Hi everyone!
お元気ですか?
引越し荷物を部屋に入れ込んだ月曜日のことです。バタバタしている時に、インターネットのセンチュリーリンクから電話がありました。
「明日のセットアップの件ですが、お申し込みのお部屋は別の方のアカウントが入っていますので、明日はセットアップに伺えません」
だ〜か〜ら〜。
もうトラブるのは勘弁して。
確かに部屋番号が変わったことを連絡したのは、金曜日の午後遅くでしたけどね。明日の今日かい。
たまたま管理人のジェファーソンが近くにいたので、慌てて呼び止めて電話を代わりました。
「いや、ネバダ州の法律ではリース契約があれば関係ないでしょ。契約書を送るように伝えますから」
ジェファーソンはアニメ好きのどちらかというとオネエ系。普段はフネフネと頼りなさそうな兄やんが、突如頼もしく見えました。
荷物を全部家に入れてから、速攻で契約書をメールしましたとも。
でもね、私もアメリカ生活が長いから、勘が働くんですよ。
なので翌朝、確認の電話を入れました。
センチュリーリンクに電話すると、まず本人確認のために名前を聞かれ、続いて電話番号、住所、メルアド、アカウントナンバーにオーダーコンファメーションナンバー、さらにソーシャルセキュリティナンバーの下4桁を聞かれます。
そこまで聞かな確認できんか⁈
私はもう「他に何知りたい? 血液型も教えよか」な心境。
でやっとこさ私のアカウントを見たお姉さんは、
「ネバダ州ですね。ネバダ州は専属のデスクがありますので、そちらにお繋ぎいたします」
でね、この後にマニュアル通り、
「他にご用はございませんか?」
と来るわけです。
アンタがでけへんからよそに繋ぐて言うてんのに、他に用があるわけないやん。
とイラッとくるけど、
「いえ、結構です。サンキュー」
と言うでしょ。するとまたマニュアル通りに、
「Thank you for choosing CenturyLink」
って言いはんねん。
もうエエから早よ繋いで。
と言いたいけど、これもグッと我慢するわけです。
ネバダ州デスクのお姉さんが出たら、また名前、電話番号、住所…からソーシャルセキュリティナンバーの下4桁までをすべて唱えるわけです。
でやっと私のアカウントを見つけたら、
「セットアップは11月16日になってます」
エエーーーー?!
それって1カ月先やんか!
「いやいや、お宅から昨日電話があって…」
と説明したら、
「それはケア部門になりますので、そちらにお繋ぎします」
またかい!
ほんでもしゃーない。
「ほんなら繋いで」と言うと、また、
「他にご用はございませんか?」
せやから、あるわけないがな!
と吠えたいところをグッと抑えて、
「いいえ。サンキュー」
するとまた、
「Thank you for choosing CenturyLink」
で次に出たにーちゃんが、イヤイヤ仕事してるのが目に見えるような鬱陶しそうな喋り方で。
でまた名前、電話番号、住所…と全部を繰り返すわけです。
で事情を説明すると、
「それはムニョムニョ部門ですから、そちらに繋ぎます」
私は思わず、
「ナニ部門に繋ぐて?!」
と声を大にして聞き返しましたが、にーちゃん、やる気なんか1ミリもないからまた、
「ムニョムニョ部門」
とモソモソとしか喋りよれへん。
「もうエエわ。どこでもエエから繋いで」
するとまた、
「他にご用は…」
「ないない!」
さらに、
「Thank you for …」
「エエから繋いで」
でね、もうおわかりでしょうが、次に出たお姉さんにもまたイチから名前、電話番号…をひと通り全部繰り返すわけです。
はっきり言って、この辺ですでにコメカミの毛細血管が浮いてました。
この電話をしている間中、メンテナンスのマーセルがバスタブのストッパーを取り付けに来ていたのですが、マーセルも横で聞いてて苦笑いしてはった。
でね、このお姉さん、何て言ったと思います?
まさかの、
「それはネバダ州専門のデスクになりますから、そちらにお繋ぎします」
双六のふりだしに戻ってどーすんねん!!!
さすがにブチ切れました。
「ちょっと待って!この電話、アンタのとこから始まってんで。たらい回しされて1周して戻ってきてるやんか!私、新規の顧客やで。まだ始まってもへんのに、セットアップするだけでこんなにたらい回しにされるわけ?!もうエエわ。オーダーはキャンセルして」
するとどうなったと思います?
そこからさらに2カ所に繋がれましてん。
繋がれるのを待つ間、マーセル相手にブーブー文句タレてました。
最後は、
「お願いやからキャンセルして!プリーーーーズ!!!」
と懇願して、ようやくキャンセルしてもらう有り様。
「別の会社に頼んでも、『センチュリーリンクが入ってるから当社ではできません』とは言われへんようにしといてよ」
「イエス」
「ホンマに言われへんねんね?」
「大丈夫です。キャンセルのコンファメーションナンバーは…」
「ちょっと待って!それってオーダーのコンファメーションナンバーやんか!」
「でもこれがキャンセルのコンファメーションナンバーです」
「オーダーのコンファメーションナンバーがキャンセルのコンファメーションになんの?」
「はい、そうです」
「ホンマやろね!」
もう何から何まで信用でけへん。
それにしても、入ってもないインターネットをキャンセルしたのはさすがに初めて。
電話会社、インターネット、ケーブル系はどこも似たり寄ったりですが、エエ加減うんざり。
これね、この手の企業のテクニカル部門やお客様サポートは、海外にアウトソースしてるのがモンダイなんですよね。
日本語族にはあり得ないけど、世界の共通語である英語族だからこそ可能な企業のコスト削減手段なのです。だから今時アメリカでフリーダイヤルに電話すると、世界中のどの国に繋がるかわからない。
主人はそれが嫌で、どの会社でもカスタマーサービスに電話するたびに、
「Where are you?」
とまず聞いていました。最近では十中八九が海外なので、すると「申し訳ないけどアメリカのカスタマーサービスに繋いでくれる?」と頼んでいました。
カスタマーサービス、いわゆるお客様サポートを海外にアウトソースするということは、人種や文化のみならず教育システムの違う国の人たちが米企業で働くことになるわけです。チラッと考えただけでも、マニュアルが必要以上に徹底しているのは想像に難くありません。
その上、おそらく仕事内容も流れ作業のように細分化されて、実質はカスタマーサービスの流れ作業なのでは。
だからマニュアル通りにしか解答できないし、すぐに「〇〇にお繋ぎします」になる。こうなると、顧客は目に見えないベルトコンベアーに載せられた状態なわけです。
第一、当然各国訛りの英語になる。もしかしたらやる気なしにーちゃんも、ただ英語の訛りが強かっただけかもしれません。
お姉さんのひとりはフィリピン訛りで、ひとりはジャマイカ訛りバリバリやったし。
これは社員の能力の問題ではなくて、儲け主義の究極に走る企業体質の問題。
だから私は、
責任者、出て来い!!!
と企業に対してグーパンチしたい心境になるのでした。
というわけで、まだインターネットの入っていない我が家です。
スマホだけならインターネットなんか全然いらんねんけどな…。
私はインターネットのない世界に行きたいです。
では、お元気で。
Have a nice day!
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