【宿泊記】関西の迎賓館 奈良ホテル【外観・館内】

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明治42年(1909年)創業。今年2019年で開業110年。外観は当時とほとんど変わっていません。

設計者は建築家の辰野金吾。

言わずと知れた「皇室ご用達のホテル」になります。

奈良ホテルに隣接する「名勝 旧大乗院庭園」

階段を降りると教会。

聖ラファエル教会。平成9年(1997年)に建てられました。

素敵ですね。こんなところで挙式してみたい。

館内

回転ドアから入ります。本当はちゃんと撮影したかったのですが、かちっとした制服に身を包む気品あふれるドアマンに圧倒され、こっそり2階から隠し撮り。

銅鑼(どら)がありました。
当時のフロント売店の近くに置かれ、昭和20年代まで銅鑼を鳴らして宿泊客に朝夕の食事時間を知らせていました。戦時中は空襲警報の役割も担っていました。

まさにクラシカル。

まるで明治大正にタイムスリップしたかの様。

当時の銀食器が展示されていました。

1922年12月17日にアインシュタインが2泊した際に弾いたピアノ。

模型。

廊下と本館のお部屋には、スチーム暖房が設置してあります。

あちこちに置かれてあった鶴嘴(つるはし)。いざという時は叩き割るのかな?
その下には、消火器と消火用のバケツが置かれていました。

奈良は狭い道が多いので家の前に消火バケツを置くのが習わし。

天井が高い!

ドアの高さもこの通り。見上げるような高さでした。

思いのほか長くなりましたので記事を2つに分けました。

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感想

お部屋は主に本館と新館の2種類。
新館は1984年に造られましたので和室もあり使い勝手は良さそうですが、とりあえずは1909年に造られた本館をオススメ。
浴槽は後付けのためその分狭いのですが、昔の暖炉やスチーム暖房機を肌で感じられるのは素晴らしいことだと思いました。

朝食おいしかったー。奈良は薄味で良いですね。

相変わらず文句が多いですが、ゆったりしたノスタルジックな時間を過ごすことができました。
「狭い狭い」と書きましたが本館でも50㎡以上の広いお部屋もあります。
お金持ちの人は高いプランをどうぞ。

また泊まりたい!

アクセスなど

駐車場は無料

駐車場は無料なので文句を言えた義理ではありませんし、チェックイン前から停めさせていただけたおかげで無料で奈良町を観光できた次第ですが、たまたま空いていた場所が狭く延々とバックでハンドルを切り返しながら駐車。格式あるホテルでそういうのはあまりやりたくないかな(代わりにやってー)。

  • JR奈良駅、近鉄奈良駅から送迎あり
  • チェックイン 15:00
  • チェックアウト 11:00
  • 朝9時から館内ツアーあり