その猫の寿命という考え方

 

 

動物病院の多くが、殆どの病気を一人の先生で対応します。

 

その先生の判断は

その病気の部門を専門に学んだ方よりも劣る場合がありますし

 

逆に

 

その専門の部門を学んだ人よりも出来る人がいるのも事実です。

＊私の少ない体験から。

 

 

そんな中

 

比べる事が出来ないのが、専門の機材。

それに成り代わって使える物が無い物と思って下さい。

 

例えば、MRIの検査を受けなくてはいけない時

 

その機器が、かかりつけの病院に無ければ

置いてある所へ行くしかありません。

 

人間は、そうするはずです。

 

 

ですが

動物さんの場合、それを選択しない人は多くいるというのが現実です。

 

 

なので、その方を否定するつもりはありませんが

 

そういった専門の診察が必要な猫さんが家におりまして

 

そういう考えの場合、猫さんの健康に問題が出る事になるので

引き取り希望の里親様にどう考えるかを聞いたところ

 

　専門病院は必要無いと思っています

 

　それが寿命だと思いますので

　無理な延命はせず、痛みを減らし、見送る事にしました

 

と、随分前

 

以前いた動物さんの話を書いて下さいました・・・

 

 

いやいや

里親ご希望の猫さんの病気とはまるで違う問題なんですけど・・・

 

 

そのこは、もう高齢で余命幾ばくの動物さんの話

 

こちらは、まだ6歳の若い猫さん・・・

＊猫の寿命は20年を超えているこが多くなりました。

 

という事で、お断りさせていただきました。

 

 

その方が、ご希望されている猫さんは

歯肉炎があり抜歯の必要が判明したところでした。

 

半分歯を抜歯したところで改善する猫さんもおりますが

抜歯をしても歯肉炎がぶり返してしまい

全ての歯の抜歯が必要になる猫さんもおります。

 

 

私が、半分の歯の対応をして送り出した場合

その後の対応で抜歯が必要になった時には

この里親様に猫さんをお渡しすると、対応してもらえない訳です・・・

 

 

猫さんの歯肉炎を放置するというのは

とても怖い事になる場合があります。

 

 

歯が顎の骨に癒着し

顎の骨も溶け出し

 

歯肉も溶け・・・大きな穴が空いてしまう事もあるのですよ・・・

 

どうぞ、検索してみて下さい。

そんな画像を見る事が出来ると思います。

 

 

そのような場合、必要な専門の動物病院で

適切な対応をしてもらえば助かる命もあるのです。

 

家のR君がそうでした。

 

R君は、若年の時から歯肉炎を患っておりました。

 

比較的安全に麻酔をかけられる年齢の時に

犬歯から後ろの抜歯を受けました。

 

その後、歯肉炎が再発

全ての歯を抜歯する事になり

 

更に再発

 

抗生物質のみで歯肉炎に対応出来る事が判明

 

適時に歯肉炎に対応しながらサプリメントと

歯肉専用ジェルを舐めてもらう事を続け

数年で、改善。

 

現在は、サプリメントとジェルを舐めてもらう以外の事は

何もしていません。

 

13歳ですが、元気に暮らしています。

 

 

必要な事をする事により

助かる命もあるのです。

 

その必要な事の判断は

 

その方によって違いますので

 

全ての方に私と同じ事を強いる訳ではありませんが

 

私が保護し、対応している猫さんを

私が出来うる事以下の事をすると断言されている方に

お渡しする事は出来ません。

 

保護猫さんが、私の所へきたという事は

 

私のする事が必要だったから

 

と考えます。

 

 

スピに関係無い保護関係者が良く言うのは

 

　猫は、人を選んでやってくる

 

です。

 

私は、私の出来る事を精一杯と思うのです。

 

 

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