前回「カルチャー」面で苦労したと書きましたが、カルチャー面は校則や行事などを指します。もうひとつ学校生活を送る上で気になる「人間関係」について書きたくなったので、追加で中学校の記事いきます。
中3の2学期から転校した山梨の中学では、いじめに合うこともなく、良好な人間関係を築けていました。
受験前という時期が幸いしたのか「異文化から来たから」「英語ができるから」というお子ちゃまな理由でいじめられることはなかったです。
みんなそれどころじゃないからね
クラスの男女仲が悪かったことや、中にはわがままな子がいてめんどくさいことはあったものの、これは私が帰国子女であることと関係ない問題なので割愛します
女子でグループ行動しないと目をつけられるということもなく、登下校も基本1人、のびのび過ごしました。
しかし!やはり団体行動を乱すことには厳しかったです
私が1人でトイレに行ったとき、いつも一緒にいる女子に
「トイレ行くなら言ってよ!」
と詰め寄られたことがありました
アメリカの学校でも女子同士でトイレにいることは自体は珍しくないのですが、
集団でお誘いあわせの上、トイレに行くのは日本独特かもしれませんね。
最初の頃「トイレ行こう」と誘われたときは
よっぽど大事な話がある...?私、何かやらかした...?
と行く前にチビリかけました
まぁ連れションするうちに慣れました。
英語の先生に関しても、私が英語ができるという理由で不当な扱いをされたことはありませんでした。
たとえ英語の先生の発音がちょっと聞き取りにくくてリスニングテスト(先生が口頭で出した問題を解く)で間違えたとしても、 先生に対して敬意を払う姿勢が大事です
アメリカ出身のALT(Assistant Language Teacher)は授業外で私に英語で話しかけてくることもありましたが、普通に先生と中学生の挨拶程度の会話で、とくに深入りはしませんでした。
ちょっと戸惑ったのが、英語以外の科目の先生たちです。
私が授業で発言した際「アメリカではそうやって答えるの?」と言われる時がありました。
私の意見=アメリカンメソッドじゃないんだけどなぁ
めんどくさいなぁって
きっとしょうがなかったんです。
先生たちも、私の発言に数多く困惑したことが推測されますし
美術の授業で、私の絵を見た先生が「ここのこれ、もっと小さくした方がいいんじゃない?」とアドバイスしてくれたのに対して
「私はこれでいいんです」
とレディ・ガガ風の返事をしてしまい
全米ならぬ全教室が凍ったこともありました
I'm on the right track baby I was born this way
転勤族の私は小5から中3までで5つの学校に通いました。
中3のこの頃には「ドライな人間関係」を築くスキルが付いており、半年間の日本の中学校生活で他人と深く付き合うことは無かったです。
今回、引っ越しが多いことが子供のころの私の人格に与えた影響リストを作ってみました
・初めての人とも仲良くできるけど、本当の自分はなかなか出さない
・友達、恋愛に関わらず好きな子ができても、別れが辛くなるので仲良くなりすぎないようになる
・嫌な人がいても「どうせまた引っ越すからしばらく我慢」と思える
・「優等生キャラ」になってしまえばあまり目を付けられなくて済むのを熟知している
だから最初が肝心!色んな場所で生きてきた経験から、一旦「この子は問題ない」と思われればあとは自由がきくことをよく理解している。自由になりたきゃ優等生キャラが1番楽。
・逆に「出来ないやつ」キャラになると目を付けられることも知ってる
1度ついたキャラを変えるのは大変。
・人や場所に依存しない趣味がある
「いつも一緒に遊ぶメンバー」がいなくても楽しめる趣味があるとか、競技人口の多いスポーツや楽器をやるとか。今はネットがあるから一概には言えないかも。
・環境適応能力は高いが、確固たる自分の世界をもっている
優しい自己中。
引っ越しが多くてよかったことは、人見知りが改善されたことです。
私は物心がついてから初めて引っ越しをするまでは、激しい人見知りでした。知らない子とは話せないし、仲良くなるのに時間かかるし。
でも引っ越しを繰り返すうちに、新しい場所でイチから人間関係を作り直すことに慣れました。
まわりの転勤族の子を観察して、どうやったらフレンドリーになれるか真似するなど、学びも多かったです。
※コツは、転校したその日のうちに相手の子に対して名前で呼びかけ、笑顔で話しかけることです。
大人になってからは引っ越ししてませんが、部署異動や転職など、既存のコミュニティに1人で入る際は、転勤族スキルがちょっとは役に立ったんじゃないかと思います。
たまに地元とか出身地とか憧れるけどね。
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おしゃべりアルパカ
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