noriba-ba's garden

モロッコ旅日記11~世界遺産の街マラケシュ~

ガーデニングの合間を縫って

ちょこちょこ書いてきたモロッコの旅の思い出。

思いの他長い旅日記となってしまったが

連休前に…いや、令和の時代が始まる前に

そろそろキッパリと、ケリをつけたいと思う。(笑)

そこで

モロッコ旅日記もいよいよ最後の一日。

世界遺産の街マラケシュから再び始めよう。

朝一番に訪れたのは街外れにある

12世紀ムアヒド朝時代に造られたメナラ庭園。

アトラスの雪解け水を満々と湛えた貯水池の

ほとりに建つ離宮は王様たちの逢引きの場所だったとか。

その後、世界遺産の旧市街(メディナ)を散策。

最初に訪れたのは19世紀末に建てられたバヒア宮殿。

宮殿の中庭にはすでに大勢の観光客がいた。

その中庭にあるたくさんの実をつけたオレンジの木。 

この宮殿は見事な天井の細密画や

豪華な壁や柱の彫刻で有名なのだそうだ。

確かに…どこもかしこも驚くほどの

細かくて美しい幾何学文様の装飾が施され

中には花や植物をデザインしたと思われる

プリミティブアートのような天井画もあった。

庭にはブーゲンビリアの花が美しく咲いていた。

宮殿から再びメディナの通りを歩いていく。

この街もやはり細い通路が続き

やがて街の出口の門の先に見えてきたのが

サアード朝の代々の王たちが眠るサラディーン廟だ。

その入口付近で営業している土産物屋さん。

とても廟のすぐ傍とは思えない賑やかさだ。(笑)

廟の中にはモザイクタイルが敷き詰められた墓石。

庭園の中にはバラの花が植えられていた。

これまた素晴らしい彫刻が施された廟の建物。

建物の中にはさすがに入ることはできないが

外から見ただけでも荘厳な雰囲気がひしひしと伝わり

思わず背筋がピンと伸びる気がした。

墓廟の暗さを感じさせない美しい庭園は

とても管理が行き届いていた。

サラディーン廟のあとはさらに街歩き。

旧市街(メディナ)をぐるりと囲む城壁のところどころに

こうした頑丈な石造りの門があり

古くから敵の侵入を妨げていたようだ。

その後向かったのはクトゥビア・モスク。

現存するのはこの塔のみだが

マラケシュの街のシンボル的存在だと言う。

高さ77m、4面とも異なった装飾を持つ

ムーア様式と呼ばれる建物の傑作なのだそうだ。

 

このクトゥビアの塔からの帰り道

遥か向こうに見える雄大なアトラスの山並み。

そしていよいよ、モロッコ観光のハイライト

あの有名なジャマ・エル・フナ広場だ。

ただし、この時は通り過ぎるだけで(笑)

目的地はその先のイタリアンレストラン。

そこで昼食のピザをいただく予定だ。

この広場には夕方改めて訪れるのだが

観光客目当てのこうした馬車がたくさん並び

否が応でも期待感が膨らむ。

そして昼食のあと、いったんホテルに戻り

夕方のジャマ・エル・フナ広場観光のために

しばし休憩をして体を休めることに。

ここは私の部屋から見えるホテルの中庭。

一人で泊まるにはもったいないほど大きな部屋だった。

同じモロッコでも地域や街によって

ずいぶんホテルの雰囲気が違う。

このホテルはシャワーもトイレも快適そのものだった。


私はそれほどホテルにはこだわらないが

連泊と最後のホテルだけは良い方がありがたい。

でも、あの砂漠のホテルを思えば

どこでも大丈夫、贅沢は言えないという気になる。

快適さを求めるなら最初から

辺鄙な所には行かなければいいのだ。


そんなことを思いながら過ごしていると

いよいよジャマ・エル・フナ広場の

夕刻の賑わいを体験しに行く時間がきた。

果たして今度はいったい

どんなモロッコの新たな顔を見せてくれるのか。

期待感に胸膨らませながら出かけた。


続きはまた。 


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「モロッコ旅日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事