薬剤師求人サイトの裏技

薬剤師転職サイトは口コミで選んでも無駄!たった2社で十分です!

 

転職する薬剤師のほとんどの人が薬剤師転職サイトを利用していると思います。

そしてどの転職サイトを利用しようかと考えた時にスマホやパソコンで

「薬剤師 転職 おすすめ」「薬剤師 転職サイト」

と検索するとランキングされた転職サイトが出てくるのではないでしょうか。

 

しかしはっきり言って薬剤師転職サイトランキングは残念ながら全く信頼性はありません

 

あなたが目にした薬剤師転職サイトランキングは根拠もなければ理由もあいまいな、ランキングの根拠となるのは書いた人の主観でしかない信憑性の非常に乏しいものでしかありません。

ですからもしあなたが本気で満足のいく転職を行いたいのであればランキングを見るのではなく「ある事」を重要視する必要があるんです。

 

そこで今回は薬剤師転職サイトの本当に正しい選び方を間違った選び方を交えて紹介していきたいと思います。

どうして薬剤師転職サイトのランキングが信用できないのか

どの薬剤師転職サイトを利用すればいいのか分からない

自分にベストな薬剤師転職サイトなんてあるのか?

これらを考える人はぜひ参考にしてみてください。

 

薬剤師転職サイトの口コミが無駄な理由

ランク付けの根拠に一貫性がない

そもそも薬剤師転職サイト「ランキング」と言う位なのでランク付けするための「根拠」が本来必要になってきます。しかしネットを見てみると「1位の理由は求人数NO1だから」「2位は満足度NO1の○○」と言った具合に何一つランク付けの根拠になる様なものはありません。統一された根拠もありません

実際にあなたが読んだ事のあるランキングの根拠となる1位と2位と3位をシャッフルしてみてもきっと違和感のないランキングになっていることでしょう。

つまり薬剤師が転職サイトを選ぶ際に「ランキングの上から3つを取りあえず登録しておく」なんて言う方法は完全に間違った方法になるため、そのようなサイトを鵜呑みにして転職活動を行う事は間違いなんです。

 

転職する薬剤師の要望に応じた情報ではない

例えばあなたが仕事の通勤用に燃費の良い軽自動車を買いたいと考えているとします。そしていざ車を見に行いくと店員の方から「日本で一番売れている車ですよ」といきなりプリウスを勧められても困りますよね。

しかし今の薬剤師転職サイトにおいてはどの転職希望者にもプリウスを勧めている様な状況になります。これだとミスマッチが起きて当然ですよね。

つまり今の薬剤師の転職を紹介するサイトはこれと同じ様に「あなたがどういった条件でどういった働き方をしたいのか?」という事に焦点を当てて紹介しているサイトはほぼ皆無であり、とにかく広く浅い条件を満たしているサイトが良いサイトとして取りあげられている状態にあるんです。

 

薬剤師転職サイトの口コミは良い事ばかり

薬剤師転職サイトの口コミもあてにならないので信用してはいけません

そもそもこの口コミはサイト運営者1人の口コミではありません。では誰の口コミなのかと言うと「実際にその転職サイトを使ったであろう人」にお金を払って口コミを書いてもらっているんです。

「個人の口コミをまとめた情報なら結局本当の口コミなんじゃないの?」と思われるかもしれませんがこれは大きな間違いです。なぜならいくらでも印象操作が可能だからです。

もしあなたがAという商品を販売したいと考える時に、採用する口コミはどんな口コミを利用するでしょうか?おそらく全員が「良い口コミ」を採用すると思います。そして売りたい商品の口コミは9割以上良い口コミで埋め尽くされる事になるでしょう。

そしてここでの一番の問題は良い口コミしか出てこないのではなく「悪い口コミが隠されたまま」という事になります。

 

担当の質ははっきり言って「運」

ただぶっちゃけた事を言いますとそもそも転職サイトの悪い点はほぼありません。と言うのもあなたは大事なお客様です。あなたの採用が決まると年収にもよりますが100~200万円前後のお金が普通に動きます。しかも人件費を除いてほぼ利益になる大金です。

つまりあなたに対していい加減な対応を取る事の方が稀だと考えれば分かりますし、いい加減な仕事をすると考える方が不自然です。どのサイトもあなたの要望に応じた求人を探し、見つかり次第あなたに報告してくれます。

もちろん中には担当の人の対応が悪かったというケースも実際に存在しますが、それは担当した人がハズレだったというだけの話しであり、結局あなたが本当に望む職場の求人を紹介してくれる・してくれないとはまた別問題になってきます。

つまり担当の人の対応が悪いと言う口コミはウソではないとは思いますが、それが薬剤師転職サイト自体の評価なのかと言うのはまた違う話しになります。

 

薬剤師転職サイトで大切な事は「求人数」

薬剤師転職サイトの口コミは良い面ばかりを収集して、それをまとめてネット上に紹介していますので、そこに情報操作がないのかと言われるとまず100%無理な話しになります。ですから薬剤師転職サイトをランキング化したり口コミを見ても残念ながら実際には役に立ちません。

 

では具体的にどういったものを根拠に薬剤師転職サイトを選べばいいのかと言いますと決まっています。それはシンプルに薬剤師の求人数が多いサイトを選ぶこれに尽きます。

ではその理由を解説してきます。

 

年収や休みその他諸々の選択肢が増える

例えば同じ地域で2人の薬剤師が転職するとします。すると

 

・1人は年収700万円の求人を紹介された

・1人は年収600万円の求人しか紹介されなかった

 

と言ったケースが起きる事があります。この場合考えられる事は2つあります。

1つは経験の差によって年収700万円の求人を紹介するにふさわしくなかった可能性です。もし年収700万円の求人の方は雇う側が調剤経験ゼロでブランクがある場合等には躊躇してしまいますので、転職サイトがミスマッチと判断して求人自体はあるのに紹介されなかったというパターンです。

 

ただ圧倒的に多いのはこれではなく、実はそもそも求人自体がなかったというケースになります。この場合は求人自体がありませんので紹介しようがありません。

ですから当たり前ですが求人数が多いことが高年収・休みが多い求人を紹介してくれる可能性が高くなるため必須条件になってくるんです

 

正社員募集でもパート薬剤師として働ける

はっきり言って薬剤師転職サイトはパート薬剤師の求人にとびぬけて力を入れている所はありません。どれも似たり寄ったりです。だからこそ求人数の多い薬剤師転職サイトを利用する必要があります。

というのも求人の時点で正社員の募集しかない所でも、転職エージェントを通して交渉すれば正社員募集でもパート薬剤師として働くことが可能なケースは実は少なくないためです。特に今の時代パート薬剤師すら確保が難しい時代ですのでこの交渉はとても有効です。

パート薬剤師募集の求人だけで探すといい求人はそこまで多くありません。心当たりがある人も多いのではないでしょうか。しかし視野を広げて正社員募集の所から入るとかなりの数の求人が出てきます。そしてやはりここでも求人数が多い転職サイトの方が選択肢が広がります。

 

考えもしなかった働き方の選択肢が見つかる

よく「ママ薬剤師におすすめな転職サイト」と言う文言も目にしますが、そんなものはありません。当たり前ですが「扱っている求人に短時間勤務があるか否か」という問題であり、それ以上でも以下でもありません。

ですからここでもまた求人数が多い事は選択肢が増える事に繋がります。そしてこれはママ薬剤師に限らず週3日だけ働きたいとか、調剤しない働き方がしたいという人にとっても選択肢肢の幅を広げるためにも必須な事になります。

もし週3日勤務で一般的な正社員レベルの給料を貰えるのであれば週3日で働きたいと考える人もいるかもしれません。そういった思いもしない選択肢を提供される事もあるため求人数は必須になります。

 

質より量に拘る理由は求人数=情報量だから

「大切なのは数ではなく良い求人。別に求人が多いからと言って良いわけではない」と考える人もいるかと思います。

例えば「Aの転職サイトが求人数はそこまで多くないのに年収800万円の求人がある」と言うケースですね。このケースを見るとやはり「求人の数よりも求人の質」を重視すべきなのではと考えるかもしれません。

しかしそれでも薬剤師の転職に関しては求人数を絶対視すべき理由があるんです。

と言うのもその瞬間だけを見ると確かに年収800万円の求人があったかもしれません。ただそれはタイミングの話しであり、求人数が多い転職サイトの方が今後年収800万円の求人が出る確率は間違いなく高いからです。

 

よく「高年収を探すなら○○」と言った紹介がされていますが、ある特定の転職サイトだけが高年収の求人を扱う事などできません。多くはその時たまたまタイミングよく年収800万円の求人を持っていただけで、今後もその転職サイトが独自の高額求人を持っているかと言えばNOと言えます。

ですからタイミングも重要ですが、そのタイミングも運で決まるのではなくやはり数が重要になってきますので求人数は質よりも量であり、量があることで質も伴うと考えた方がベストと言えるでしょう。

つまり結論を言えば薬剤師の求人数はある意味情報量にも直結するとても大切な指標になるんです。

 

薬剤師の転職は2社!薬キャリとリクナビ薬剤師を利用すべき

では実際にどの薬剤師転職サイトを利用すべきなのかと言う話しですが、ズバリ薬キャリとリクナビ薬剤師をお勧めします。以下その理由を紹介していきます。

 

求人数が都市部と地方にそれぞれ多い

繰り返しになりますが薬剤師の転職サイトで重要なものは求人数です。ただ求人数NO1の転職サイトを利用すればいいのかと言うと間違いになります。

と言うのも薬剤師の転職サイトの場合、都市部と地方によって力の入れ具合が異なるケースが多々あるからです。

 

具体的には薬キャリは都市部においてダントツトップの求人数を誇ります。

薬キャリ

 

他社と比べても求人数が多いのは一目瞭然で具体的な数字を挙げると以下の通りになります。

●病院クリニック+調剤薬局の求人件数

薬キャリ 8527件

ファルマスタッフ 3627件

マイナビ薬剤師 6250件

リクナビ薬剤師 4760件

※こちらは東京の求人結果になりますが大阪の求人数も1位も薬キャリになっています。

 

ただ薬キャリの弱点は2つあります。

それは1つは一部の地方に対してはNO1の求人数ではない点です。例えば薬剤師あたりの人口が最も多い徳島県と最も少ない福井県においては薬キャリはNO1の求人数ではありません。

そしてもう1つの弱点としてはドラッグストアの求人に対してもNO1ではない点です。

 

ただその薬キャリが弱い部分を見事にカバーしてくれているのがリクナビ薬剤師になります。

リクナビ薬剤師

 

徳島県や福井県などの地方においてはNO1の求人数を持ち、おまけにドラッグストアの求人もトップになるんです。

お部屋探しをする際に不動産屋は半径数キロ圏内にいくつも店舗がありますよね。ではなぜ色んな不動産屋があるかと言えば扱っている物件が異なるためです。これと同じ事が薬剤師転職サイトでも起きているんです。

ですから物件探しと同じ様に薬キャリとリクナビ薬剤師の2つをフォローしておけば全国的な調剤薬局・病院・クリニックの薬剤師求人をカバーする事ができるため選択肢の幅が最も広がる転職サイトになります。

薬キャリ

リクナビ薬剤師

 

薬キャリは派遣薬剤師の働き方もできる

短時間で破格の時給のイメージがある派遣薬剤師ですが、実はすべての薬剤師転職サイトで求人案内が可能かと言えばそうではありません。むしろ派遣ができる薬剤師転職サイトは限られています。

そんな中でも薬キャリは派遣薬剤師として働くことが可能になります。

そして派遣薬剤師の何がおすすめかと言いますと時給が高いのはもちろんなんですが、今の段階で自分が特に希望がない場合、特に目的がない場合に派遣薬剤師としての働き方がベストなんです。

時給が良いため労働時間を正社員並みに増やす必要もなければ、たとえつまらない職場や人間関係が悪い職場であったとしても切り替えて働くことができます。なぜならずっとそこで働くわけではありませんから。この精神的負担を軽くできるのは派遣薬剤師の強みになるんです。

もちろん結果的に正社員として働きたければ正社員でも問題ありません。しかし派遣薬剤師の求人を案内できない転職サイトの場合にはそもそも選択する事ができませんから、諦めるかもう1社派遣薬剤師を扱っている転職サイトに登録する手間が増えてしまいます。



薬剤師転職の王道!エムスリーキャリア



リクナビ薬剤師

薬キャリやリクナビ薬剤師以外のおすすめの転職サイト

薬剤師転職サイトの中には面接に同行してくれるサービスを行っている所があります。中でも有名なのがファルマスタッフです。「自分ひとりで面接は問題ない」という方は不要なサービスですが、もし面接がかなり苦手な人や自分で交渉が難しいと感じる場合には面接同行サービスがあるファルマスタッフを利用してもいいでしょう。もちろん面接に同行するからと言って有料になるわけではありませんので安心して利用できます。

ちなみに私自身もファルマスタッフを利用して面接に同行してもらった経験があります。事前に面接で聞こうと思っていた事をまとめていましたが、いざ面接になると緊張して聞く内容にもれがあったのですが、同行してくれたファルマスタッフの方がしっかりフォローしてくれました。

またファルマスタッフは上でも紹介した派遣薬剤師を持っている薬剤師転職サイトとしても有名なため派遣の働き方も考えている人は利用することをおすすめします。そしてそれと同時にファルマスタッフは派遣薬剤師があるため人気の部分も大きいですが、実は普通に正社員やパートの求人も他の大手に負けないかむしろそれ以上に求人を持っていますので、安心して利用してください



薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

 

薬剤師転職サイト選びはゴールの手前

あなたが手広く情報を集めるのであれば薬キャリとリクナビ薬剤師を利用すれば納得の転職ができる可能性は確実に高まります。

ただ近場で特にハードルの高い条件なく働きたいのであればどの転職サイトを利用しても問題ないと思います。繰り返しになりますがどの転職サイトもそれなりに求人を持っていて担当の担当も基本的に悪くありませんので大きくハズす事もありません。

ただ給料に拘りたい、休みに拘りたい方は転職サイトを利用してください。


薬剤師転職の王道!エムスリーキャリア



リクナビ薬剤師

転職のゴールは新しい職場であなたが働き始めるまでです。しかしそのゴールをどうするかも結局は薬剤師転職サイトに大きくゆだねられていると言っても過言ではありません。

そして新天地であなたが薬剤師として満足のいく働き方をするためには情報量、つまり求人数が何よりも大切になってきます。それは上でも述べた通りです。

ですからまずは仕事を辞める一番のハードルを超えたら次はベストな転職サイトを利用して転職してみてください。