マスク拒否派の「個人の自由」 | ラスベガス的リタイアの法則

ラスベガス的リタイアの法則

在米30年をハワイと南カリフォルニアで過ごしたのちに、ラスベガスで始めた引退生活。ところが主人が悪性脳腫瘍に。ラスベガス大好き♡なヨメが、愛する主人のために古巣カマリオへ。
主人が天国に行き、ラスベガスに戻って来ました。時に泣きながら、一生懸命生きてます。

Hi everyone!

お元気ですか?

MY LOCKDOWN: DAY 17

現在の全米感染者数:168万0761人以上
全米死者数:9万8910人以上

今日、ネバダ州のシソラック知事は記者会見を開いて、カジノ再開の話をする予定だったのですが…。


知事が先日視察した企業で、社員に陽性反応の出たため中止になったのです。

ラスベガスではカジノがいつ再開するのかが、ローカルの最も気になるところ。
記者会見を開いて吉報を語りたかったのだろうけど…。症状はないとのことなのでZOOMで知事官邸から報告するとか、せめてツイートでもしてくれたらエエのに…。

めちゃ要領悪い…。あせる

一応6月4日の再開らしいけれど、早く正式に報告してほしいです。

写真に見えるように、ブラックジャックのテーブルには椅子の間とテーブルに飛沫防止のシールドが。

どっちにしても限られたホテルの限られたキャパでの再開なので、息子たちに関わるホテルの再開はまだ先ですが…。

それでもラスベガスはカジノがオープンしてナンボ。その一方で、他州から観光客がやって来るのは不安もいっぱい。あせる
フクザツな心境ではあります。

だって、ホテルが客にマスク着用を義務付けるとは思われへんし。あせる

なぜかというと…。

最近気付いたんですが、マスク拒否派は単に政治的な主張のある人だけじゃないような気がしてきて。

ある時テレビで見たマスク拒否派が、主人の子供たちを彷彿するものがあったんです。
それで、彼らもきっとマスクしてないやろな、と思ったんですね。

ホラ、なんせ自己チューでしょ。
マスクは着け心地悪いし、格好悪いしってんで、「個人の自由」を訴える人の意見に、ご都合主義で乗っかってる様子が目に見えるようで。

そしたらこんな記事を見つけました。

ニューヨークではマスクをしていないと、反対に白い目で見られるらしい。ブルックリン在住のある女性は、入店拒否をされないために入店時はマスクをするけれど、一旦店内に入ったら外すんやと。びっくり

「皆んな私を見たら、慌てて離れはんねん。めちゃ失礼や。それでも気にせえへん。マスクは着け心地悪いし、眼鏡が曇るからせえへんねん」

びっくりびっくりびっくり

失礼なんはオマエや。プンプン

下の写真は、コロラドのCOSTCOでこの男性が撮ったビデオの一部。

男性はマスクをしていなかったんですよ。COSTCOでは店のポリシーとしてマスク着用を義務付けているのです。

マネージャーと思しき人が来たら、男性は、

「僕のインスタはフォロワーが3000人おるねん。ほとんどがローカル」

と言いながら撮影し出したんです。真顔

マネージャーらしい人はカメラに向かって手を振りながら、

「Hi everyone! ここはCOSTCOですが、店のポリシーでメンバーにマスクをするようにお願いしています。マスクをしていただくか…」

とまで言ったところで、男性は、

「マスクは着けへん。今朝起きた時は、ここは自由の国やった」

びっくりびっくりびっくり

するとマネージャーは「Have a nice day!」と言うや、男性のカートをどこかに持って行きはった!

爆笑爆笑爆笑

まるで私のブログのようなマネージャー。笑い泣き

でも場所によれば、反対にマスクをしていると嘲笑われるように感じることも。

ある男性は地元のジムがオープンしたので、バンダナをマスク代わりにしてウエイトリフティングをしていたらジロジロと見られたとか。

「でっち上げに担がれてマスクしてんの?と言われてるみたいやった」


ミシシッピ州ジャクソン在住のある男性は、

「サムズクラブがオープンするや、群衆がライソルとかの除菌グッズコーナーに殺到するねん。そやけど誰もマスクもしてないし、ソーシャルディスタンスも無視。自分の命と他人の命を危険に晒して狂ってるわ」

ただ全体的には、アメリカもマスク着用に傾いているらしい。今月行われた世論調査では、5人に4人が、感染抑制のために公共の場ではマスクをすると答えたとか。

マスク拒否組には、政治的な意図はないからCOSTCOのように着用義務のある店ではするけれど、それ以外ではしないという人も少なくないとのこと。

これってきっと主人の子供たちのタイプだと思う。

ある女性曰く、

「マスク着用は個人の意思に任せるものであって、政府が強制するべきではない」

確かにそれって正論なんですよね。
日本のように国民の皆んなが大人の自覚と責任を持って行動し、強制されなくてもマスクをすれば政府が強制する必要はないんです。

でもアメリカは、CDCがどれだけマスク着用を奨励しても、国のトップから公の場では意地でもマスクを拒否する国。

国のトップがこれやから、ニューヨークやロサンゼルスのように大感染した地域では、リスクが高すぎて個人の判断に任されへん。

まあ、パンデミックの最初にマスク効果を見下すようなことを言ったCDCも悪いんですけどね。
後になって、一般人が買い占めることで医療従事者に回らなくなるのを危惧した、とか弁明してますが、それはホンマに苦しい言い訳というヤツで。

でもご都合主義で過大解釈する「個人の自由」がモンダイなのかも、という気も。

ホラ、アメリカ人は子供の頃から制服とか団体で規律に従うという経験が、日本に比べると少ないんじゃないかと。

学校の掃除も業者がするから生徒はしないし、運動場で立ったまま並んで聴く朝礼とかもない。
体育の時間でも、日本みたいに「前にならえ!」「右向け右!」とかないでしょ。
授業の始まりの「起立!」「礼!」「着席!」とかの掛け声もない。

だから「集団の中での規律」というコンセプト自体を学んでないような気がする。

アメリカにはその昔からたまに提案する人がいますが…。
一度は皆んな軍に入隊して、「個人の自由」の前に「集団における規律」が来るという経験をする必要があるかも。

そもそも学校で「個人の自由と権利」ばかりを教えずに、「集団の一員としての自覚と責任」も教えてくれるといいんですが…。そしたらこんなに大人げない人間も、少しは減るんちゃうかと思う。

さて。
実は昨夜遅くに親友ディリアから連絡があり、お父上が亡くなられたとか。お願い
90代後半であれば大往生ですが、それでも親を亡くす悲しみに変わりはなく…。

急なことだったのですが、こんな時期だからお見舞いも制限されていたらしい。ただ最期のお見送りは家族皆んなでできたと聞いて安堵しました。
でもやっぱりお葬式は家族だけらしい。

実は先日も主人の空手の先輩で、主人のお葬式に立派な献花してくださった方が亡くなって…。お願い

せめて献花させてもらおうと思ったのですが、やっぱり家族でひっそりとのことで、お葬式情報もない状態。あせる

いろいろなところで影を落とすパンデミック。

なんだか虚しいです。汗

#InThisTogether
#AloneTogether
#StayHomeSaveLives

ひとりでもひとりぼっちじゃないから。
皆んなで助け合って、励まし合ったら、必ず乗り切れるから。

今日も無事に過ごせたことに感謝して、明日も一緒に頑張りましょうね。

では、お元気で。

Have a nice day!

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