人を育てるということ

子育ての話ではありませぬ。

私は子供のいない人生を選択しましたが、特に強い希望を持って産まなかったとか、もしくは欲しかったけどできなかった、とかそのどちらでもありません。まあ、簡単にいうと”成り行き”でそうなったのですが、それについては満足しています。



今日のテーマは人材育成・・仕事において、新しい人を育てていくということです。実は最近、ひょんなことから新しい日本語教師の先生のトレーニングに関わらせてもらっているのです。


全てがご縁であり、ご縁というのは自分と同じ周波数で生きている方とつながるものと思っているので、相手の方は自分の鏡です。そして人材育成という未知の分野に関わることで、今までの自分の日本語教師としての経験を改めて見るような、勉強の機会になっています。


そういえば数年前、まだ独立していない頃のこと、なんとなく”日本人で日本語教師になりたい人たちのためのコースがやりたいなあ”と思ったこともありました。でもそれは”日本人なら時間などを守ってくれそうだから”（その頃イタリア人のいい加減な生徒に振り回されていたのかもしれません）というかなりビジネス的要素の強いアイディアでした。

結局そのアイディアは具体化することは全くなく（しようともしなかった）消えて行ったのですが、今このご縁を頂いたということはきっと機が熟したのだろうと思っています。


今トレーニングを一緒に行っている方は私がイタリアに来て日本語教師を始めた年齢に近い方です。もちろん私個人の今後のビジネスや学校のコースで活躍して欲しいという気持ちはありますがそれと同じくらい、彼女自身の成長と一緒に私ももう一度教師として、新たな視点で自分の役目を見つめ直したいと思っています。


ある程度の年齢になると関わる人がみんな年下になりますが・・・これが私には向いているようです！ラッキーですね（笑）。


こうやってワカモノのエネルギーを毎日感じながら過ごせるのがとても幸せです。