新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、仕事が在宅勤務になったり、保育園や幼稚園が休園になったりと、お子さまと家で一緒に過ごす時間がグッと増えたのではないでしょうか。

普段の生活以上に負担がかかることもありますが、お子さまとの過ごし方を考えるきっかけとなり、新しい発見が出てくることもありますよね。

決して悪いことばかりではなく良いこともあったでしょう。
あなたはどのような発見がありましたか?

 

「新型コロナウイルスの影響を受け、子育てのことで何か困ったことはありますか?」と質問したところ、
『子どもを遊ばせる場所がない(43.0%)』という回答が最も多く、次いで『おむつや除菌シート、トイレットペーパーなどが手に入らない(14.8%)』『子どものストレス面が心配(14.4%)』『子どもとの時間が長くなり、心に余裕が持てなくなった(12.0%)』『食事の用意が難しい(3.9%)』『家事がなかなか進まない(3.7%)』『自分の仕事が手につかない(2.5%)』と続きました。

遊びたい盛りのお子さまを遊ばせる場所に悩んでいる方が多いようです。
また、遊べないストレスによるお子さまの精神面を心配する声も少なくないことが分かりました。

 

ウチではこんな対策しています

新型コロナウイルスの感染拡大が、子育てにもさまざまな影響を及ぼしていることが分かりました。
では、そういった困ったことに対して、どのような対策を講じているのでしょうか?
「困ったことに対して何か対策を行いましたか?」と質問したところ、4割近くの方が『はい(37.2%)』と回答しました。
 

■具体的な対策とは…?
・家でできる遊びを考えました。クッキーなどのお菓子作り、プラバンやスライムなどの工作(30代/
専業主婦/兵庫県)
・室内で身体を動かせるトランポリンを購入。YouTubeで子ども体操を見て一緒にやる(30代/専業主婦/栃木県)
・病院で配っているお尻かぶれ用の水を除菌代わりに使っている(30代/会社員/東京都)
・毎日、ハグして絵本の読み聞かせをしています(30代/会社員/北海道)
・夫が家にいる時は子どもを夫に預けて買い物に行く(30代/専業主婦/愛知県)
・自宅にブランコ、滑り台、ハンモック、三輪車など、外で遊べるものをたくさん用意したり、英語のDVD教材を見せたりした(30代/公務員(育休中)/愛媛県)

また、いただいた回答以外にも、以下のような工夫を凝らして自宅でお子さまと楽しく過ごしている方もいらっしゃるようです。

 

新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請や緊急事態宣言の発令などを受けて、生活スタイルが変わり、これまでよりも家族と接する時間が増えたという方も多いと思います。
そこで、「今回のコロナウイルスの影響により家族との向き合い方が変化したことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、
『食事や衛生面に気を遣うようになった(53.6%)』という回答が最も多く、次いで『家族と過ごす時間が増えた(41.6%)』『コミュニケーションが増えた(21.6%)』『喧嘩が増えた(12.7%)』『夫が在宅勤務になったことで、家事に協力的になった(4.5%)』と続きました。

食事や衛生面に関しては敏感にならざるを得ませんが、そんな中でも、『家族と過ごす時間が増えた』という回答が4割以上、『コミュニケーションが増えた』という回答が2割以上という結果は、家族との向き合い方に良い変化が生まれていると言えそうですね。

では、子育てに関して良い変化はあったのでしょうか?
「新型コロナウイルスの影響で、子育てに関して良い変化はありましたか?」と質問したところ、3割近くの方が『はい(28.1%)』と回答しました。

マイナス面が目立ってしまう新型コロナウイルスの影響ですが、子育てに関する良い変化を感じている方も少なくないようです。
 

 

1.自然に触れさせてあげること
大勢の人が行き交う場所は避ける必要がありますが、なるべく自然に触れさせてあげることが重要です。
例えば、お庭や軒先、近所の公園などで、「石をひっくり返してみたらダンゴムシがいた」というくらいでもお子さまは感動して瞳を輝かせます。

2.読書
良い本をじっくり読むことができる良い機会です。
お子さまにたくさんの本を用意して、読書好きなお子さまにしてあげましょう。
マンガでも構いません。
ディスプレイ越しの刺激に対しては、ほとんど脳は活性化されていません。
本好きにしてあげることは、お子さまにとって何よりのプレゼントになります。

3.正しいほめ方でほめる
・「ほめる教育=叱らない」ではありません。
・お子さまをほめるのは目的ではありません。心からほめましょう。
・結果ではなく、頑張った過程をほめましょう。
・私メッセージで具体的にほめましょう。(※私メッセージとは「私」を主語にした言葉です。)

4.お子さまの行動を変える方法の実践
・お子さまに手本を見せましょう。
・お子さまの話を聞くこと。お子さま自身に決めさせましょう。
・自分を変えること。お子さまの価値観を受け入れ理解しましょう。
・優しく待ちましょう。

お子さまは常に成長しています。
母親である大人が思っている以上にその成長スピードは早いため、日々一緒に過ごし、その成長を肌で感じることは、実は非常に良いことなのです。

もちろん、日々お子さまと向き合うことは、非常に大きな体力・気力を必要とします。
時には疲れ果ててしまうこともあるでしょう。