突然のお見合い⑧の続きです。

結婚をすれば嫁姑が多少有るかもしれませんが、それでもわざわざ危険地帯に踏み込む気にはなれません。叔母に助け船を求めましたが、上機嫌で見つめてきて「さゆりちゃんが1人で仙台に行くのが心細いなら、私が付き添うから大丈夫よ~。」なんて暢気に言ってきます。

 

さゆり「ええっと・・・すみません。話が突然すぎて、そのバツ有りなんですよね?」

伊達母「ええ!若い時に結婚して同居までしたんだけど・・・凄く神経質な人でね。子供が中学生になる頃に出ていっちゃったのよぉ」

さゆり「ちゅ、中学生・・・」

伊達「まあ、手も掛からない年齢なので・・・そんなに話す必要はないかと思いまして」

 

大事な話を後出しでドンドン出されます。話を要約すると伊達の母親は身体が悪くなってきたし(見た感じは元気そうですが)、伊達父親は介護がそろそろ必要だとか。中学の子供は男だし、伊達さんも家事は出来ないから若くて元気な後妻を迎えよう!って事になったそうです。でも、そんな家に嫁ぎたい女性なんて普通は見つからないのを叔母さんが「さゆりちゃんがいるわ!」と勝手に私の数年前の写真を見せて連れてきたそうです・・・。

さゆりのプロフィール

 

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