はかせの科学日記〜南相馬市に新しい学校を作りたい〜

はかせの科学日記〜南相馬市に新しい学校を作りたい〜

身近なものの中にある科学をわかりやすく解説します。科学に関する疑問も受け付けます。

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ニワトリは、少し昔であれば、どこの家庭でも当たり前に飼育していた、大変身近な動物の一種です。

 

ニワトリは

(1)毎日の様に卵を産むこと

(2)粗末な餌で育つこと

(3)卵を産まなくなったニワトリは肉として食べることも出来ること

などが理由で、無駄の少ないことで知られているそうです。

 

ところが、現代社会は大変便利な世の中になっており、自分たちが生きていくために必要な衣食住の多くを、自分以外の誰かや、自分以外の何かに依存し、それらをお金によって得ることが出来る、そういった世の中です。

 

これは、人類の文明が発展し、食の安定性や、職業の多様化、経済中心の社会となってきたことなどが原因だとされており、高度の社会依存が進んだ世の中だと言えると思います。

 

しかし、そうした高度な依存社会に暮らす私たちは、例えば災害が起きた時などに、電気や水道、ガスなどが使えなくなった時に、途端に生活が困難になります。

 

特に、食とエネルギーの自給はそうした防災に最も重要だとされていますが、多くの人は、災害時に復旧を望むだけで、一旦元の生活に戻ると、先にあげた様な自給率を上げる様な努力をせずに、また同様の災害が起きた時に、同じ困難な状況に苛まれる訳です。

 

私たちは、様々な取り組みを行っておりますが、今回、一生涯に何個の卵を産むのか、何年間くらい卵を産み続けるのか、卵を産まなくなった時にどう処理するのか、それらを体験を通して学ぶために、ニワトリを飼育してきました。今回、4歳となった老鳥を絞めて丸焼きにして食べてみました。

 

残酷だと思う方も多くいらっしゃると思いますが、それが動画の中でもお話ししておりますが、屠殺などの行為を、自分以外の誰かにやらせていて、自分はお金を出して、お肉を得ているだけだということが、その背景にあるのではないかと私たちは考えているのです。

 

ぜひ、動画をみて、そうした私たちの考え方に触れてみてください。

 

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