令和史上最強のサイバース族リンク「I:Pマスカレーナ」が及ぼす【コードトーカー】への影響について
プロローグ
水曜日の18時55分。
それはアニメ「遊戯王VRAINS」が終わり、公式アカウントから「今日のフラゲはこのカード!w」などと嘲笑を含みながら、新弾のカードが判明する時間
自分はサイバース族テーマ【コードトーカー】を使用しており、新弾などでサイバース族関連のカードが判明すると発狂する。外でも、発狂する。そして職務質問を受ける
なのだが、新弾「カオス・インパクト」
常軌を逸した効果のプロトコルガードナーに、狂気の沙汰ともいえる発動条件の星遺物の導く先など。
リンク2/闇属性/サイバース族/攻1000
【リンクマーカー:⬅➡】
サイバース族モンスター2体
(1):相手はこのカードのリンク先のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(2):このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。その際、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
通常の思考回路なら辿り着くはずのない、極めてサイコホラーなカード群が止まることなく生成されている。
プロトコルガードナーとか、何? その圧倒的な「弱」にビビり倒し、まともに夜も眠れない。
そう、制作サイドに「下位互換」などという言語は存在しないのだ。どれだけ訳の分からない効果だろうと、常に新しいカードを作り続ける。常にフレッシュさを大切にする。大企業の鑑
出現
さて、来たる水曜日の18時55分。
「新弾のカオスインパクトも微妙だな。破械も結局どうなんだ???」
などと終業間際の職場でぼんやり考えていると、そのリンクモンスターは唐突に現れた。しかもサイバース族
「サイバース族の、新規リンクモンスター」
それは分かりやすい幸福。
朝には気持ちよく目が覚め、夜眠る時には満ち足りている。そんな幸福
尚、この時点で定時は余裕で過ぎていたため幸福もクソも無いのだが、その情報は一切関係ないので割愛させて頂きたい。
残業という負の概念、その大いなる闇を打ち払わんとする圧倒的な効果を以下に記す。ちなみに残業は打ち払えなかった
《I:Pマスカレーナ》
リンク2/闇属性/サイバース族/攻 800
【リンクマーカー:↙↘】
リンクモンスター以外のモンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターをリンク素材としてリンク召喚する。
(2):このカードをリンク素材としたリンクモンスターは相手の効果では破壊されない。
まず、パッと見でも「強そう」この一言に尽きる。汎用性も申し分ない
また、パッと見でも「かわいい」この一言に尽きる。イラストも申し分ない
①の効果だけでも、相手ターンにシューティングライザーやフォーミュラなどと同様の挙動でリンク召喚が可能。召喚先の制限も無いので、文字通り「やりたい放題」
I:Pマスカレーナで、やりたい放題
そこで本記事では、この化け物じみた「I:Pマスカレーナ」(以下マスカレーナとする)の「何が強いの?」を、三つのポイントに分けて書き連ねようと思う
「展開系ならドラゴンリンク握るわww」という非情な現実の中で生まれた、【コードトーカー】及び「サイバース族」における新たな武器「マスカレーナ」その可能性を、骨の髄まで考察していく────
ポイント①「種族」
前述したがサイバース族なので、トランスコードやコーデックの制約を気にせず出せる。
更に「相手ターンにリンク召喚」という性質上、サイバース以外出せません♡の絶望的な制約を、ターンを挟むことですり抜けられる。
つまり、召喚条件の許す限り「ありとあらゆるリンクモンスター」を相手ターンに出すことができ、その汎用性は底無しといえる
真っ先に思い浮かぶは、最強のリンクモンスター群「トロイメア」。サイバース以外出せないはずの【コードトーカー】で、突如としてユニコーンのバウンス効果が飛ばせるのだから極めて強烈
ポイント②「リンク素材」
ならば次は、マスカレーナの出し方。そのリンク素材はリンク以外のモンスター2体であるが、
「連続リンクを主軸とするのに、リンクモンスターが使えないんじゃダメでは?」
こうなるのも無理はない。しかし逆に言えばトークンは使用可能
サイバースにおけるトークン生成装置ことリンクディヴォーティーにより、容易に出せるという訳である
そのため、初手がイカれても「ガジェット」等の2体分単騎から、最低限の妨害を作り出すことが可能
そして通常の「2体分+コーダー」等の展開でも、最後の「トークバック+ティヴォーティー」で生成されたトークンを使用することで、EXリンクしながらマスカレーナを立てられる
ブログ用「マスカレーナ込み展開」のやつ。LANフォリンクスがマスカレーナ pic.twitter.com/wkV7IavV7x
— オオニシ (@soospsp) 2019年7月11日
ここからの選択肢としては、精神操作などに対してマスカレーナを起動することで「対象に取る効果」の一切をケアしたり、
「トロイメアユニコーン」を出して1枚除去しながら1ドローも可能。
途中の「ベイルリンクス」でサーチしておいた転生炎獣の聖域を手札コストにすることで、1ドローに変換できるのも無駄がない
ポイント③「耐性付与」
マスカレーナを素材にしたリンクモンスターは相手の効果で破壊されなくなる耐性を獲得する
「相手ターンにリンク召喚できて、しかも耐性まで付与されて良いね!」程度のオマケに感じるが、【コードトーカー】にとっては大いなる恩恵
即ち、マスカレーナ経由でトランスコードを出すことで、トランスの天敵「幽鬼うさぎ」や「幽鬼うさぎ」から守ることができる。
そのままマスカレーナを蘇生して、相互リンクになるよう素材にすれば2体とも対象にならず効果で破壊されない盤面が完成
また、更なる選択肢として
⚫自分だけ耐性が無い
⚫EXリンクの中で真っ先に狙われる
ということが持ちネタである「エクスコード」を出すことで、自身およびリンク先の全員が効果破壊への耐性を獲得
もうアフターバーナーに焼かれたり雷神龍に優先して消し飛ばされずに済むので、エクスコードとしては最大限の幸せといえる。
マスカレーナのリンク召喚先
ここまで「マスカレーナ強くね?」を三つのポイントに分けて考察した。
ここで最大の疑問として「結局マスカレーナで出すリンクって誰がいいの?」という点
相手ターンなのでコーデックやトランスコードの制約が無く、サイバース族以外も選べる。
即ち選択肢が膨大なのである
なので本項では、その無数の選択肢から個人的に強そうと思ったリンクモンスターを何体か挙げていく。
「わろた。それは無いでしょ」などといった異論は認めるどころか、マスカレーナを最も強く使う為にも「こんなリンクはどうだろう」といった意見を、バシバシと頂きたい所存である
①(トロイメアの)ユニコーン
②(トポロジックの)トゥリスバエナ
③エクスコードトーカー
こんな感じ。理由を順番に説明していくと
言わずもがな汎用という概念を我がものとした災厄レベルのリンクモンスター。
先程載せた「EXリンク+マスカレーナ」の展開ルートでも触れていたが、ユニコーンはEXゾーンのリンク1+マスカレーナで綺麗に出せる。しかも1ドロー付き
また「マスカレーナ+何か」でターンを返すだけで、最低でも1バウンスはこなせるので無難of無難だろう
②トゥリスバエナ
「?」と思われるが、単純に考えて相手ターンにトゥリスバエナを起動できるというのは極めて強烈
その仮想敵とは【閃刀姫】【サブテラー】などが扱う、極めてサディスティックな永続罠。
同種族テーマの存在そのものを忌み嫌うが如く、凶悪な制圧を容易く行なってしまうセンサー万別である
そんなセンサーを含めたガバ伏せエンドに対する戦略として、メイン終了前に
①マスカレーナをトゥリスバエナに変換
②何らかの手段で、何かをリンク先にSS
③トゥリスバエナ起動、伏せを全除外
④
この動きにより、センサー万別を発動させることなく除去できる。
その展開ルートを以下に載せる
ブログ用「5伏せエンドにトゥリスバエナぶち当て展開」のやつ。トークバック+マスカレでバエナです pic.twitter.com/bGXrfpMdte
— オオニシ (@soospsp) 2019年7月12日
メイン終了前にマスカレーナを起動してトゥリスバエナをリンク召喚、直後に手札のシーアーカイバーを発動してバエナのリンク先にSSという寸法である
この動きの終着点はEXリンクでは無いものの、あくまでもEXリンクが通用しない【サブテラー】等への対策であるため無問題。
一応「エクスコード+マスカレーナ」でトゥリスバエナを出せばEXゾーンに出すと強制除外が発動する「擬似EXリンク」にもなる
しかし、それなら最初からトゥリスバエナを使わずに(EXリンク)すればいいので「最悪EXゾーンを二ヶ所とも埋めなくてもEXリンク可能」という点は覚えておいて損無し程度の戦略
③エクスコード
リンク召喚時に特定のメインゾーンを封殺する「サイバース界のおジャマナイト」ことエクスコードだが、今まで自分ターンに使ってもリンク先が相手フィールドとなるゾーンを封殺するくらいしか意味が無かった
しかし、マスカレーナ経由で相手ターンにリンク召喚が可能となったため、相手の展開途中のゾーン封殺によって「1妨害」といえる挙動を行えるようになった
⬇⬇⬇⬇⬇
最も打撃を与えられるのが、あらゆらリンクテーマの中でも突出して「リンク先」を重要視する【ドラゴンリンク】、というか守護竜である
自分はドラゴンリンクの展開パターンを一切理解していないが、理解者いわく「真ん中と右EXゾーン下」を封殺されると困るらしい。
他にも【SPYRAL】や【ゼンマイ】等、防御という防御をかなぐり捨てて動き回る「展開系」にも有効なので、初手でコーデックに繋がらず
「無理!両位置封殺不可!負確定!」
「嗚呼…妨害無……我番終了…」
となっても、最悪ゾーンを封殺して展開を鈍らせるエクスコードという選択肢があることを覚えておきたい
まとめ
ここまでマスカレーナの可能性を考察したが、あくまでも自分だけでグルグルと回した結果であって、これが最適解という訳では断じてない。
なので対人で使いながら「思ったより弱いな…」となる可能性も十二分に考えられるし、逆に「それ弱くない?普通に」という意見も当然出てくるだろう
登場した時点で何でも出来そうなマスカレーナ、その可能性は無限にある。
よって、今後も【コードトーカー】における最も合理的な使い道を模索していくと同時に
「こんな使い道があるよ」
「せっかく相手ターンにリンクできるのにユニコーン?わろた。時代は○○なんやが」
といった意見をバシバシと頂きたい。
以上、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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