今は撤回された広東省の華南理工大学の肖波涛(シャオ・ボタオ)教授らがまとめた "新型コロナウイルスの可能な発生源"(The possible origins of 2019-nCoV coronavirus)という論文があります。
この論文では、中国が発生源とする海鮮市場では、ウイルスが由来したと考えられるキクガシラコウモリは売買されていない事実から、別の原因を疑っています。
海鮮市場からわずか300メートルという至近距離に位置する武漢市疾病予防管理センターにおいて、キクガシラコウモリを含む多数のコウモリを湖北省や浙江省から集め飼育していた事です。
そして、新型コロナウイルスに感染した患者の多くが収容された協和病院(the Union Hospital)は、この施設に隣接した場所にあったというから驚きです。