商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして ,2006年7月に 富士スピードウェイにて行われた 「 UDO MUSIC FESTIVAL (ウドー・ミュージック・フェスティヴァル ) 」 から,先日の ジェフ・ベック(Jeff Beck)に続き,今度は ポール・ロジャーズ(Paul Rodgers)のパフォーマンス映像がリリースされました.

 ウドー音楽事務所が 「 この夏、ウッドストックの興奮が甦る! 」 と銘打って 2006年7月22日(土),23日(日)の両日に渡り静岡県駿東郡小山町にある 富士スピードウェイ(Fuji International Speedway),および大阪府泉大津市夕凪町にある 泉大津フェニックス(Izumiotsu Phoenix)の両会場にて開催した 『 UDO MUSIC FESTIVAL (ウドー・ミュージック・フェスティヴァル ) 』.

 「 この夏、ウッドストックの興奮が甦る! 」 と銘打っているだけあり, サンタナ(Santana)/ジェフ・ベック(Jeff Beck) / ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers) / キッス(Kiss) / ポール・ロジャース (Paul Rodgers)他,そうそうたるアーティストが出演しており,メイン・ステージ出演アーティストは初日に富士スピードウェイ会場,翌日に泉大津フェニックス会場,また逆に初日に泉大津フェニックス会場,翌日に富士スピードウェイ会場に出演する形で 2日間のフェスティヴァルが開催されました.
 私的に富士スピードウェイには行こうととも思ったのですが,会場までの交通の便が悪く残念ながら諦めた経緯があります(笑)
 因みにステージの模様は,後日 フジテレビ721でTV放送されています.

 本映像は 2日目に当たる 7月23日(日)静岡県駿東郡小山町の 富士スピードウェイ会場に出演した ポール・ロジャーズ(Paul Rodgers)のステージに関し,後日のTV放送を録画収録した 『 Fuji Speedway 2006 (Gift DVDR) 』 です.

 この映像も綺麗ですね.
 当時の TV放映は観ていないので,その時の映像をこのような形で観賞できることに感謝.
 因みに ジェフ・ベック(Jeff Beck)や キッス(Kiss)の映像はプレス・リリースされるとのことですが,このポール・ロジャーズ(Paul Rodgers)と同時にギフト・アイテムとしてリリースされた サンタナ(Santana)はプレス・リリースはなしとのことでした.

 メーカー情報では
 『QUEENとのジョイントで一躍シーンの注目を集めていた2006年のポール・ロジャース。
 そんな彼のソロ来日を記録した極上プロショットがギフト・リリース決定です。
 そんな本作が撮影されたのは「2006年7月23日:フジスピードウェイ公演」。そう、日本洋楽史に伝説を刻みつけた“UDO MUSIC FESTIVAL”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。先述のように、この頃のロジャースはQUEEN+とソロの活動が混在してもいました。その状況を知る意味でも、まずは当時のスケジュールを振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。

 ◆3月3日-4月13日:北米(23公演)
 ・5月20日:マシャンタケット公演
 ◆5月25日:VH1 ROCK HONORS出演
 ・7月4日:FIREWORKS FEST
 ・7月22日+23日:日本(2公演)←★ココ★
 ・10月1日-25日:英国(7公演)←※公式盤
※注:「◆」印はQUEEN+ロジャース公演、「・」はポールのソロ公演。

 これが2006年のポール・ロジャース。

 実のところ、彼のソロ活動はデータが不十分でこれですべてかは断言しかねるものの、おおよその流れはご理解いただけると思います。2005年はQUEEN+ロジャースに専念し、2006年も春先にツアー。その後はオフを利用する形で数公演ずつのソロ・コンサートも実施され、最後の「英国」ツアーは公式ライヴアルバム『LIVE IN GLASGOW』にも残されています。本作の“UDO MUSIC FESTIVAL”は、その約3ヶ月前に行われたコンサートでした。
 このイベントは招聘の大手が威信を賭けたフェスだっただけに某民放局によって放映。数々の既発を生み出し、当店でもKISSやジェフ・ベックのプレスDVDが大人気。本作は、そのポール・ロジャース編というわけです。それだけにクオリティは文句なし。
 実のところ、KISS/ジェフ・ベックのプレスDVDとは別の記録家によるマスターなので画質面では若干見劣りするのですが、それはわざわざ同時再生に比較しての話。本作だけ見たなら問答無用にオフィシャル級のマルチカメラ・プロショットなのです。
 クオリティ面ではオフィシャル作品に匹敵しますが、内容は公式では絶対リリースできそうにない。いえ、別にロジャースは何も悪くなく、相も変わらず見事なノドを聴かせているのですが、状況が悪すぎた。“UDO MUSIC FESTIVAL”は、いくつもの悪条件が重なって記録的な不入りを記録してしまいましたが、その原因のひとつが天候。当日は雨もパラつく生憎の空模様だったのですが、ロジャースのステージはその頂点。
 彼が登場した時刻には、濃霧が立ちこめて真っ白。アップでも白靄がかかり、遠景アングルではプロショットにも関わらず「ステージで何か動いてる」が微かに分かるという有様。客席後方からのスポットライトでホワイトアウトさえ起こしてしまいます。
 最後の2・3曲になってようやく霧も薄くなってくる(ロジャースも「やっと晴れてきたよ」と言わんばかりの苦笑い)のですが、その頃にはステージの床もびっしょり。まるでサウナの中でショウをやっているかのようです。
 とても公式化はできないであろう珍しい映像なのですが、ショウは良い意味で珍しく新鮮。先述のように『LIVE IN GLASGOW』にも近い時期だけに、あの公式盤の映像版かと思いきや、そうとも言い切れない。ここで整理してみましょう。

 ●FREE(2曲)
 ・All Right Now/Ride on a Pony
 ●BAD COMPANY(5曲)
 ・Bad Company/Feel Like Makin' Love
 ・LIVE IN GLASGOWで聴けなかった曲:Rock Steady/Simple Man/Rock 'n' Roll Fantasy
 ●THE FIRM(3曲)
 ・Radioactive
 ・LIVE IN GLASGOWで聴けなかった曲:Closer/Satisfaction Guaranteed
 ●ソロ(2曲)
 ・Louisiana Blues『MUDDY WATER BLUES』
 ・LIVE IN GLASGOWで聴けなかった曲:Saving Grace『NOW』

……と、このようになっています。

 近年のソロ・ステージではBAD COMPANYとの違いがよく分からないようなこともままありますが、この日はド定番のFREE&BAD COMPANYだけでなく、THE FIRMやソロ作『NOW』ナンバーまで実にバラエティ豊か。『LIVE IN GLASGOW』でも「Louisiana Blues」「Radioactive」は聴けたものの、前者はあくまでマディ・ウォーターズのカバーですし、ショウの大部分はいつも通りのFREE&BAD COMPANYでした。本作ほど「バドカンではなくソロ」をアピールするような大盤振る舞いは珍しく、非常に新鮮なのです。
 そんなショウをさらに特別にしているのが、ゲスト。ブルース・スプリングスティーンやニール・ヤングとの共演歴でも知られるギタリスト、ニルス・ロフグレンが参加。アクションもたっぷりに熱いギターをたっぷりと聴かせてくれるのです。しかも、これが単なる顔見せではない。ショウの中盤「Simple Man」で登場し、そのまま出ずっぱり。結果としてショウの半分以上となる7曲で大活躍しているのです。

 数々の逸話を残した“UDO MUSIC FESTIVAL”にあっても、本作は伝説中の伝説。「よく見えない極上プロショット」です。しかも、その中身は普段とは違うカラフルなセットと豪華共演が素晴らしい大熱演。あらゆる意味で必見で特別な1枚。どうぞ、この機会にじっくりとお楽しみください。

 ★伝説の霧の中でのライヴ。この日は、天候が悪くて大変なライヴだったことがわかります。しかし内容は最高で、前半のファーム3曲、そして後半出ずっぱりのニルス・ロフグレンの参加も嬉しいベストセット・ライヴ。』

Fuji Speedway 2006 (Gift DVDR)
 
 Live At Fuji Speedway,Shizuoka,JAPAN  23rd June 2006
 PRO-SHOT
 COLOUR NTSC Approx.59min.
 

   1. Intro
   2. Closer
   3. Rock Steady
   4. Ride on a Pony
   5. Radioactive
   6. Satisfaction Guaranteed
   7. Simple Man
   8. Saving Grace
   9. Louisiana Blues
   10. Bad Company
   11. Feel Like Makin' Love
   12. Rock 'n' Roll Fantasy
   13. All Right Now

 Paul Rodgers : Vocal, Guitar, Piano
 Howard Leese : Guitar
 Lynn Sorensen : Bass
 Jeff Kathan : Drums
 [Special Guest]
  Nils Lofgren - Guitar [Simple Man ~]

 収録されている映像の一部 [VTS_01_1]
 

[参考]

 
 
TIME TABLE
 ●7月22日(土)富士スピードウェイ モビリタ・ステージ
 ●7月23日(日)泉大津フェニックス リバティ・ステージ
   10:30~11:10 レット・ミラー
   11:25~12:05 バディ・ガイ
   12:20~13:20 ヌーノ・ベッテンコート
   13:35~14:35 プリテンダーズ
   15:00~16:20 ドゥービー・ブラザーズ
   16:50~18:20 ジェフ・ベック
   18:50~20:30 サンタナ

 ●7月22日(土)富士スピードウェイ スクウェア・ステージ
 ●7月23日(日)泉大津フェニックス フロンティア・ステージ
   10:50~11:30 タイド
   11:50~12:30 テディ・トンプソン
   12:50~13:30 リチャード・ジュリアン
            ベン・リー(泉大津)
   13:50~14:30 ベン・リー
            リチャード・ジュリアン(泉大津)
   14:50~15:40 Char
   16:00~17:00 フォープレイ
   17:30~18:40 ベン・フォールズ

 ●7月22日(土)泉大津フェニックス リバティ・ステージ
 ●7月23日(日)富士スピードウェイ モビリタ・ステージ
   10:30~11:10 ソフト
   11:30~12:10 テイラー・ホーキンス&ザ・コートテイル・ライダーズ
   12:30~13:20 セバスチャン・バック
   13:40~14:25 プッシーキャット・ドールズ
   14:45~16:05 アリス・イン・チェインズ
   16:35~18:05 ポール・ロジャース
   18:35~20:15 キッス

 ●7月22日(土)泉大津フェニックス フロンティア・ステージ
 ●7月23日(日)富士スピードウェイ スクウェア・ステージ
   10:50~11:30 エンデヴァーアフター
   11:50~12:30 クリック・ファイヴ
   12:50~13:30 モーニングウッド
   13:50~14:30 トライブ・オブ・ジプシーズ
   14:50~15:40 ポーキュパイン・ツリー
   16:00~17:00 ゴッドスマック
   17:30~18:40 スティーヴ・ヴァイ
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#2019‐11‐05