福島県福島市の今日は、朝から冷たい雨が降り続く肌寒い・・・というか
普通に寒い冬の一日です。
今日は、台風１９号関連に動きが出たので、その情報紹介です。
まず「被災者生活再建支援法」とは、１０世帯以上の“住宅全壊被害”が
発生した自然災害により、被害を受けた人に都道府県が基金を活用し
て支援金を支給することで復興を支援するための法律です。
主体は都道府県単位ですが、基金のベースは全都道府県より拠出され
ており、国から１／２の補助も入っています。
ただ、この制度の対象は、
・住宅が全壊した世帯
・住宅が半壊、又は敷地に被害が生じ、やむを得ず住宅を解体した世帯
・災害に起因する危険状態が継続し、住宅に長期間居住不能な世帯
・住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ居住困難な世帯
の大きく４タイプです。以前の台風関連のブログにも書きましたが、台風
による浸水被害でのこの“全壊””半壊”などの基準は主に浸水深によっ
ており、床下、床上浸水レベルではこの対象にならないケースが殆どで
す。台風の浸水被害の酷さは、むしろ台風が過ぎた後です。川や下水な
どの汚泥などが床下や床上に浸入しますので、水が引いて乾燥すれば
はい、大丈夫とはなりません。その泥の中には様々な病原菌などがお
り、臭気も立上ります。泥をキレイにするにも家の中、床下ですからそう
簡単には出来ませんし、まして消毒ともなればなかなか素人作業では
出来ません。業者に頼むとなればお金も掛かりますが、制度の対象外
という部分で費用面がどうしてもネックになっていました。
そんなか、福島県では３日に被災者生活再建支援法の対象外となる半
壊、床上浸水世帯への新たな支援制度を設け、”災害見舞金制度”に
基づき１世帯当たり１０万円を支給すると発表しました。各市町村に制度
が設けてあるのが条件ですが、制度がない市町村も制度創設を求める
ようにし、実質的には対象となる公算が大きそうです。
被災された方々の生活が１日でも早く復旧出来るよう、少しでも多くの方
が制度を活用出来るよう、情報発信でした。
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