原監督 涙で胴上げ
巨人の原辰徳監督は優勝が決まったあと、目に涙を浮かべながら選手たちの輪の中心に向かい、胴上げでは現役時代の背番号と同じ８回、宙を舞いました。
原監督は目を真っ赤にしながらの優勝インタビューで、「非常に新鮮な気持ち。年を取ると涙腺が弱くなるかもしれない。非常に長い時間だった。固定観念を捨ててどうやったら強くなるか、どういうチームなら勝てるか、その１点に集中して秋からやってきた。このチームはまだまだ強くなる。もの足りなさはあるが、一つになるというチームワークは今までにないすばらしいチームだ。現在もチームの中では選手たちが競争している。ベテランも中堅も若手も懸命に戦ってくれた」と選手たちを評価しました。
また監督復帰１年目で優勝したことについて、「私の中に情熱が残っているのか不安だったが、まだ残っていたようだ。久しぶりに優勝できたのは、本当にファンの皆様のおかげ。皆さんおめでとうございます」と、レフトスタンドの巨人ファンに感謝の気持ちを示しました。
そしてキャプテンとしてチームを引っ張った坂本勇人選手について、「入団１年目から見てきたが、大きく頼もしく成長し、私がいない間も成長し続けてくれた。阿部慎之助に負けないくらい強いリーダーシップを持ちながら戦ってくれた。ぶっちぎりのＭＶＰだと思います」とたたえました。
最後に、クライマックスシリーズに向けて「まだまだ道は険しい。われわれは謙虚にスタートしたチーム。クライマックスシリーズを勝ち残り、日本一になるという目標を達成したい」と力強く話していました。
長嶋茂雄氏 「本当によくやってくれた」
巨人の５年ぶりのリーグ優勝を受けて、長嶋茂雄終身名誉監督は球団を通じてコメントを出しました。
この中で長嶋さんは、「よくやってくれた。本当によくやってくれた。愛するジャイアンツが優勝したというのに、うれしさが込み上げて、月並みなことばしか出てこない」と喜びを表しました。
そして今シーズンを振り返り、「すべての試合は、ほぼテレビで観戦していただけに話したいことは山ほどある。５年ぶりの優勝だ。その間、ファンはどれほど待ちわびたことだろう」と巨人のファンの思いを代弁しました。
また「監督、コーチ、選手、裏方、フロントが、チーム一丸となって、その期待に応えてくれたのだ」と続けました。
また原辰徳監督に対しては、「原監督の苦労は察するに余りある。よくぞここまでチームをまとめて導いてくれた。原監督は何を掲げてこの優勝を成し遂げたのだろうか。みずから“原野球”を確立したのではないかと感じたほどだ」と労をねぎらいました。
坂本勇人選手「キャプテンとしての優勝は格別」
キャプテンとしてチームを引っ張った坂本勇人選手は、「キャプテンになって４年間、優勝できないことにプロ野球人生でいちばん苦しんだ。優勝できない日々が続いて、どうやったらチームが勝てるのかずっと考えてやっていたが答えは見つからなかった。原監督が戻ってきて選手を引っ張っていっている姿は心強く思っていたし、ついていけばいい結果が出ると思っていた。プレーで選手を引っ張っていきたいと１年間過ごした」と話しました。
そして、「今まで何度も優勝してきたが、キャプテンとしての優勝は格別で、思っている以上にうれしかった」と笑顔で話していました。
菅野智之投手「うれしい気持ちはあるが、正直悔しい思い」
ここまで11勝を挙げ選手会長も務めるエースの菅野智之投手は、「うれしい気持ちはあるが、正直悔しい思いもあった。ことしは何一つ貢献できていないと思うし、覚悟を持って臨んだシーズンだったのでいろいろな思いがあった」と振り返りました。
そして「僕だけが頑張っても優勝できないと思う。たくさん若いピッチャーも出てきて頑張ってくれたからこそ、きょうの優勝があるので皆さんに感謝したい」と話しました。
菅野投手の「僕は何もしていない」ということばに対して、原監督が「何もしていないということはないし、彼は決して諦めなかった」とたたえると、菅野投手は、「全力を尽くして次の戦いがあるのでそこに向かって全力で取り組みたい」と涙を流しながら話していました。
丸佳浩選手「ぶれずにできた」
今シーズン巨人に移籍し、打線の軸として活躍した丸佳浩選手は、「うれしい気持ちはもちろん、ほっとしている。巨人での野球が始まって、自分ができることを全力でやるしかないと思って毎日やっていたし、それがぶれずにできた」と話しました。
そのうえで「３番として、しっかりと打線になるよう、つなげられるよう意識してやっていた。前の打順には、頼りになる坂本さんがいて、後ろにはだいたいは頼りになる４番もいたので、うまくつなぐバッティングを意識したつもり」と振り返りました。
岡本和真選手「皆さんに助けてもらった」
主に４番を務めた岡本和真選手は、「最高です。しんどいことも多かったのですごくうれしい」と喜びを話しました。
２年連続でホームラン30本を達成したことについて「僕が前半から打っていれば余裕で優勝できたと思う。いろいろと皆さんに助けてもらってここまでこれてよかった」と振り返りました。
ＤｅＮＡのラミレス監督「諦めないすばらしいチームだ」
ＤｅＮＡのラミレス監督は、優勝した巨人について、「首位になってから安定した戦いをしてここまで来たと思うし、最後まで諦めない力を持っているすばらしいチームだ」と話しました。
そのうえで現在２位のチームについて「優勝は逃してしまったので次は２位になることを目指してやっていきたい。数か月前のことを考えるとここまで優勝争いができて、選手たちはよくやってくれた。日本シリーズに進出して日本一を目指したい」と前を向いていました。
阪神 矢野監督「原監督の経験値大きかった」
巨人の優勝について阪神の矢野監督は、「ことしの巨人は、選手層が厚かったし、原監督の経験値も大きかった。ここまでの成績を見れば、阪神が勝ち越しを許してしまったので、もっといい勝負をしないといけなかった。来シーズンは打線の厚みや得点力を上げてリベンジしたい」とコメントしています。
優勝セール実施
ジャイアンツのセ・リーグ優勝を記念してビックカメラ、マロニエゲート銀座、東京ドーム、メトロ・エム後楽園、橘百貨店で優勝記念セールが行われます。
また、よみうりランドや読売ゴルフ、読売旅行でも記念イベントやツアーを実施します。
☆ビックカメラ「読売ジャイアンツ セ・リーグ優勝セール」
有楽町店、新宿西口店、ビックロ新宿東口店、新宿東口駅前店、
渋谷東口店、渋谷ハチ公口店、赤坂見附駅店、AKIBA、セレクト原宿店の計9店舗
◇優勝翌日から7営業日
☆マロニエゲート銀座「ジャイアンツセール」
マロニエゲート銀座全館
◇優勝翌日から3営業日
☆東京ドーム「ジャイアンツ優勝記念フェア」
東京ドームシティ内各施設、ラクーア、ミーツポート、東京ドームホテル、
熱海ベイリゾート後楽園、ショップイン都内3店舗
◇優勝翌日から5営業日
☆メトロ・エム後楽園「祝 セ・リーグ優勝！目指せ日本一！ジャイアンツ応援セール」
◇優勝翌日から3営業日
☆ボンベルタ橘「読売ジャイアンツ優勝おめでとうセール」
◇優勝翌日から3営業日
☆よみうりランド遊園地
◆読売巨人軍セ・リーグ優勝記念 よみうりランド遊園地イベント
◇優勝翌日から3営業日 ※休園日：9/25(水)・26(木)
◆（1）ジャイアンツグッズ提示・ユニフォーム着用で入園無料。
（2）園内ショップで2,000円以上のお買い上げでプレゼント進呈。
（3）ストラックボーイ利用者にもれなくジャイアンツハンドタオルプレゼント。
（4）射的コーナー・ストーンハウス（天然石取り）で増量サービス。
◇よみうりランド遊園地（東京都稲城市矢野口4015－1）にて
◇お問い合わせは、よみうりランド
電話044ー966ー1111へ
☆よみうりランド丘の湯
◆読売巨人軍セ・リーグ優勝記念 よみうりランド丘の湯イベント
◇優勝翌日から3営業日
◆（1）CLUB GIANTS有料会員入館無料
※携帯端末でのマイページ提示が条件
（2）ジャイアンツグッズ提示でフェイスタオル＋レンタルバスタオル無料
（3）食堂特別メニュー販売
（4）手もみ処・アカスリ割引
◇よみうりランド丘の湯（東京都稲城市矢野口3302－8）にて
◇お問い合わせは、よみうりランド 丘の湯
電話044－969－1126へ
☆よみうりゴルフガーデン
◆読売巨人軍セ・リーグ優勝記念 よみうりゴルフガーデンイベント
◇優勝翌日から3営業日 ※休業日：9/24(火)
◆打席でジャイアンツカラーのボールが出たら100球券プレゼント
◇よみうりゴルフガーデン（川崎市多摩区菅仙谷4－1－1）にて
◇お問い合わせは、よみうりゴルフガーデン
電話044－966－1118へ
☆読売ゴルフ
◆読売巨人軍リーグ優勝記念ゴルフコンペ～宮崎ゴルフプレー＆春季巨人軍キャンプ訪問ご招待1泊2日
◇よみうりゴルフウエストコースとよみうりカントリークラブで10月、11月に各2回、予選会を開催し、12月19日の決勝で上位4人を来年2月、宮崎カントリークラブでのプレーと巨人軍の宮崎キャンプ観戦に招待。
◇お問い合わせは、よみうりゴルフウエストコース
電話0797－62－1121
☆読売旅行
◆読売巨人軍優勝記念ツアー（国内・海外）
◇全国の営業所で販売します。
読売新聞の折込チラシ、またはホームページをご覧ください。
◆旅行企画・実施：(株)読売旅行
◇ツアーに関するお問い合わせ・お申し込みは、お近くの読売旅行各営業所へ。
