ、無理せずコンフリクトを伏せてターンを返すのが無難。
・後攻
後攻では、ほぼ確実にウィドウアンカーが伏せられている。
相手のデッキ、手札、セットカード、非公開領域のカード全てがウィドウアンカーに違いない。
それほどまでに高確率で食らうであろうウィドウアンカーのケア方法として
①ディサイプルss
②その下にアドミニスターss
③アドミニと何かでトランスコード(ここでディサイプルと相互リンクなので対象にならなくなる)
④トランスコードでアドミニ蘇生
これで7900打点であり、ヴェーラーやウィドウアンカーを回避しつつ大幅にライフを取れる。
この動きは「モンスター4体」を並べる必要があるものの、ガジェットやデバッガー等の1体でリンク2系統で簡単にできる。
当然デバッガーにも誘発を食らう可能性はあるが、相互リンク状態でないトランスコードに当たるよりはマシ。
・シューティングコード+オプティマイズ
オプティマイズはコードトーカーの戦闘時に封殺効果を付与してくれるのでレイの蘇生を妨害できる。
更に、シューティングコードは戦闘破壊すれば1ドローできるため、これで積極的にアド差を埋めていきたい。
・トランスコード
序盤~終盤にかけて、常に狙いたいのが相互リンク状態のトランスコード。対象にならないので閃刀ギミックでは「3枚ジャミングウェーブ」かヴァレル系でしか突破できない。
また、オプティマイズを貼った状態でのトランスコード+トランスコードという盤面にすれば
「対象にならない3300打点+戦闘時の効果発動不可」
となり、ヴァレル系統ですら突破できなくなる。
⚫剛鬼、ユニオン
・先攻
EXリンクかコンフリクト、最悪セキュア+FWDでも構わないので必ず1妨害は敷く。
EXリンクが出来なくても、閃刀と違ってメインでのサイクロンなどが少なく、フェニックス等でコンフリクトを踏むにも必ず動く必要があるため、1妨害程度でも充分に機能する。
特に剛鬼はメインの誘発が少なく増Gすら入っていない構築も存在するため、先攻を取れれば非常に有利。
0本目ともいえるジャンケンやサイコロに勝利するためにも、運を高めるべく【アルカナフォース】を回すのもまた一興。
・後攻
誘発を引けば希望。引けなければ絶望。
基本的に(誘発は)多く積めないため、先攻を取られた時点で神に祈ることが大切。
⚫オルターガイスト
鬼門。先攻を取られても厳しいし、仮に先攻を取れても誘発で沈みかねない。
コンフリクトで妨害しても、マルチフェイカーから容易にアド差を広げられる。またシルキタスのリンクモンスターへのバウンス・・・
一応、対象を取れない耐性に弱いため、閃刀と同じくトランスコードが肝となる。
といってもシルキタス、プロトコル、魔封じという数種類の妨害を食らうため、そう簡単にトランスコードを通せる訳もない。よって基本的には不利。
サイドからリブートなどを投入し、後攻を取って速やかにライフを削り取るのが重要といえる
⚫その他
・トリックスター
コンフリクトがステージで踏まれる、くらいのイメージしかない。
そこまで不利という訳でも無く、オプティマイズでキャロベインを封殺できるので戦闘でも困らない
・魔術師
おる?
・サンダードラゴン
コーデックのサーチが出来なくなる他、黄金櫃での1枚初動を擁しているため誘発モリモリだと思われる。よって若干厳しそう
意識しておくこと
⚫手札誘発
現代遊戯王ゆえに、数多の手札誘発が行く手を阻む。
また先行展開でなくとも非常に脆いサイバース族、いついかなる時も誘発にめっぽう弱いのだ
そこで誘発ケアだが、細かすぎてケアの意義を疑ってしまう。しかし「やらない」より「やる」方が結果的には上手くいくのが世の常。
ケア、してこ
・「墓地へ行ったら~~」+コーダー
ガジェットやスケーパーなどの「墓地発動持ち」をマイクロコーダーと共にリンク素材とし、コーダーをチェーン1にすることで灰流うらら等を避ける動き
・増殖するG
一番しんどいが、コンフリクトの存在から展開を放棄して妨害を敷きやすい
「デバッガー1枚」から
①デバッガーnsコーダーサーチ
②処理後G
③デバッガ+コーダーでコードトーカーをリンク召喚し、コンフリクトサーチ
や、「ガジェット+コーダー」では
①ガジェットns
②ガジェット+コーダーでコードトーカーをリンク召喚
③コーダーをチェーン1、ガジェットのトークン生成をチェーン2
④ここでGをチェーン発動されると
⑤トークンをコードトーカーのリンク先にssし、コンフリクトをサーチ
この動きはコードトーカーに破壊耐性が付いているので「コードトーカーを戦闘破壊してコンフリクトを無効化してから動く」という対策をケアできる
⚫先攻以外での、コーダーのサーチ先
「召喚権が必要だがリンク値が増えるサイバース」が手札で溢れている状態で、マイクロコーダーのサーチ効果を発動した際に
「溢れている他のサイバースはファイアウォールで吐き出す予定なので、ここはコーデックをサーチして展開するぞ」
という考えならば、コーデックではなくオプティマイズをサーチして溢れたサイバースを召喚する方が有効。
というのも、もしコーデック展開をして誘発を食らえば、次のターンではオプティマイズが無い状態、即ち「1回しか召喚できない」状況となって非常に危険。
それならばオプティマイズをサーチして展開し、ライフを取り切れるなら無問題、取り切れなければ妨害として未使用のファイアウォールを立てればいい。
つまり、サーチする際にコーデックかオプティマイズかで迷えば、
ハンドに「1体でリンク値2以上」のサイバースを2枚以上握っていれば、オプティマイズをサーチするのが有効
と考えれば上手くいく。あくまでも個人的な見解ではあるが
デコード、パワーコードが入らない理由
デコードはリンクマーカーが歪曲しており、相互リンクを完全否定する恐怖のリンクモンスター。パワーコードは素材指定が「モンスター×3」。
重すぎるが故に、怖い。存在が。
パワーコードはまだしも、デコードは全く弱い訳ではない。
ないのだが、やはり対象耐性という面ではトランスコードに劣る。またコーデックでの闇属性サーチも、より低いリンク2の「コードトーカー」の存在から、やはり扱いづらさが目立つ。
デコードトーカー、強く生きてくれ・・・
最近考えている構築
RAMクラウダーやガベージ、スキッパーにSIMMタブラスなど素引きすると弱いサイバースを削りに削って、代わりに誘発や罠を大量投入した型。
ぶん回し捨てた【サイバース族】
— オオニシ (@soospsp) 2018年7月16日
普通にゴミ引かない上に、誘発マシマシでも「1枚でコードトーカーになれる」サイバース多めだから安定感ある。一番しんどい増Gも食らいづらい pic.twitter.com/nqBilKMWDl
どちらが強いかは一概に言えない。しかし、こちらの構築は下手に誘発を食らわない上に、誘発たっぷりなので後攻でも割と戦える。
これから【サイバース族】組もうかな、という方の参考になれば幸いである。
おわりに
以上で解説を終える。
現状の【サイバース族】を回すポイントを半ばゴリ押しで説明したが、どう足掻いても個人的な解釈なので
「いや、私はそうは思わない。何故なら~」
といった意見があれば、コメントやリプライ等で無限に送ってほしい。
新弾の融合は扱いづらいが、まだまだ掘り起こされていない構築や動き、ギミック等があると思うので、もっと考えていきたい。
同じサイバース族である「転生サラマン何たら」にも注目である。
以上、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— オオニシ (@soospsp) 2018年7月18日
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