コロナでも美の国。バスツアーでめぐる秋田 2泊3日のおトク旅 18 - 石黒家、岩橋家、伝建群管理事務所(2020年10月27日/3日め)
2020年10月27日 石黒家で。(秋田県仙北市)
10月27日
秋田県仙北市角館伝統的建造物群保存地区
(通称「武家屋敷通り」)
に来ています。
日本で最初の、
重要伝統的建造物群保存地区に選定された
町並みのひとつです。
青柳家の広いお屋敷の中を
かけ足で歩いた後、
次のお屋敷へとさらに走りました。笑
次に訪れたのはココ。
石黒家です。
【石黒家】
秋田・角館の武家屋敷の中では、唯一、直系の子孫家族が母屋に住み続けておられます。住居として使い続けていますので、公開エリアは屋敷全体の半分程度です。
門を入ったところです。ひっそりとしていて、いい雰囲気のお屋敷でした。
中の木戸は閉じられていて、ここから奥には行けませんでした。このお屋敷の中で、現在も子孫が住んでおられるなんて、すごいですね。
そしてさらに歩きます。
次は岩橋家。笑
もう、どこまで行くの~?
って感じなのですが、
お屋敷があればあるだけ、
全部に入らないではいられないのが、
多動夫。
「ねえ、もしかして、
マップに載っている主なお屋敷は、
全部行くつもりなの?」
「うん。」
マジか…。
持ち時間は60分しかないのですが。
しかたなく、私も走ります。😂😂
【岩橋家】
芦名家の重臣で、芦名家断絶後、角館支配となった佐竹家に召し抱えられました。この家屋は江戸末期に改造され、屋根がザグ割りを使用した木羽葺きとなっています。奥にそびえる柏の木は樹齢300年前後。映画「たそがれ清兵衛」の撮影場所にもなりました。
いかにも武家らしい潔さを感じさせる、岩橋家の門です。
門を入ってすぐの玄関。修復中でした。
炉が切ってある座敷。
ザグ割り。杉の柾目にそって薄く割った板のことです。江戸時代に、屋根材として広く使われていました。が、秋田藩では、木材資源の枯渇を防ぐため、使用を禁止し、屋根を茅葺きに改めるよう指導しました。それでも、角館では、ザグ割りを使用することが特別に許されていました。現在では、「ザグ」を割れる職人も減っているそうです。
色づき始めた樹木が、青空に映えていました。
この柏の木は、樹齢300年前後だそうです。大きすぎて、全体像を撮ることはできませんでした。
渋くて、いいお屋敷でした。
東京に戻ったら、
「たそがれ清兵衛」をまた見てみたいな、
と思いました。
次に通りがかったのは、
伝建群管理事務所です。
【伝建群管理事務所】
かつては、どなたかの武家屋敷だったようですが、その家屋を利用して、現在は、「伝建群管理事務所」となっています。中には、角館武家屋敷の模型展示室(入場無料)があるそうです。
武家屋敷の全体像を模型で見るという趣向も
おもしろいなあ、と思うのですが、
なにしろ、模型どころか、
実物すら、全部を見ることができるかどうかの
瀬戸際です。🤣🤣
やむなく、模型の見学を断念し、
次に向かいました。
伝建群管理事務所がどなたのお屋敷だったのか、
あとで調べてみたのですが、
わかりませんでした。
そして、同じようなお屋敷は、
他にもたくさんありました。
どなたのお屋敷だったのか、表札もないままで、
知る術がないのですが、
それでも、そのお屋敷に
かなりの歴史があっただろうことは、
ひとめでわかるのです。
たとえばこのお屋敷。門を見ただけでも、古そうなお屋敷であることがわかります。
近寄ってみると、「非公開」の札が。
個人の所有なのか、
それとも現在修復中なのか…。
とにかく、入ることはできません。
こういうお屋敷がいくつもあることに
ただ、驚かされます。
武家屋敷通り。
宝の山だな、と思いました。
(つづく)