noriba-ba's garden

ノラにゃんこのポツンと一軒家

梅まつりが一段落した3月中旬。

山庭ではサクランボや杏の花が咲き始めた。

そんな矢先、3月16日には朝から冷たい雪が…。

季節はずれの吹雪となって山の景色を一変させた。

終わりかけの梅の花は白い綿帽子をかぶり

開花し始めた杏の花も雪に見舞われた。

まさかこの時期に雪が降るなんて…。

さぞやサクランボもスイセンも驚いたことだろう。

でも、こんな寒い日なのに…

何と!ノラにゃんこはやって来た。(笑)

「ボクは雪で驚いたりなんかしませんよ!」

へえ~そうなんだ~。強いんだね!

「うん、ボクは雪には強いんです!だけど…」

だけど…何?

「やっぱり…あの白いお兄ちゃん猫は…苦手なんです。」

そっかあ~、白猫は体も大きくて強そうだもんね。

でも、負けないように頑張ってね!

「はい!ボク、牛乳とカリカリ食べて、頑張ります!」(笑)

 

そんなある日

いつものようにどこかへ帰って行くノラの後を

オジサンは別荘仲間のNさんと一緒に

こっそりと付けて行ったそうな。

すると、ノラは途中でオジサンたちの尾行に気づいたけれど

別に気にするふうでもなく

マイペースでてくてくと山道を歩いて行き

時々立ち止まってオジサンたちを待つように振り返ったり

途中の神社や藪の中に寄り道したりしながら

結構長い距離を歩いて行ったそうな。

そう、時間にして約1時間、距離はゆうに1Km以上は超えている。

こんな長い距離を一体どこまで帰って行くのかな…と思いながら

なおも距離を保って後を付いて行ったところ

下の集落の先にある細い道を登ったところにポツンと一軒家があり

その軒先にノラがこっちを向いてちょこんと座っていたという。

どうやら、そこがノラのねぐらのようだった。

オジサンたちが近づいて行くと

ノラはその民家の裏に入って行ってしまったらしい。

それ以上は追いかけるのはやめたが

帰りに近くの集落の人に聞くと

あそこには5~6匹のノラ猫が居ついていて

飼い猫というわけではないらしい。

そうか、そうだったのか…。

 

それにしても、よくもまあ…あの小さな体で

こんな長い距離を歩いてやって来ていたなんて…。

それも、雪の日も雨の日も、白猫に追いかけ回されても

ひたすらご飯を食べるために…。

いやぁ~参った、参った!

ノラくん、アンタは凄いよ!尊敬するよ!

そう言えば…

今年もガーデンの敷石のわずかな隙間から元気に顔を出し

赤い花を咲かせたど根性チューリップ。(笑)

ノラにゃんこもこれと同じだ。

動物も植物も一所懸命に生きようとしているのだ。

実に逞しい自然界のパワーを感じる。

さて人類は、新型コロナウィルスの脅威を

乗り越えていけるだろうか…。

今、それが試されているのだと思う。


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