mikey’s spirit of life

パフォーマンス↗︎コーチ 〜今のままの能力を最大限に変容〜

【潜入調査】なんちゃって保育士さん

今回は保育園のアシスタント。

 

こどものピュアなエネルギーに大人のエゴが混ざる場所。

 

最初のミラクルは、毎日お母さんから離れるのが嫌で泣いて登園するA君。

 

6月頃にも2回程アシスタントしていたし、夕方A君が帰る前に顔合わせたりするので、全く知らない人ではないし私はA君と仲良しだと自負している。

 

2日続けて私を見るなり、私の方に手を伸ばしお母さんからすっと離れるA君。お母さんはかなりビックリ。

 

 

「私、仲良しですから」(大門未知子風)

 

 

ただ、2回目に他の先生が

 

「A君の大好きな先生よ!(だから、泣かないでいられるでしょ!)」との声掛け。

 

↑ココ

大人のエゴ。その声掛けは泣かないで登園する事を「普通」にしようとする意味では、全く逆効果。

 

ごく普通に他の子と変わらない対応でOK。

 

毎回泣くって言うのは、親子のアタッチメントの問題もあるけど、その中には親の方が「私がいないとあなたはダメでしょ?泣いちゃうでしょ?!」みたいなエネルギーを発している場合もある。

 

 

もちろん、自分を求めて泣くのは可愛い。何度も見たい気もする。

でも、それをずっと続けていると【自立】から少しずつ遠ざかって行く。

 

 

子育ては親が「子供を育ててあげなきゃ!」では、子育てによって、大人が育てられるもの。お互いが育つのが子育て。

 

 

もう一つのミラクルは【こどもの自立】がテーマな私にはとっても嬉しいコメント。メインの先生が不在の中、一緒に午前中2歳児と格闘していた先生から

 

「mikey先生がきてから、なんだかこども達が自分からトイレに行くんですよね」って。

 

 

私のスタイルは「先回りして言わないし、こどもが自分からやるまで根気よく(あまり手出しをしないで)待つ」。

 

 

これが結構上手く行く方法。

 

「やってあげないと」は大人のエゴ。

 

こどもがそれを求めているわけではない。

 

 

「食べる事」に興味のあるチビちゃん(クラスの中でも月齢が小さい子)なんか、誰に何も言われなくてもランチの前に手洗いをし、食後も箸やスプーンなどをさっと片付ける。

 

こう言う子に食事の手出しはほぼ必要なし。ちっちゃいのに、箸だって上手に使える!

 

文字や数字に興味のある子は、食事や園児のアクティビティには全く興味がないので、どうにかその場から逃げようとする。そこにいちいち怒っていても仕方ない。

列に並ばせようとするのもただの大人のエゴ。

 

大勢いると個々の興味にフォーカスしていろいろやるのは難しい。

 

でも、一つ確実に言えるのは、こども達の特性を決め付けないで受け入れる事が出来たらもっと違う世界が見えてくる事は間違いない。