10月の台風19号の直前会津大川へ釣行しましたが、養沢も今年は台風被害のため晩秋の営業を取りやめた今、行けるのは会津大川のみ。そこで台風の影響がとても気にはなりましたが、駄目で元元と会津大川へ行ってまいりました。
いつも通り6時42分北千住発のリバティ会津号に乗り、9時43分会津田島駅に到着。その足でこめや釣具店へ向かい釣魚券を購入、丹藤橋についたのが10時を少々回った頃。支度をして川に降り立ったのが10時30分ちょっと前です。
10月の釣行で魚に遊んでもらった最上流部は、見る影もなく月面というのは大げさではありますが、写真の状況。魚の姿は一切見えません。
魚は下流に流されたものと思い、下流部の堰堤に向かいます。
今回持参したのはドイツ・オーストリアを歴戦したLRH Wet 9'3''。非常に軽く、また繊細なトップを持つ竿でキャスティングは苦手ですが、繊細なウェットフライの当たりを的確に取ることが出来る竿です。また、ペナペナ竿なので魚がかかった後のやり取りも楽しい竿。
魚の姿は見えませんが、堰堤の下の深みには魚がいるだろうと、そこへウェットフライを投入。リードフライにSaltoun、セカンドドロッパーにRamsbottom's Favourite、トップドロッパーにDunkeldというトリオ。
落ち込みの水に飲み込まれて毛針が水底へ運ばれたのか、ラインが張りを保ちながら流れていきます。すると、微かにラインが止まる感じが竿を握る手に感じられ、軽く合わせると竿先がグッと下に曲がります。柔らかい竿先を大きく曲げながら魚は逃げ回り少々手こずりましたが、落ち着いて愛用のテレスコピックタモに数度の試行で確保したのは虹鱒ではなくて30cmの山女魚でした。大水で川底がすっかり攫われてしまったのか、痩せています。魚が咥えたのはリードフライのSaltoun。今年はこの毛針に何度も助けられました。
その後、堰堤で粘りましたが当たりはこれだけ。魚の姿も全く見えず、下流側に他の釣り人も来ましたが釣れている感じもなく、台風前とはすっかり変わってしまった会津大川でありました。
コメントを頂き大変ありがとうございました。
水の力の凄さに改めて感じ入る次第ですが、川の流れも以前と全然違う場所が多く、更に養魚場育ちの魚がすっかり流されてしまった様で魚の姿も全く見えない会津大川でありました。しかしながら、この時期唯一私の知る釣りの出来る場所なので、釣れないのを承知でまた行ってしまうかも知れません。
本当のオフになりましたら、この前発見したBlue RedのハックルにスターリングのウィングでRed Quillでも巻こうかと今から企んでおります。もう一年以上もクイルウィングのドライフライを巻いていないので大変心配ではありますものの。