【2021年度入試】内申オール3付近で狙える公立高校 | 横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

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神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

 

 

 

 

 

最近はブログの更新をさぼって、2020年度公立入試のデータ入力をしていました。

 

なんと今年は2020年度入試の合格者平均データを去年よりも1カ月早く入手できたのです。

 

ほんと、1つ1つの高校の内申や5科の点数を入力していくのは気が遠くなるような作業です。

 

コロナ禍で高校の説明会に行くのもたいへんな状況なので、志望校選びもままならないと思います。そんな時、私のブログが志望校を決めるお役に立てば幸いです。

 

これから書く内容は2021年2月15日に受験をする中学3年生を対象にしています。

 

データは創育さんの「神奈川県 高校入試結果データ集」を元にしています。

 

ちなみに今年の塾生には伸学工房さんの「2020神奈川県公立高校受験結果資料」を元に作った別バージョンを配布する予定です。

 

今回の記事は内申オール3付近で狙える公立高校を分析しています。今年も内申オール3付近で狙える公立高校を下記の基準で定義しています。

 

①内申81(27×3)の±2

 →つまり内申79~83

②9科内申27の+2まで

 →つまり内申84~87(29×3)

 

 

【表①】2020年度神奈川県公立高校入試 合格者平均内申

■選考比率が「調:学:面=5:3:2」の高校はセルを水色にしています。

 

内申オール3付近①の表を見ると、中2時点ではぎりぎりオール3の子が多いようですね。

 

定期テスト前にならないと勉強しない子や、嫌いな科目は学校の宿題のみで後は全くやらない子がオール3タイプの子の印象です。

 

しかし、内申オール3付近①の逗葉高校から上にある高校や、内申オール3付近②の高校を合格した中3生たちは中学3年生になってから内申を1~2上げることに成功しています。

 

得意科目であっても3→4に上げるのは簡単ではなく、突き抜けた何か(定期テストで80点近く取るとか、提出課題が常にA以上など)が必要です。

 

ましてや、中学3年生ともなると多くの子が勉強し始めるので、中1・中2の頃より内申を上げづらくなります。

 

そんな状況でも、「4」を取るための突き抜けた努力が合格者平均内申の数字に表れているのでしょう。

 

また、「相模田名」「茅ケ崎西浜」については注意が必要だと思います。

 

両校とも創育さんの合格率60%基準内申は「72」ですが、合格者平均内申はそれより約8ポイントも高いです。

 

藤沢地域の場合、茅ケ崎西浜の上って「藤沢総合」や「藤沢清流」など内申30付近の高校になってしまい、オール3付近の高校の選択肢が少ないんですよね。

 

だから、内申が81あっても模擬試験で点数の取れない生徒は、基準内申72の茅ケ崎西浜を受験しているケースが多いと思います。

 

 

【表②】2020年度神奈川県公立高校入試 合格者平均得点

■選考比率が「調:学:面=5:3:2」の高校はセルを水色にしています。

 

2020年度の神奈川県公立入試の教科別平均点は下記のようになっています。

■国語:69.1

■数学:55.7

■理科:55.9

■社会:58.2

■英語:49.4

■5科計:288.3

 

2020年度入試は2017年度以来の高平均点の年になりましたので、オール3クラスの高校で理社30点台は数えるほどしかありません。(去年は20点台の高校が多かったですけど)

 

しかし、英語となると話は変わってきます。やはり積み重ねの学問である英語は、中学1年生からしっかり勉強しないと受験レベルの長文問題には対応できません。

 

オール3くらいの中3生なら、学校の定期テストなら平均点くらい(50~60点くらい?)は取っているのではないでしょうか。

 

そんな定期テスト前には普通に勉強している子でも入試問題では30点台を取るのに苦労しているのが現実です。

 

逆に国語は平均点が高いこともあり、オール3クラスの多くの高校の合格者平均が60点を超えています。

 

つまり、「漢字が読めない」「読解問題が苦手」と国語の勉強を避けても、受験では60点以上は取れる実力がなくてはいけないということです。

 

今年の受験では、国語で無駄な失点をしたかどうかが合否を分けたかもしれないですね。

 

 

 

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