【CFTC】NY金は手仕舞い中心が続く… | 浪風谷本

浪風谷本

次の10年へ

日本時間28日土曜日早朝に公表されたCFTC建玉明細によると、NY金大口投機玉買い越しは288,366枚で、前週から比べ6,450枚増えています。

3月24日時点の数字で、この日の終値は1,660.80ドル、総取組は547,334枚です。

 

今月23日当サイトで「【CFTC金買い越し】枚数は今年最低、比率は今年2番目に高い不思議」を更新、買い越し枚数は少ないものの、対取組での比率の高さを指摘。

急落リスクを期待警戒しています。

 

先週はスイスの精錬大手が新型コロナの影響により操業停止、CME取引向けの現物を供給できなくなったことから金先物価格が急騰しました。

CMEが公表された3月24日の相場は次の通り。

 

NY金4月90.60ドル高1,663.30ドル

 

90ドルぶっ飛び、翌25日の東京金は194円高、挙句証拠金も1.5倍となんとも迷惑な話でした。

しかしこの日のNY金総取組は561,227枚⇒547,334枚へと減少、なにより買い越し枚数に大きな変化は見られませんでした。

 

 

買い越し比率は、こうなっています。

 

NY大口投機玉買い越し288,366枚に対し、総取組は547,334枚。

買い越し比率は52.69%となっており、3年半ぶりの記録更新です。

 

現在のNY金市場は証拠金も大幅にアップ、

 

 

取組も減少の一途です。

 

 

また、NY金は限月交代の過渡期でもあります。

手仕舞い中心の取引が進んでおり、とりあえずの目標は前回書いたように総取組48万枚程度。

買い越し比率を11月の37%と仮定すると、NY買い越しは48万枚×37%=177,760枚。

あと10万枚ぐらいは、買い越しが減ることを期待したいです。

 

 

お読みいただき、本当にありがとうございます。

清き1票をよろしくお願いいたします。

下矢印下矢印下矢印

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

商品先物取引ポータル

 

ご質問、叱咤激励メールはこちら

お問い合わせ  Tel:06-6267-2761(平日08:00~17:00)
日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱ 
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員