アジング・メバリングの基本形はジグ単でのゲームになりますが風が強い時や遠投をしたい時などではジグ単ではどうしても無理がありますが、そんな時はスプリットショットリグ・キャロライナリグ・フロートリグなど色んなやり方があり軽量ジグヘッドの特徴を活かしながら遠投の深場を攻める事により釣果を伸ばして行く事が出来ます。
その中でもスプリットショットリグはコンパクトで簡単にタックルを作る事が出来ておススメです。
アジング・メバリング初心者の方はジグ単に慣れて次のステップとしてシンカーを使ったゲームをやってみましょう。
- 【スプリットショットリグとは】
- 【スプリットシンカー】
- 【作成アイテム&道具】
- 【アイテム購入にあたり】
- 【今回の使用アイテム】
- 【作成してみよう】
- 【仕上がりの重さと調整方法】
- 【セッティング】
- 【費用】
- 【まとめ】
【スプリットショットリグとは】
タックルは至って簡単で難しい事はありません
《タックル図》
ショックリーダーに装着して使用します。
ゲームのやり方は過去記事にまとめてますので参考にして下さい。↓↓↓↓↓
【初心者必見】アジング・メバリングでスプリットシンカーを使って沖の深場を狙え‼️
【スプリットシンカー】
メーカーにより形状も様々となり重さも数種類あります 。
単価ではゴム付きで1個当たり100円前後位でしょうか。
ゲーム性としては沈めて使うアイテムとなりますので根掛りは必須となります。
根が荒い所では最悪1ゲームで10個前後をロストしてしまう事もしばしは。
非常にお金の掛かるゲームだと私は思っております。
と言いましてもナイトゲームは当然の事ながらデイゲームで特に本領を発揮してくれます。
遠めの深場に移動したターゲットを狙う事が出来るのがこのスプリットシンカーなんですね。
しかし、多量のロストは痛いので自作で格安で作ってみましょう。
【作成アイテム&道具】
《アイテム》
・ステン硬線
・中通しおもり
・浮きゴム
《道具》
・硬線クリッパー
硬線は非常に硬いので通常のペンチやニッパーでは歯が立ちません。
硬線用のクリッパーを使って下さい。
・瞬間接着剤
・出来るだけ幅の細い糸ノコギリ
・ヤスリ
※硬線クリッパー以外は100均で揃える事が出来ます
【アイテム購入にあたり】
《中通しおもり》
重さはそれぞれの号数を購入して下さい。
使う目安としては0.5号~~1.5号辺りの号数を選べばいいです。
後は使う用途で選んで下さい。
《ステン硬線》
太さが数種類あります。
選ぶポイントは中通しおもりの穴の大きさに合わせる事です。
中通しおもりは号数により穴の大きさが違いますので穴に合った太さを確認して購入して下ください。
太すぎると穴に入りませんし細すぎても作り辛くなりますので確認は必須です。
《浮きゴム》
この浮きゴムにもサイズがあります。
これはステン硬線に合わせて購入しましょう。
挿入してきつ過ぎる位が丁度いいです。
緩いと外れたりズレたりの原因になりますので注意して下さい。
【今回の使用アイテム】
今回のアイテム購入の流れは
使う重さの中通しオモリ→通る太さのステン硬線→きついサイズの浮きゴム
この順でそれぞれのサイズに合わせてチョイスしました。
《ステン硬線》
マルシン漁具 DRAGONステン硬線 1.8㎜
50㎝が4本入ってます。
最悪1.6㎜でも大丈夫です。
購入に辺り気を付ける事は中通しおもりの穴に合わせて購入する事。
同じ号数のオモリでもメーカーにより微妙に穴の大きさが違います。
しっかりと確認をして穴にあった太さの硬線を購入して下さい。
《中通しおもり》
中通しおもり 0.8号(3g)
中通しおもりですが両端の形状が細くなっている樽型がおススメで注意点としてはメーカーにより同じ号数でも穴の幅が微妙に違っていてます。
今回はタカタ製を使ってますが第一精工の王様印0.8号は少し穴が狭く硬線1.8㎜は通りませんので硬線1.6㎜をチョイスして下さい。
《浮きゴム》
細(1.5㎜)
前以てカットして小分けで売っている浮きゴムもありますが低価格で作るにはこのチューブタイプが割安になりますが細い硬線を使う場合はカット小分けの浮きゴムの方が種類は豊富なので合わせやすいかと思います。
【作成してみよう】
①
おもりに合わせてステン硬線を切断します
中通しおもりの両端から各5mm~7mm出る位の長さが目安です。
②
切断面は潰れていますので、このまま使うとリーダーを傷つけてしまうので丸くなる様にヤスリ掛けをします
③
中通しおもりに糸ノコギリでショックリーダーが通るスリットを作ります
このスリットは糸グセを軽減する為にあります。
鉛ですので簡単に歯が入って行きますので慎重に貫通しない程度まで削ります。
中通しおもりには鉛を合わせたラインが入っていますので歯を入れる目安にするとキレイに真っすぐに切る事が出来ます。
④
切れ込みを入れた上部は鋭利になっていますのでヤスリを掛けて軽く面取りをします
これはショックリーダーを通した時に傷が付かないようにする為の処置です。
⑤
中通しオモリの穴に瞬間接着剤を流し込み軸となるカットした硬線を左右バランスよく出るように差し込みます。
軸を差し込んだ時に反対側から瞬間接着剤が押し出されるのでティッシュなどで素早く拭き取りましょう。
軸のステンレスとおもりの鉛は非常にくっつきがいいので瞬時に固まってしまいますので素早く左右バランスよく差し込む事。
⑥
しっかりと乾かして出来上がり
軸に付いて乾いている瞬間接着剤はカッターで簡単に削り取る事が出来ますのでキレイに仕上げます。
⑦
浮きゴムをカット
軸に一旦取り付けて先が隠れる位の所で切ります。
【仕上がりの重さと調整方法】
仕上がったスプリットシンカーを計ってみます。
今回は0.8号の3gの中通しおもりを使いました。
スリットを入れるのに削ったりしましたが硬線の重さが加わり約0.4gのプラスです。
丁度3gを作るのであれば前以て中通しオモリの両端を切り取るか削るかで調整すればいいかと思います。
又、2gのスプリットシンカーを作る場合は0.5号の中通しオモリを使うのもいいのですが恐らく硬線も穴のサイズ的に買い替える事になるかと思いますので前以て両端をバランスよく削って調整する方法もありかと思います。
【セッティング】
タックルは至って簡単。
ショックリーダーに適当にカットした浮きゴムを2個通します。
後はスリットにリーダーが通るようにしてスプリットシンカーを挟むだけ。
ジグヘッドを結んだら50㎝程上までシンカーを引き上げて出来上がりです。
【費用】
《中通しオモリ》
1個約10.2円
《ステン硬線》
マルシン漁具 DRAGONステン硬線 1.8㎜だと1本で50本前後は取る事が出来ます。
4本入りですから1袋で200本は取れる計算となります。
カットした1本約2.3円
《浮きゴム》
1セット(2個)約5.2円
合計
約17.7円
既製品で約100円程掛かる事を考えると破格の金額になります。
最悪1ゲーム10個のロストで約1000円が飛ぶのを考えると10個をロストした所で約180円程で済んでしまうんですよね。
スプリットシンカーをロストすると言うことは同時にジグヘッドとワームもロストする事になりますので実に総額で2500円~3000円が飛ぶ事になりますが自作では1700円~2200円。
5個のロストでも1250円~1500円が飛びますが自作では850円~1100円となります。
この差を考えると手間暇を掛けても惜しくはないのでしょうか。
【まとめ】
アジング・メバリングで遠投する時にフロートをよく使いますが、同じ遠投でもスプリットシンカーを使う場合との違いは表層を攻めるか中層~ボトムを攻めるかの違いになります。
表層ならフロートで中層~ボトムならスプリットシンカーと言う使い分けですね。
デイゲームに於いてターゲットは深場に移動しておりますので当然にスプリットシンカーが本領を発揮してくれます。
デイゲームのアジング・メバリングに挑戦してみては如何でしょうか。
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