mikey’s spirit of life

パフォーマンス↗︎コーチ 〜今のままの能力を最大限に変容〜

思い通りにいかなくてもこどもは成長してる話

f:id:mikeyslife:20190527214210j:image

先日お仕事で、とあるゲームコーナーの案内係りになってみた。

 

時間に限りがある中で、ちょっと時間が掛かったりするゲームだったので、ほぼ全てが抽選。

 

もちろん、ゲームコーナーを通る子ども達は「やりたい!」と言う子が多い。

 

 

3、4歳位の男の子がゲームコーナーの前で「やりたい!」と言い始めましたが、ゲームの参加方法を保護者の方にも男の子にも説明をして「今は出来ない」と伝えると、大泣き。

 

 

 

そうだよねー、やりたいよねー!!

 

 

私もそう思う!!

 

 

そこから保護者の方が「小さい子がこんなに泣いているんだからやらせてくれてもいいでしょ!」的な態度で来られたのですが、もう一人のベテランスタッフがはっきりとお断り。

 

 

 

男の子はまだ泣いています。そして、その場を動こうとしません。しばらくして、本人なりに納得して泣き止みましたが、保護者は「どうせ抽選も当たらないし!!」と言い放って去って行きました。

 

 

 

 

 

そして、先程と同じ位の年齢の男の子の家族が通りました。

 

 

やはりこの男の子も「ゲームがしたい!!」と。泣くまではいかなかったけど、少し駄々をこねました。保護者の方は子どもに抽選の事を説明していたけど、小さな子に「抽選」が何であるかわかる由もない。

 

 

 

そこで、私は抽選に使う道具を見せて「これを後で私が引くから、ゲームが出来ますようにって思っていてね」と説明すると、保護者も「当たるといいね。当たるようにってお願いしようね」と言ってゲームコーナーを去って行きました。

 

 

 

 

さて、同じ3、4歳位の男の子達ですが、どうなったでしょう??

 

 

 

最初の男の子は抽選に外れ、次の子は見事抽選に当たってゲームが出来ました。

 

 

抽選に外れた男の子はその後もゲームコーナーにやって来ましたが、しっかりと自分で納得したのか.....「やりたい」とは私達には言わず、持っていたオモチャを見せてくれてその場で自分なりに遊んでいました。それでも彼の保護者は、彼が「また泣く」事を懸念して一所懸命ゲームコーナーから彼を引き離そうと必死でした。

 

 

お母さん!!!ここがチャンスよ!!

ここで息子君を褒めてあげて!!!!本人ちゃんと気持ち切り替えてるじゃない!!!

 

 

と私は心の中で叫んでおりましたが、残念ながら私の叫びは届きませんでした。

 

 

 

 

さて、見事抽選に当たってゲームが出来た男の子。

 

 

 

ゲームを終え、しばらく経ってから彼ら家族が帰る時の事。私達から少し離れた所で、お父さんとお母さんがしばらく立ち話をされてました。男の子は、二人が話しを終えてみんなでその場から立ち去るまで笑顔でずっと私に手を振り続けてくれていました。

 

 

これも、保護者達は話に夢中で全く気づいていません。

 

 

また私は心の中で叫んでました。

 

「お母さん、お父さん!!ここ、息子君を褒めるチャンスですよ!!!さっきは楽しかたよ!ありがとう!ってわざわざ手を振ってくれてます!!」って。

 

 

 

こどもはどういう結果になってもちゃんと成長しているんですよね〜。