iDempiereのインストールで躓いた点など
環境はwin10で2019年10月の話。
iDempiereのバージョンは6.2。
手順としては、Javaとデータベースの準備（順不同）を終わらせたのち、iDempiereのセットアップで完了。
ダウンロードするものが３つあり、環境の準備に少し手間がかかる。
では実際に私が行った手順の詳細を。
１：Java
インストーラーはない。
zipファイルダウンロードして任意の場所に解凍し、パスを通すだけ。
とりあえず新しめのopenjdk-13をダウンロードしてやった。
２：データベース
MySQLだったら使い慣れてるから楽だけど、対応がOracleとPostgreSQLだけなのでPostgreSQLの最新版12をダウンロードしインストールした。
続いてiDempiereに必要なデータベースファイルのインポート。
pgAdmin4を使ってリストアを実行。
ここで第一の躓きポイント。
エラー発生。
しかもエラーメッセージが文字化けして読めない。
postgresql.confを直せばいけると書いてあるが、その通りにやっても変化なし。
めんどくさいのでこっちはやめてコマンドプロンプトを立ち上げpgAdmin4上で実行されたと表示されているコマンドをコピペしエンター。
エラーメッセージを確認すると、このコマンドではリストアするファイルの形式が駄目だと。
GUIの方が楽そうだからpgAdmin4を使ったのは間違いだった。
ちゃんとiDempiereの公式サイトのインストール手順に載っているコマンドを打ち込み、リストア終了。特にsuccessとかの文字は出ないようだ。
３：iDempiere
セットアップ用のバッチファイルを実行したが、エラーで落ちる。
第二の躓きポイント。
ログを見ると色々書いてあるが、最初の方に「java.version=1.8.0」と。
さっき入れたのはv13のはずだが。
ググると1.8.0はv8の事らしく、最初から入っていたこっちが参照されている。
パスの優先順位を変えて再びセットアップを実行。
今度はセットアップ画面が立ち上がったが、入力項目が正しいかのテストでJavaの部分にエラー。
第三の躓きポイント。
「Wrong Java Version: Should be 1.7.0 or above」
1.8.0が8なら13は1.7.0以上では？
これもググるとどうやらaboveと言いながら、バージョンがぴったり合ってないといけないらしい。
新しきゃいいと思って13にしたけどiDempiereの6.2は11じゃないと駄目だと。
11に変えたらエラーが消えて、セットアップは完了。
サーバーファイルを実行してブラウザでアクセスするとiDempiereのトップ画面が表示された。
ここまでで２日（５時間）くらい。
iDempiereは非エンジニアが手を出すにはちょっとハードル高めかもしれない。
そして最後に日本語化をしようとしたが上手くいかなかった。
セットアップの途中で気づいたのだが、iDempiereは日本語版のJPiereがあるので日本語化するよりこっちにした方が早い。
JPiereを最初からセットアップ。
二度目なので今度は10分くらいでできた。
後一つ気になるのが、私はwebインターフェイスが好きではないので、デスクトップで起動するswingの方を使いたいのだが、これが見つからない。
idempiere v4.1まではあるみたいだけど、それ以降はなくなったのかな？
とりあえずこのまま暫く触ってみて、また何かあったらブログに書こう。