「たい焼きくん、こんばんは。」

 

 

既読になった瞬間、

彼から電話がかかってきた。

 

 

 

「ももりん、連絡ありがとう。

 

もしかしたら最悪のお返事かも、と思ったら

ももりんに直接聞きたくなって

電話したよ。」

 

 

 

 

まさか電話が来ると思ってなかったから

ちょっと心の準備が出来てなくて

 

声が上ずってしまったけれど

 

 

「あ、そ、そうだよね。

本当は手紙を書こうと思ってたのだけど

 

 

早く伝えた方がいいんだと思って。。。」

 

 

 

 

 

「うん、、、、、、。」

 

 

 

 

 

 

 

「あのね、わたし、、、、、

 

 

アスペの人ともう付き合ったり、結婚したりする氣は無いの。

 

わたしがもう二度とあんな想いはしたくないって

心から、心の底からわかるから。」

 

 

 

 

 

 

 

話の途中でたい焼きくんがつぶやく。

 

 

 

 

 

 

「じゃ、じゃあ、さよなら、、、、、。

 

 

 

ってことなんだ。。。。

 

 

 

はああ、、、、、、。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのね、わたし、、、。

 

 

 

 

 

たい焼きくんのアスペの特性の部分じゃなくて

たい焼きくん自身の特性をわかりたい、と思ったの。

 

 

 

たい焼きくんとお付き合いして

いろんなことがあったけれど

 

ほんとに楽しかったし、

幸せだった。

 

 

わたしのこともわかってくれようとしてるし

 

こんなひと、他にいないって思った。

 

 

 

だから、、、、。

 

 

 

 

これからも沢山いろんなことがあると思うけど

 

 

よろしく、ね。。。」

 

 

 

 

 

そう伝えると、一瞬言葉にならないような

んググググ、みたいな音が聞こえたあとに

 

 

 

 

 

「ももりん、それ、それは!!!

 

 

これからも僕と付き合ってくれるってことだよね?

 

一緒にいてくれるってことだよね?

 

 

 

 

ああ、良かった。。。。」

 

 

 

しばらく鼻をかむ音がして

 

 

「泣いてるの?」

 

 

と笑って聞くと

 

 

「だって、嬉しかったから。。。」

 

 

 

 

 

こういうピュアな部分が好きだなぁと思うし

 

 

わたしは彼に賭けよう、って思うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の出来事を学びとするならば

再び、三たび、アスペルガーの人と出会わされたのなら

 

そこにまだ学びが残っている、

彼との御縁が深いものに繋がっている、と思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな訳で、わたしはたい焼きくんと交際を続けることになった。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


発達障害への理解をお願いします

 

 


ADHD(注意欠陥・多動性障害)ランキング

 

 


ランキングに参加しています。宜しくお願いします!

 

 


カサンドラ脱出出来るまでお願いします!

 

 


アスペルガー症候群 への理解を深めるために