2020年10月20日
21回戦@甲子園 広島5−1阪神 九里投手完封逃すも9回途中1失点で7勝目!
広島・九里、9回途中1失点で今季7勝目も反省…「最後まで投げ切りたかったですね」
10/20(火) 21:38
配信
スポニチアネックス
ヒーローインタビューを終え、ファンに手を振る九里(撮影・後藤 大輝)
◇セ・リーグ 広島5―1阪神(2020年10月20日 甲子園)
広島は先発の九里が8回1/3、113球を投げて4安打1失点の好投で今季7勝目をマークし、チームを2連勝に導いた。
九里は「やっぱり最後まで投げ切りたかったですね」と完投目前で降板したことを開口一番に反省した。
5回途中まで完全投球を披露し、6回途中まで無安打投球だったが、偉業達成への意識があったか聞かれると「全然意識はなかったです」ときっぱり。「しっかり真っ直ぐが投げ切れていたところと落ち球もある程度思ったところには投げられていたかなと思います」と自身の投球を振り返った。
自身3連勝となり、好調が続いている要因については「しっかりゾーン中で勝負していくことを大切にしているのである程度それが出来ているかなと思います」と話した。
先発投手陣の戦線離脱が相次ぐ中で先発ローテーションを守っている九里。「何とか引っ張っていけるような選手になりたいとプレーをしているので自覚と責任を持ってプレーしたいと思っています」と語った。
最後に「今日は最後まで投げ切れず悔しい気持ちしか残っていないので、これを糧に次はイニングの最後まで投げ切れるように準備したいと思います」と次戦に向けて意気込んだ。
九里投手、完封惜しかったですね。しかし、ほぼ完璧の内容で7勝目を挙げました。
打線は3回表、阪神先発のガルシア投手を攻め、先頭の上本選手が四球で出塁。九里投手が送りバントを決め1アウト2塁。続く今日1番に入った長野選手がセンターオーバーの2ベースを放ち、2、3塁とします。本来はこの当たりで2塁ランナーの上本選手が生還しなくてはいけないところでしたが、打球の判断を誤り、スタートが遅れて3塁ストップとなりました。これが後にどう響くか心配になりました。続く田中広輔選手はショートゴロに倒れ2アウト2、3塁。続く鈴木誠也選手が申告敬遠で満塁とします。そして、今日自身初の4番に入った西川選手がレフト前へ2点タイムリーを放ち、2−0と先制しました。西川選手もかなり集中していましたね。この先制点はチームにとってかなり大きかったと思います。続く今日5番に入ったピレラ選手がショートへの内野安打で再び満塁のチャンスとなりました。そして続く坂倉選手がピッチャー強襲の2点タイムリー内野安打を放ち、4−0と、試合の主導権を握りました。
4回表は阪神2番手の伊藤投手を攻め、先頭の上本選手が四球で出塁。九里投手が送りバントをしましたが、キャッチャーゴロとなり失敗しました。しかし、先にバッターランナーをアウトにして、1塁ランナーを挟殺プレーでアウトにしようとしましたが、阪神セカンドの板山選手が1塁ランナーの上本選手の走路を妨害したとして、上本選手は2塁に進塁。1アウト2塁となりました。続く長野選手の打席中、阪神伊藤投手が暴投して、1アウト3塁となりました。長野選手はレフトへ犠牲フライを打ち、5−0としました。
カープ先発の九里投手は立ち上がりからストレートに加え、ツーシームやスライダーなどの変化球が冴え渡り、5回までノーヒットピッチングと完璧な内容でした。
5点リードの6回裏2アウトから、阪神近本選手に初めての被安打となる2ベースを浴びて、大記録の夢はなくなりました。しかし、後続をきっちり抑え、阪神打線を翻弄しました。
九里投手は8回まで1安打に抑えましたが、9回裏、1アウトから連打を浴びて1、2塁とされると、阪神糸井選手にライト前タイムリーを浴びて5−1と、完封の夢は断たれました。九里投手は8回1/3、113球を投げて4安打1失点の素晴らしいピッチングでした。カープベンチはここで守護神のフランスア投手にスイッチ。後続をきっちり抑え、結局5−1で勝利しました。
今日の試合は九里投手に尽きますね。しかし、ヒーローインタビューでは悔しさをにじませて、満足の表情ではなかったのが印象的でした。次回登板では完封してくれると期待しています。
しかし、ドリヨシが個人的に思ったのは、打線を大幅に組み替えたのが気に入りません。1番に長野選手、4番に西川選手、5番にピレラ選手、7番に三好選手、8番に上本選手にしました。おそらく、対戦ピッチャーが阪神ガルシア投手だからという事で組み替えたのでしょうが、こんな小細工はもう止めて欲しいです。前の試合で勝利しているのですから、オーダーはそのままでいいのではないでしょうか?
それより、鈴木誠也選手が本塁打王がかかっているのですから、それこそ鈴木誠也選手を1番にする方が有効ではないでしょうか。
さて、明日のカープの先発は遠藤投手です。前回読売戦では不甲斐ないピッチングだっただけに、明日はリベンジを果たして欲しいです。阪神は青柳投手です。粘りのあるピッチングを展開しますので、打線もしっかり粘って、機動力を生かしながら攻めて欲しいですね。
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