新型コロナウィルス新規感染者が限りなくゼロに近づいたマレーシア。街の様子も「ニュー・ノーマル」に従いつつ、急速に日常に復帰しつつあります。

シッピングモールのフードコートや屋台村も、利用出来る席数が増えて、家族や友人が対面で着席できるようになってきました。

ウィルスの完全抑制に成功したマレーシアにとって、極めてデリケートな対応が必要なのが、国境の開放。安易に全面開放すれば、新たなウィルスが持ち込まれて、これまでの努力が水泡に。

とは言っても、このままではマレーシア経済が危機的状況になるのは明らかです。国境開放は、マレーシアと同水準に感染抑制に成功している国々から順次、夏頃から実施されるようです。

街中が一段落のこの時期、国境開放後の万一の第二波襲来を想定して、備蓄食料等を一気に整えました。


食料品関係

活動制限令中も食料品の調達に不便がなかったマレーシア。食料品の備蓄は基本的に不要と判断したうえで、居住しているコンドミニアム(マンション)がクラスター発生により完全封鎖された場合を想定した必要最小限度の備蓄としました。

クアラルンプール周辺での封鎖例では、中国同様の徹底ぶりで、即時に鉄条網で物理的に完全隔離され、一切の猶予がなし。一旦封鎖されれば、外出は勿論、物品購入なども基本的に困難になります。水や食料などは、政府の責任で配給されたようですが、マレー人向けの一般食で日本人の口に合うかに不安が残ります。

封鎖は2週間以上続きますが、順次外部調達が可能となると想定して、1週間分を備蓄。
部屋での軟禁では、カロリー量は低めで良いので、長期保存が可能で栄養バランスに優れたミューズリーと長期保存牛乳を準備しました。電気・水道が不安定である可能性もあるので、調理不用な点も重要です。

上の写真が全備蓄。

特売中だったケロッグ社製品等を約24食分。
長期保存牛乳は200mlの飲み切りサイズ、6個パック×4=24個
どちらも未開封なら常温で半年以上保存可能なので、保管場所にも困りません。

スティックタイプのインスタント・コーヒーは、主に物々交換用。マレーシア人が大好きな極甘の3イン1タイプです。


生活用品関係

マレーシアでは制限令中に生活用品の不足も基本的に無かったので、生活用品の備蓄も最小限度です。盲点だったのは洗濯用洗剤。外出の度に着替えをした為に洗濯回数が激増。重い洗剤を何回も買いに行く事になりました。

2枚目の写真が全備蓄
トイレットペーパー24ロール
マスク80枚
洗濯用洗剤2本
柔軟剤2本

トイレットペーパーとマスクは、物々交換用に多めに備蓄。喜ぶのは日本人と欧米人でしょう。

『こんなもん ナンボあってもええですから。』



マレーシアでは、なぜか7月7日は毎年恒例の大セールの日なので、一気に備蓄品を揃えるチャンスです。

ネットスーパーやネットショップでも1日限定で驚くほど安いセール品が並んでいます。