おひとり様の同志 | ラスベガス的リタイアの法則

ラスベガス的リタイアの法則

在米30年をハワイと南カリフォルニアで過ごしたのちに、ラスベガスで始めた引退生活。ところが主人が悪性脳腫瘍に。ラスベガス大好き♡なヨメが、愛する主人のために古巣カマリオへ。
主人が天国に行き、ラスベガスに戻って来ました。時に泣きながら、一生懸命生きてます。

Hi everyone!

お元気ですか?

今朝、母から電話があり、

「○○さんから晩ご飯に誘われてんけど、何着て行ったらエエと思う?」

母は今住んでいる町のことを、いつも「ホンマに田舎やから」と言います。

息子たちと初めて母の住むマンションを訪ねた時は、母の言葉を真に受けて、

「もうグランマは大阪ちゃうで。田舎らしいで」

と息子たちに伝えていました。

田舎というと、田園の広がるのどかな風景を思い描いていたのですが、実際に着いて長男がポツリ。

「田舎っていうより工業地帯やな」

確かに。マンションの裏には大きな工場があって、何本もの煙突から白い煙が上がっていました。

母のいう田舎とは、オシャレなお店やレストランがない、という意味だったんですね。母は84歳ですが、今でも美容やオシャレには人一倍気を遣います。だからオシャレしてお出掛けするのが大好き。

なので、どんな服で晩ご飯に行ったらいいかと聞かれて、

「そんな機会は滅多にないねんから、オシャレして行ったらエエんちゃう?」

「そやんな。いっこも着ていくとこないから、全然着いへん服ばっかりっていうのも辛いで」

お互いに未亡人歴が短い母と私は、太平洋を挟んで同じような寂しさに襲われているのでした。

「私もそうやで。ラスベガスは行くとこはいっぱいあるけど、ひとりじゃ行く機会もないし」

そこから話は、当然のようにおひとり様に発展。爆笑

私がおひとり様できない話をすると、

「ママもようせんねん。この間もスーパーのフードコートで食べようと思ってウロウロしてんけど、やっぱりよう座らんかったわ」

私はスタバとフードコートは平気だから、母は私より重症。汗

「ほんで結局何か買うて家で食べてん」
わかるわ〜、その気持ち。

「けどこれからひとりで人生を楽しく生きていくには、おひとり様できるようになるんがカギやと思う。そやから頑張ってできるようになろうと挑戦してるねん」

「そやな。家でひとりで食べてたら、めちゃくちゃ寂しなるモンな」

「ママもおひとり様できるように頑張り。私も頑張るから、一緒に頑張ろ」

思わぬところに同志がいました。爆笑

これって子供がいなかったり、いてもすでに巣立った後で未亡人になった人が通る道なのかも。

夫婦が最も2人ですることって、食事に行くことなんですよね、きっと。

自分が何か食べに行きたくなった時に、

「食べに行こ!」

と何にも考えずに、主人と出掛けていたでしょ。オシャレして出掛けたくなったら、当たり前のように主人を誘って行っていた。だから突然相棒がいなくなると、その穴をどう埋めればいいのか戸惑ってしまうんですよね、きっと。

母には友人や親戚、私の場合は息子たちもいるけれど、皆んなそれぞれの生活がありますからね。やっぱり人生のパートナーだった配偶者とは一線を画してる。

これはもうひとりの生活に慣れるしかないんですよね。
だからこそふと出掛けたくなったり、外食したくなった時におひとり様ができると、ずいぶん生活に張りが出るんじゃないかと思うのです。

誰かと一緒の時もあれば、誰もいなくてもひとりでもお出掛けできる。それができるようになると、大袈裟に聞こえるけど世界が広がるような気がします。

と言いつつ、私も第2歩目のハードルはなかなか高い…。あせる

「ママ!今日、ちゃんとしたレストランでおひとり様してきたで!」

と早く報告できるようになりたいです。

「全然平気やったで!心配するほどのことはなかったわ。そやからママもできるて!」

と言ってあげたら、母も勇気が出るはず。

気がつけば、いつしかおひとり様が使命になってた。爆笑

母のためにも頑張ります。筋肉

目指せ、おひとり様!

では、お元気で。

Have a nice day!

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