生活全てを御捧げるべき 保護活動はこうあるべき

 

 

猫さんの保護活動をしていると

上記の言葉を言われる事があります。

 

あの方は、ああしているのだから

あなたも献身的にすべき！！

 

って感じかしら？

 

 

保護活動に関して、一人で全てが出来るのは理想的だと思いますが

私は、そうでなくても良いのではないかな～？と思います。

 

 

例えば。

私の震災ボラ仲間の友人Rさん。

 

Rさんは、毎日かなりの時間仕事をしている方です。

責任のある部分を任されているので

そうせざるをえないから、１日の大半を仕事に割いています。

 

そんなRさんの家の近くには

安易に考える人間が増やした猫さんがおり

それらがRさん宅に流れて来る・・・

 

という事がありました。

 

 

ある日、仔猫がやってきて

危機感を感じたRさんが私に連絡を入れてまいりました。

 

簡単に書くと

 

　保護したいけど、気むずかしい老猫がいるし

　時間を割けない、どうしたら良いだろう？

 

と。

 

 

その時、私は家の事情でフルタイムの仕事を停止

家で出来る事にシフトしておりました。

 

なので、費用はRさん持ちで

そのこ達の対応、里親募集まで私がするという事にしました。

 

可愛い仔猫さん達ですから

早期に出て行くと、その後の時間を見積もったのです。

 

 

ところが、この２匹の内１匹が難病にかかり生死の境を彷徨いました。

その症状の治療は確立されておらず

これを病気として認識する獣医さんもいない。

 

かなりの動物病院・猫専門病院に問い合わせましたが

 

　死ぬから連れて来てほしくない

　する事は無い

 

と、はっきり言われました。

 

東京都内の有名猫専門病院でもです。

 

命を繋げないかもしれないけれどすべき事がある

 

自分が必要と思う高額治療に関しては

自分で負担しましたが

 

他の部分の全てはRさんが負担してくれました。

 

 

Rさんが猫たちを私の所に持ち込まなければ

これらの高額医療を私自身が負担せずに済んだ

というご意見もありましたが

 

本来ならそれらをするかどうか？は

Rさんが決定し拒否する事も出来たのです。

 

猫たちの所有権があるのはRさんで、私はただの預かりですから。

 

 

それでも、このこを生かす為に検査や治療が必要だと思い

やりたいと考える私の意思をRさんは尊重してくれました。

だからこそ、このこは助かったのだと思います。

 

ご縁が、鬼才と呼ばれる先生に繋がったりで

命は無いと言われていた猫さんは、元気に暮らしています。

 

 

適材適所。

 

１匹の猫さんを助ける為に

上手く連携が取れるのなら（ここが重要です）

一人が全てを担う必要は無いと思っています。

 

何度も言いますが

 

信頼の元、上手く連携が取れるのなら

 

なんです。

 

 

安易に連携を取り、最悪な事態を招く事は多くあると思います。

 

寄付金騒動や、医療への考えの違い。

 

それらで時間を使う事を、私は良しとは思えません。

 

なぜなら、人間がもめている間に

猫さんは刻々と死にむかっている事が多いから。

 

 

ですから、それらを上手くコントロールし提携出来るのなら

自分一人で全てを担わなくても良いと、私は思います。

 

 

精一杯出来る事をしている人達に対して

こうあるべき！と善意を振りかざして連絡して来る人達がおります。

 

何で、自分の意見を押しつけるのかな？って毎回思います。

 

その方に丁寧に対応すればするほど

動物達に裂くべき時間が減ります。

 

ですが、きちんと説明をしておかないと

誤解が誤解を生み、保護主が窮地に立たされる事もあります。

 

 

ネットというのは、とても良い事がある反面

こういった善意を振りかざし、邪魔をしてくる人もいます。

 

 

こういった方々は定期的に現れますので

それに対して丁寧に返信している方々の文章を読む事も出来ます。

 

動物を助けたいと思ってやっている保護活動。

そんなので疲労させられる必要はありません。

 

さっくり事務処理として返信を書き

ムカついた事は、仲間と話してすっきりして下さいね。

 

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