*昨日の旅先、山梨某所にて
更新をとどこおっていたら、気がつけば1か月(>_<)
すっかり秋も深まってきました。
私の大好きなことである本を読むのにも旅をするにも、とってもいい季節です。
じゃあ、このふたつをいっぺんにやってしまう??
と、いうことで、旅のスタートに完全に表紙買い?
いや、タイトル買いしたこの一冊。
・ラオスにいったい何があるというんですか? 村上春樹
これを、持ってお隣の山梨県まで。
五木寛之、沢木耕太郎、たかのてるこ、などなど旅にまつわる本は大好きで。
これも、雰囲気からいっても大丈夫だろうと思って即決。
ラオスも、もちろん行ってみたい国のひとつだったから。
ビエンチャンやルアンパバーンのみならず、国境のゴールデントライアングルとかめっちゃそそられるじゃないですか?
あれ?そそられないかな?
ゴールデントライアングルと呼ばれるタイ・ラオス・ミャンマーの三国国境地帯
そして。ここからが本題。
実は実はワタシ、村上春樹さんが旅ものを書いていることも知らなかった。んですよ・・・
しかも大きい声では言えませんが実はあの村上春樹をわたし、読んだことないーーーーー!!
あの、ノルウェイの森が発売になった時の騒ぎを知っている、もろドンピシャ世代ですが。
たぶん、あのころはみんなが読んでる村上春樹を斜めに見ていたのかもしれません・・。 アンチというのか。
そんな私ですが、この一冊を読み始めから、その文体に惚れてまうがな~って感じで。
あとラオスだけの紀行文じゃなくって色々な国が章ごとに出てくるんですが、どの国も行ってみたくなるんですよね。
ちょっぴりこんな写真のページもあって、わくわくします。
頭の中で、村上さんの旅先を想像する。絵が浮かぶ。思いを馳せる。
瞬く間に読んでしまいました。
村上春樹の入り口がこの一冊ってどうなの?って思うし、
今まで何故読まず嫌いしていたんだろう、ってちょっと悔しさに似た感情もありますよ。
だって50を過ぎて出会うなんて!
めっちゃ、遅咲きのハルキスト、だめですかね・・。
でも、こういう出会いがあるからこそ、人生は面白いのかもしれない。
いいですよね♥
ここちよい風と紅葉と村上春樹と信玄餅パンのおかげで、思いがけない甲州へのどんぶらこ旅ができました。
ラオスへの旅の紀行文の中に
それらの風景が具体的に何かの役に立つことになるのか、ならないのか、それはまだわからない。
結局のところたいした役には立たないまま、ただの思い出として終わってしまうのかもしれない。
しかしそもそも、それが旅というものではないか。それが人生というものではないか。
(本文より引用)
ここに共感した。
私が日頃思っていることにとても似ている。
こんな文章で村上さんの紀行文は読みやすくて、絶対小説も面白いはず。
これを機会に『ノルウェイの森』も大切に読んでみようっと。
そしてラオスにもいつか、行ってみたいと思う。
ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/04/10
- メディア: 文庫
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今週のお題「読書の秋」