短いインターバルでのホーム連戦、前節の勝利ではずみをつけて、首位広島からも勝利を奪いたい神戸。この試合も、イニエスタとポドルスキの競演を期待したファンで、前売りで全席完売ということでした。
あいにくの小雨でしたが、スタ飯ストリートは大混雑。
そして、前節同様キャプテンのポドルスキを先頭にピッチに出て来た選手の中に、イニエスタがいるだけで会場がワーッと涌きました。磐田戦はボールを支配して良い試合ができていた神戸は、中3日のこの試合で前節と同じ先発メンバーで来ました。
ウォーミングアップから歓声が絶えません。
しかしこの日の相手は首位広島、神戸が序盤から押し込まれるシーンが目立ちました。そして、前半15分にロングボールを処理しきれなかった神戸DFとGKの間を突いて広島FWパトリックが先制。
試合前の円陣にもカメラマンが。
ところが、この2分後にイニエスタが相手ペナルティエリアのラインに沿うように横にドリブルすると、右足を振り抜いて同点ゴール！ポドルスキともメッシとも違う、本当にするするするっと抜けていく感じが本当に不思議です。メッシのように相手を抜くのではなく、相手に飛び込ませない状態でボールを運んでいって、シュートコースを作ってズドンなんです。本当に見事でスタジアムのが「沸騰」しました。
今日も熱い声援を送る神戸のゴール裏サポーター。
攻勢の広島がフリーキックのチャンス。
試合としては蒸し暑さと中3日の日程からか、両チームとも得点できなかったのが残念ですが、首位相手に勝点1を取ったこと、広島に勝点1しか与えなかったことで、今後上位進出と優勝争いに加わる可能性を感じさせた神戸でした。
タイムアップ後、整列した選手たち。
