20日目:ピーク突入で緊迫感 | ラスベガス的リタイアの法則

ラスベガス的リタイアの法則

在米30年をハワイと南カリフォルニアで過ごしたのちに、ラスベガスで始めた引退生活。ところが主人が悪性脳腫瘍に。ラスベガス大好き♡なヨメが、愛する主人のために古巣カマリオへ。
主人が天国に行き、ラスベガスに戻って来ました。時に泣きながら、一生懸命生きてます。

Hi everyone!

お元気ですか?

STAY HOME FOR NEVADA: DAY 20

現在の全米感染者数:36万7507人以上
全米死者数:1万0908人以上

ついに。
ついに。
全米死者数が1万人を超えてしまいました…。えーん


西海岸時間の正午ごろにはニュースが流れ…。汗

この表を見ると…。

いつの間にかスペインがイタリアを超してた、というのもあるけど…。

スペイン、イタリア、イギリスって、ヤケに死亡率が高くないですか?
感染者数と比較したら、どこも死亡率が10%くらい…。オランダも10%近い…。

高齢者が多いんでしょうか。
肥満だと死亡率が高まると聞いていたから、アメリカ人はきっと死亡率が高いに違いない、と踏んでいたのですが…。

ただ今日のクオモ詣りによると。
もしかして…。
もしかして…。

もしかしてピークを迎えた?!


見にくいのですが、オレンジとブルースの線は、どちらも予想図。いろいろなデータを集めているので、予想図にも大きな開きがあるのですが、実際のニューヨークは矢印の先にある濃いブルーで、ここ数日は急激な右肩上がりからプラトー状態に。


もしこれが本当にプラトーでも、落ちてくるまでに何日かかるかわからないのですが、それでもロックダウンの効果が顕れていることに。

クオモ知事はこれをピークとして抑えるために、ソーシャルディスタンシング違反の罰金を500ドルから1000ドルに切り上げました。


ボストンでは夜10時以降は完全に外出禁止になるらしい。

テキサスでは水際作戦で、感染者が激増するルイジアナからの感染拡大を抑えるために、州境にチェックポイントを設置したとか。

もうアメリカとは思えない…。ガーン

でも私なんてビビリだから、反対に怖くて外に出られない。
お買い物に行くのも二の足を踏む状態。

だって今日はこんなニュースが。

ニューヨークのトレーダージョーズやシカゴのウォールマートの従業員が、コロナウイルスで死亡したとか。汗

今日は郵便局に行く用事があったのですが、長男にも、

「今週が一番ヤバいねんで。気をつけや」

家に帰って来たら、まるでPPE(医療防具)を脱ぎ捨てる医療従事者のように、すぐにマスクも服も裏返しに脱いで洗濯カゴへ。それから手を洗いました。

ホントは公園に走りに行きたいのだけど…。
前回行った時よりも緊迫感が増しているので、あんなに広いところでも不安…。

だってトラックを歩いている人を追い抜く時は、自分が内側の芝に入って距離を空けられるけど、追い抜かれる時は真横を走って抜かれるかもしれない。
たったそれだけのことで怖い。
ほんでもってなんせ私は遅いから、1時間走るうち追い抜かれることも数回。あせる

マスクして走られへんしね…。

最初から芝の上を走る、という手もあるかも。ひらめき電球
走るのは肺活量も鍛えられるから、コロナ予防にもなると思うんだけど…。

でね。
昨日、餃子のたねがたくさん残ったので、息子たちに届けようと作ったのですが、途中で今度は餃子の皮が足りなくなった。

それでなんと!
初の餃子の皮作りに挑戦。爆笑


想像していたよりずっと簡単でびっくりした。


こんなに簡単に美味しく作れるのなら、これからは皮も自分で作ろうと決めました。
外出禁止のおかげで増えるレパートリー。爆笑

さて。
先日書いた「なぜ軍を投入しないのか」は、言葉が足りなかったせいで誤解を招いてしまったかもしれません。ごめんなさい。

医療船や陸軍工兵司令部、さらに今度はジャビッツセンターまで、すでに軍が投入されていますが…。
私が不満に感じているのは、誰がその指揮を取っているのか、という点なんです。

検査キットの時からそうでしたよね。
ホワイトハウスは何百万個も用意ができた、と記者会見したのに、現場にはなかなか届かなかった。
その理由を調べたら、軍はどこにいくつ届ければいいのかというホワイトハウスからの肝心な指示を待っていたことが判明しました。

そもそも対策本部の責任者がペンス副大統領、というのも疑問ですが、その実務を担当しているのが娘婿のジャレッド・クシュナーというさらなる素人集団。

こういう時に頼りになるのは、司令網が明確に構築されている軍なわけです。
ジャレッツセンターもようやくコロナ患者を受け容れることになったけど、あれだって紆余曲折があってようやくの受け容れだった。

まずトランプが、対応のすべてを統括する特別対策本部を軍に設定し、その最高責任者となる指揮官を任命する。

トランプにやって欲しいのはこれだけ。

指揮官さえ任命されたら、軍のことだからあっという間に組織網が出来上がると思うのです。

特別対策本部の下に医療司令部を置き、医療船や医療チームの派遣などを担当する責任者を任命する。

また物流司令部も特別対策本部下に置いて、PPEや人工呼吸器などの医療機器の物資調達とともに、在庫状況と州別及びカウンティ別患者数を把握し、余裕のあるところから不足しているところに廻す、などの物流に関する責任者を任命する。

陸軍工兵司令部も特別対策本部下に。
医療司令部、物流司令部、工兵司令部のすべてを統括するのが本部の指揮官。司令網が明確な軍なら、指揮官の判断の下、すべての司令部でスムーズな運営が期待できると思うのです。

そうすれば、クオモ知事も毎日のように他州からのヘルプを訴えなくても、対応のすべてを統括する対策本部で、「今はここに余裕があるから、ここの医療機器と医療チームをニューヨークに」とか、これからも「ニューヨークに余裕ができたから、ニューヨークからミシガンに何人移動」とか、州だけでの対応ではなく連邦としての対応が可能になるのでは。

今回こんなに多くの犠牲者を出してしまった失態は、もちろんコロナを甘く見て対応の遅れたトランプのせいですが…。
今なおすべての対応が泥縄式に後手後手になっているのは、対応を担っているのが経験も実績もない若干39歳の娘婿というのが大きな原因なのでは。

だってこの規模のパンデミックでしょ。ジャレッドがどんなに優秀だとしても、素人の手に負える仕事ではないと思うのです。

だからそれも言い換えたら、ジャレッドにそんな重大な責任を負わせたトランプのせいではあります。

だから私が言いたかったのは、いっせいに兵士を投入すべき、という意味ではなく…。
現在はバラバラでパッチワークのような軍の使い方ではなく、連邦として統括する能力のある、軍の特別対策本部の最高責任者を任命すべきということなのです。

そういえば、カリフォルニア州がニューヨークなどに500台の人工呼吸器を貸与するとか。

ニューサム知事もエエことしますが、知事同士でこんなことせなアカン、というのがね。前代未聞やと思います。

日本も7都市で非常事態宣言が出されました。
どうかどうかアメリカの二の舞にならないことを祈るばかり。お願い

アメリカを反面教師にして、しっかりと対応してほしいです。

イギリスのボリス首相もICUに入ったと聞くし、イギリス国民のためになんとか頑張ってほしい。お願い

アメリカでは、いよいよピークに突入した感がいっぱいの月曜日。ネバダ州で外出禁止になって20日になりますが、緊迫感が確かに今までとは違う。

でも本当に今週がピークなら、トンネルの先にかすかな灯りが見えたような気も。

明日のクオモ詣りが気になります。

#InThisTogether
#AloneTogether
#StayHomeSaveLives

ひとりでもひとりぼっちじゃないから。
峠の先には下りがあるから。
あとひと踏ん張りだから。

皆んなで一緒に、心の中で手を繋いで峠を越えましょうね。

非常事態と心臓の鼓動を象徴する、エンパイアステートビルの赤い点滅が消える日が待ち遠しいです。


では、お元気で。

Have a nice day!

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