フィンランド式ロールキャベツをオーブンで作るレシピ

公開日:2020年10月19日  更新日: 2022年08月08日 関連分類: 

写真引用:https://yhteishyva.fi/

 

子供から大人まで親しまれているメイン料理ロールキャベツ

単にロールキャベツといってもポトフにしたり、クリームソースを添えていただいたりと様々なバリエーションで楽しめるお料理です。

 

今回は、フィンランドのロールキャベツのレシピをご紹介しましょう。

 

 

 

 

ロールキャベツはフィンランド料理のうちの一つ?!

ロールキャベツの元はブドウの葉で包まれた伝統的なトルコ料理、ドルマが最初です。

 

それを元に18世期ごろスウェーデンの料理本で紹介されたのがきっかけでフィンランドにやってきたお料理ですが、その間に北欧風としてレシピが改良されました。

 

現在では伝統的なフィンランド料理のうちの一つとして知られているロールキャベツ、フィンランドでは「カーリキャーリュレーット(Kaalikääryleet)」と言うお料理名になります。

 

フィンランドでもおばあちゃんが作るロールキャベツは何故だか格別で懐かしさも感じます。

 

日本では煮込んだロールキャベツが主流ですが、北欧のロールキャベツは立派なオーブン料理です。

 

 

 

 

フィンランドおばあちゃんのロールキャベツレシピ

写真引用:https://yhteishyva.fi/

 

材料

  • キャベツ:1個
  • :3リットル
  • :大さじ3

  • ひき肉:400g
  • 皮のついていない大麦又は:1/2カップ
  • みじん切り玉ねぎ:1個
  • みじん切りニンニク:2カケ
  • :1個
  • 醤油:大さじ1
  • :大さじ1
  • 黒胡椒:大さじ1
  • マジョラムハーブ:小さじ2

ソース

  • シロップ:大さじ3
  • 生クリーム:大さじ3
  • コンソメスープ:100cc

表面に

バター:50g

 

作り方

1)オーブンを175℃に予熱しておき、キャベツが丸ごと入るくらいのお鍋に3リットルのお水を沸騰させて塩を加えておきます。

2)キャベツの芯を包丁で取り除き、キャベツをお鍋に入れ、キャベツの葉が剥がしやすい状態になるまで茹でます。(キャベツの種類にもよりますが、おおよそ15分ぐらい)

茹で汁は捨てないで!!

3)キャベツの葉を破れないように一枚ずつ剥していき、芯の部分を薄くスライスして均等な薄さにしていきます。スライスした真の部分は具に混ぜ込むのでみじん切りにしておきましょう。

4)大麦、又は米を先ほどキャベツを茹でたお鍋で20分ほど煮て、水を切っておきます。

5)具を用意しましょう。先ほど調理した大麦又は米、みじん切りにしたキャベツの芯、そして具の材料全てをボウルで混ぜ合わせ粘りが出てくるまでよく捏ねておきます。

6)茹でたキャベツの葉をまな板の上に広げ具を包み込み、少し深みのある耐熱皿に詰めていきます。(間隔なくぎゅうぎゅうに詰めてもOKです。)

7)全て耐熱皿に詰め込んだら、コンソメスープと生クリームを注ぎます。更にシロップを上から満遍なく垂らし、バターとマジョラムハーブを散らばせます。

8)175℃に温まったオーブンで2時間じっくり焼き込んだら出来上がりです!

 

*もし、焦げ目が気になるようでしたらオーブンで焼いている途中からでもアルミホイルをかぶせてくださいね。

 

 

乳製品を使いたくない人やグルテンを気にする人は

大麦の代わりに米を使うことによってグルテンフリーのお料理に変わります。

 

又、牛乳アレルギーの人は生クリームを大豆から作られているクリームや無調整豆乳に変えてもいいですし、なんなら材料から省いでも大丈夫です。

 

卵アレルギーの人は、卵を使わない代わりに、卵不使用のパンのミミ以外を手でちぎり、牛乳に十分浸してドロドロの状態のものを混ぜ込んでつなぎにしましょう。

 

又は、卵を使わないで具を混ぜ込み、これでもか!と言うほど捏ねると具がまとまります。

 

 

 

 

フィンランド式、ロールキャベツの食べ方

リンゴンベリー(コケモモ)はフィンランドの伝統料理でよく登場します。

 

特に、お肉料理に添えられる事が多く、脂っこさをリンゴンベリーのソースがサッパリとさせてくれるので愛称はバッチリです。

 

参考:コケモモ/リンゴンベリーの実の健康効果とは?フィンランドのベリーを知る

 

 

ロールキャベツをオーブンで焼いている間にだんだんとキャベツから水分が出てきますが、これがコンソメスープと生クリームに混ざってなんとも言えないジューシーなロールキャベツになります。

 

しかも、上にのせたバターの風味もジュワーっと口の中で広がります。

 

少々焦げ目がついてても大丈夫。なにせオーブン料理ですから。

 

お皿に盛るときには耐熱皿にたまったソースをよく混ぜてロールキャベツに絡めながらいただいてくださいね。

 

 

冬に出回るキャベツでも春キャベツでも作る事ができますので、お好みのキャベツで作る事ができます。

 

 

情報・参考:yhteishyvä -Mummolan kaalikääryleet

 

関連記事

フィンランドのサーモン、それはサーモンのようで実は違うかもしれません。その他、フィンランドの食卓に並ぶ魚の今の現状をお伝えします。国産だ!いや外国産だ!!結局どっちだ…...続きを読む
フィンランドの家庭料理をお家で簡単に!お肉がホロホロと柔らかくちょっと寒くなってきた季節にぴったりです。余っている根野菜があればどんなものだって使って良し!オーブン任…...続きを読む
フィンンランドでは毎週木曜日は豆スープの日。一般家庭ではもちろん、レストランや学食、更には軍隊まで木曜日は多く豆スープが食べられます。豆スープの歴史や他の国の豆スープ…...続きを読む
フィンランドのサーモンスープ(Lohikeitto、ロヒケイット)!平凡な見た目を完全に裏切った驚異的な旨さ!材料さえ揃えればあとは切って煮込むだけと、とても簡単に作れちゃいます…...続きを読む
トナカイはフィンランドやスウェーデンの名物料理の一つで、北欧では普通に食べられています。先日頂き物のトナカイの燻製を食べてみました。あっさりしていて意外と食べやすい。…...続きを読む
食文化の発展が遅かったため、世界著名な料理も若干欠けていますが、筆者としてすごくお薦めしたいのは「ブルーベリーパイ」です。ブルーベリーは毎年7~8月にフィンランドほぼ…...続きを読む

お薦めの北欧キッチンタオル

是非使う目的、場所に合わせて自分に合う一枚をお選びください。



記事が見つかりません

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら