緊急事態宣言の解除を受けて、キルシェクリニックでもやっと症例写真を再開するわけなのですが、今回は再開1発目に似合わない(?)内容のブログです。
ただ、大切なことがたくさん書かれていますので、しばらく悩んだのですがあえてこの内容で書こうと思います。
脂肪吸引を検討されている方の参考になれば幸いです。
少し長めの文章になりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。


まずは症例写真の紹介からしてみましょう。
太もも・お尻・膝の脂肪吸引、施術前と3ヶ月の比較です。
今回のテーマについては、一通り症例写真を見ていただいてから書いていきたいと思います。


いかがでしょうか。
結構大きく変わっていると思いますが、皆さんの感覚としてはどうでしょう?


【施術前】

ボリューム感が多く見えますね。
ちなみに、身長152cm、体重51kg、BMI22ですので、そこまで太っているわけではありません。
太もも付け根、外の張り出しが目立っていることと、太もも内側に隙間がないことが、ボリュームが多く見える理由だと思います。

施術当日のデザインの段階では、「ある程度凹凸やたるみなどのリスクをとっても、しっかりと細くしていきたい」というご希望でした。
施術はぐっすりと眠っている中で行い、トータルの吸引量は5300ccです。
もちろんデザインを重視しながらできるだけ細くなるようじゅうぶん吸引できました。


【施術後3ヶ月】

かなり細くなりましたね。
パツパツだった水着もゆるゆるになっています。
太もも付け根については、外の張り出し、内の隙間ともに良い感じで仕上がりました。

数値的なサイズとしても、
お尻:マイナス10cm
太もも付け根:マイナス7-8cm
膝回り:マイナス4cm
と大幅に改善しています。

細くなったことでお尻が80cm台になり、太もも付け根が40cm台に入ってきたのですが、
ここまで細くなると洋服のサイズにも余裕ができて、かなり小さいサイズまでチャレンジできると思います。


【並べて比較】

いかがでしょうか。
太ももがしっかりと細くなったことで、ふくらはぎの太さが少し気になるかもしれないので、その辺りが今後の課題になる感じでしょうか。



さて、ここからが今回のブログの本題です。
実はこの患者さん、上にご提示した当院での太ももの脂肪吸引での結果に、残念ながら全くご満足いただけませんでした。

施術後すぐから「細くなった自分の脚が受け入れられない」というメールをいただきまして、その後も細すぎるというお悩みの相談をずっといただいておりました。

大きな変化が強みのキルシェクリニックの脂肪吸引であっても、圧迫せずに浮腫ませた状態で完成を待てばその太さで完成しますから、細さの変化感としてはかなり少なくできますので、そのようにご指導させていただきましたが、お話を聞くと、その後も継続して圧迫をされていたようですので、やはり細さは出てしまいます。

そして、3ヶ月目の経過観察では色素沈着やたるみなどの気になっている部分の話に終始して、最後まで細くなったことについてのポジティブな感想をいただくことはできませんでした。
症例写真を見ていただいてもお分かりの通り、確かに色素沈着やたるみについてはゼロではありませんでしたが、脂肪吸引後としては標準的から軽いもので、吸引量と変化の大きさから考えると、許容範囲内だと思われました。



キルシェクリニックの脂肪吸引は、他のクリニックと比較して大きく変化することや、ダウンタイムが楽なことが強みです。
カウンセリングでも、「脂肪吸引は見た目の綺麗さよりも洋服を着た時の細さやデザインを重視する施術」ということもお伝えしています。
また、カウンセリングや当日のデザインで、どのくらいガッチリと吸引するかということについて、10段階で確認もしています。
術後の患者さんにガッカリされないような打ち合わせをするよう気をつけてきたつもりだったのですが、今回このように細さがしっかりと出ているのにまったくご満足いただけないという結果になってしまったことは、反省しなければいけないと感じました。私自身、しばらく落ち込みました。
よって、ここで改めて確認しておきたいと思います。


・キルシェクリニックの脂肪吸引は、多くの場合で大きな変化が出ます
できるだけ細く、脚が長く見えるデザインに仕上げてあげたいと思っています。
そして、患者さんのキルシェクリニックに対する期待やニーズも、そこにあると感じています。
キルシェクリニックでは、他院よりも吸引量が多いため、変化が大きくなる場合が多いです。その点をじゅうぶんにご理解いただいてから施術に臨まれてください。(ほとんどの場合は喜んでいただけますが)患者さんの予想を上回って細さが出るケースは普通にあります。
大きな変化を望んでいない場合には、その旨をカウンセリングで伝えていただくことが大切です。マイルドな変化にも、もちろん対応可能です。


・脂肪吸引で大きな変化を出す場合、素肌での見栄えは少し落ちる場合があります
(ボディの施術の場合)

脂肪吸引のリスクとしては、凹凸・たるみ・シワ・色素沈着・拘縮・ひきつれ・左右差をはじめとして、様々なものがあります。もちろんそういったリスクをできるだけ少なくするように機材を揃え、施術についても細心の注意を払って行っていますが、残念ながらゼロにすることはできません。
キルシェクリニックでは、脂肪吸引とは脱いだときの素肌の見栄えより、洋服を着た時の細さやデザインを重視しています。
素肌の見栄えを重視されたい場合には、その旨をカウンセリングで伝えていただくことが大切です。見栄えを重視することにも、もちろん対応可能です。

お顔の脂肪吸引についてはもちろん常時露出している場所ですし、そもそも数千ccという大量に吸引できる場所でもありませんので、見栄えにも十分注意を払って施術していますのでご安心ください。


・悩んだときには弱気に治療しましょう

脂肪吸引は、気に入らなかったとしても元に戻すことができない施術です。
埋没式二重術などでは糸を外せば元に戻せますので、悩んだときは幅広のデザインにチャレンジしても良いと思うのですが、脂肪吸引は元に戻すことができませんので、悩んだときには弱気の選択をすることが大切です。

脂肪吸引をするかしないかを迷うのであればしない、脂肪吸引をやると決めてもリスクをとって細さを狙うかどうか悩む場合にはリスクは取らない、そういった弱気の選択が時に患者さんを救います。
リスクを回避して吸引量を少なくした結果として太さが気になった場合、脂肪吸引の再施術は可能ですが、上にも書いた通りで取りすぎたものを戻すことはできないからです。



以上が今回のケースを通じて、皆さんに伝えたかったことになります。

脂肪吸引とは、ぽっちゃりで悩んでいる外観で大きな変化が手に入り、皆さんの人生に笑顔を増やし、人生をプラスに変えてくれる素晴らしい施術であることは間違いありません。
しかしながら、正しく判断をして施術に臨まないと、そんな素晴らしい施術であっても、ときに患者さんご本人を苦しめる結果となります。
施術を受けるときには、慎重な判断が必要ですね。

カウンセリングを通して、皆さんの不安や疑問を全て解決することが私の仕事です。
納得いくまで、しっかりと打ち合わせをしていきましょう!
6月に入って、相談の数は少し落ち着いて着ました。
夏に向けて、脂肪吸引の施術数自体も減ってきますので、落ち着いて相談しやすい環境が整います。
いつでもお気軽にご相談ください!







2020年6月の休診日
1(月)・2(火)・6(土)・10(水)・14(日)・15(月)・19(金)・23(火)・27(土)・28(日)

2020年7月の休診日
2(木)・6(月)・10(金)・11(土)・16(木)・21(火)・22(水)・26(日)・30(木)














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